
誰もが憧れる南国の地ハワイには、お土産として人気のハワイらしい品はもとより、ハワイの地元の人たちがよく身に付けていたり、用いたりするアイテムがあり、それらを特別な日の贈り物とすることも多いのです。
それらの品は、近年にハワイに持ち込まれたものも多いのですが、古代よりハワイの文化の中で培われてきた意味の深いものまで、いろいろとあります。
ではハワイの地元の人たちの間でも、贈り物としても好まれるアイテムには、どのようなものがあるのでしょうか?
レイに用いられる神聖なマイレリーフ

ハワイといえばお花の「レイ」が思い浮かぶかと思います。
香り高いトロピカルなお花で作られたレイが、もちろん主流ではありますが、中には緑の葉だけをつないで作った「マイレレイ」というものがあります。
これはフラダンスを踊るときや、男性が主に結婚式や大切な行事があるときに首からかけているもの、そして頭の上に冠のようにしてかぶるものなどがあります。
このマイレリーフはハワイ固有の植物で、ハワイ語で「マイレ」とは、縁結びや平和を意味する言葉でもあります。
マイレリーフには、ハワイの神様が宿っていると信じられており、とても神聖な植物でもあるのです。
また結婚式では、新郎新婦の手をマイレのレイで結び、ふたりの永遠の愛を誓い合うときにも用います。
近年では、このマイレレイをハワイアンジュエリーにデザインとして刻んだものも、愛の印として人気があります。
そしてマイレリーフには甘いバニラのような香りもあり、魔除けのお守りとしても用いられます。
ハワイの人々は、大切な儀式があるときやお誕生日などにも、愛情だけではなく、友情の絆としてなど、このマイレレイを贈り合うことが多いのです。
守護と豊かさの象徴、ココナッツ

ハワイと聞けば思い出す風景のひとつがヤシの木が生えるビーチ。
そんなヤシの木になる実の「ココナッツ」は、ポリネシアを含むハワイの人々にとっては、大変特別な意味を持っています。
その昔、ポリネシアの人々がカヌーに乗ってハワイに渡ってきたときに持ち込んだ植物のヤシの木。
そのココナッツからとれるココナッツウォーターや栄養豊富な果実の部分、そして丈夫なココナッツの殻の繊維はマットやブラシなどにも利用されています。
したがって、ココナッツさえあれば生き延びていけるというほど、ハワイの人々にとっては昔から大切なもののひとつでした。
ココナッツは豊かさの象徴であり、「神聖な生命の木」とあがめられ、ハワイでは古くから宗教的な儀式などにも用いられてきました。
このように大切なココナッツを贈り物とすることは、ハワイの精神、文化を共有し、分かち合うとともに、アロハスピリットであるハワイの人々の温かさ、喜び、気持ちを届けるという意味もこめられています。
ココナッツは、その実の中にある水をジュースのようにして飲むだけでなく、実の一部をデザートなどに使うほか、化粧品などとしても用いられているので、使いやすい形になったココナッツを贈り物として使うことが、現代風のココナッツの楽しみ方になっています。
幸運のお守り、ホエールテール

冬から春にかけて、アラスカ方面から出産のためにハワイを訪れる、大きなザトウクジラの群れ。
ハワイでは、このザトウクジラを見ることができるだけでも、幸運であるとされています。
そんなクジラの尾が、海面から急に持ち上がるように現れることがあり、それが海に沈んでゆく様を見ることができたなら、この上なく幸運である、あるいはとてつもない幸運が訪れるとされているのです。
したがって、もし海面から突き出したクジラの尾を見ることができたなら、あなたは間違いなく強運にめぐまれると信じられています。
このようなことから、このクジラの尾であるホエールテールをモチーフにしたペンダントトップは、強運や幸運のお守りとして、地元の人たちの間でも人気です。
ハワイでは、特にダイバーたちが海に潜るときのお守りとして、このホエールテールをモチーフにしたペンダントをお互いに贈り合うということもあります。
伝統的なハワイの工芸品、ラウハラ

「ラウハラ」とはハワイに自生する植物である「ハラ」の木のことで、一般的には「パンダナス」と呼ばれています。
このハラの木の葉を編んで作った工芸品が「ラウハラ」と呼ばれており、つまり「ラウ」は編むという意味なのです。
このラウハラは、その昔はポリネシアからハワイに渡ってきた人々が、カヌーの帆として使っており、ほかにもゴザのようにして使うマットや、衣服を入れるかご、そして帽子などにも用いられていました。
最近では、このラウハラで作られたギフトボックスに入ったお土産品などもよく見かけます。
ラウハラに関しては伝説があり、ハワイでたくさんのハラの木が豊かに育ったのは、火の女神であるペレの怒りによるものだと言われています。
女神ペレのカヌーが初めて島に上陸した際、非常に生命力のあるハラの木の根や葉にカヌーが絡まってしまったのです。
ペレは激怒してハラの木々を引き裂くと、それを島中に投げ飛ばしました。
すると、ハラの木は地面に落ちたその場所で、喜びと知恵に満ちた芽を出したのです。
したがってペレの怒りは幸運をもたらすことになり、ハワイの人々にとっては、非常に役に立つ植物となったのです。
ハラの木の葉で編んだマットやバスケット、ブレスレット、帽子などの品物は、贈り物としてとても人気があります。
これらのラウハラの品々は、ふたつの命をひとつに結びつけるという意味を持っており、結婚式の贈り物としても好まれています。
ハワイのダイヤモンド、ペリドット

美しいグリーンの色をした宝石の「ペリドット」は、「ハワイアン・ダイヤモンド」や「ペレの涙」とも呼ばれています。
ハワイ島には、かつて火山が噴火したときに飛び散ったカンラン石が、長い年月をかけて波などで砕け散り、砂となってビーチ一面にちりばめられている場所があります。
そこを「グリーンサンド」と呼び、そのひと粒ひと粒が美しく輝くペリドットなのです。
ハワイの神話に登場するハワイの火の女神ペレはご存じかと思います。
このペリドットのことをハワイの人たちが「ペレの涙」とも呼んでいるのは、キラウエア火山が噴火して吹き飛んだカンラン石が、まるで涙のしずくのようであったことから、そう呼ばれるようになりました。
このことから、ペリドットにはペレのパワーが込められているとも考えられ、悪を焼きつくしてしまう力や火の清めのパワーがあり、魔除けにもなる石と考えられているのです。
この美しいオリーブグリーンの宝石、ペリドットはお値段もお手頃であり、また神秘的な輝きで人々を魅了し続けています。
ハワイでも、お誕生日や友達同士の贈り物として人気のアイテムです。
まとめ
ハワイには古くから好まれている数多くのアイテムがあり、地元の人たちが昔から贈り物として利用しています。特にハワイの人々に愛されているのは、自然に関係したものであり、神秘的で古代から用いられてきたお守りのようなものが人気で、今でも気軽に友達同士などで贈り物として活用しているのです。



