
ミスタープロ野球・長嶋茂雄さんといえば、誰もが知っている伝説の元プロ野球選手ですよね。
2013年に国民栄誉賞を受賞し、現在巨人軍の終身名誉監督となっています。
長嶋茂雄さんは選手時代・監督時代にたくさんのエピソードを残したことでも有名ですが、その中でも特に伝説となっているものをご紹介しましょう。
王貞治さんとの伝説
当時、ON砲として巨人のV9時代を支えた王貞治さんとの伝説です。バースディホームランを打った王さんをみて、「なぜ自分はバースディホームランを打てないのだろう」と真剣に悩んでいた長嶋さん。
ですが、長嶋茂雄さんの誕生日は2/20、まだプロ野球が開幕していない時期・・・これなら無理もありません。
また、長嶋茂雄さんは王貞治さんのことを「ワンちゃん」と呼んでおり、以心伝心で言葉を交わさなくても分かり合える仲だと思っていたようです。
しかし、王さんは長嶋さんのことを「宇宙人」と思っていたようで、二人の対談が行われた際、当時のエピソードを語る長嶋さんに、王さんがその内容の間違いを訂正し続けていたという伝説があります。
ライバル野村克也さんとの伝説
捕手だった野村克也さんと長嶋茂雄さんの伝説もあります。野村さんといえば「ささやき戦術」でバッターの集中力を乱しアウトを取る戦術で有名ですが、長嶋茂雄さんにはお手上げ状態だったようです。
「バッティングフォームおかしいんじゃない?」という言葉に、王さんは動揺して打てなくなってしまったのに対し、長嶋さんは「ほんと?ちょっと待って」とバッターボックスをはずれて素振りをし、見事にホームランを打ってしまったそうです。
また、「スライダーを投げる」とささやき、投手へはストレートを要求する野村さんですが、長嶋さんは見事にホームラン。
その後、長嶋さんは野村さんに「本当にスライダーを投げちゃダメじゃないか!」と言ったそうです。
監督時代の伝説
長嶋茂雄さんは2度巨人軍の監督に就任しましたが、その間にもたくさんの伝説を残しています。
中でも、選手へのサインに対しては「サインが盗まれているのでは」とコーチに相談するほど苦労していたようです。
その理由は、バントの格好で審判に代打を告げたり、「フォークだよ、フォーク!」とベンチから指示をしていたり、フォークの握りでサインを出していたためです。
つまり、相手のベンチにばれてしまうくらい大胆にサインを送っていたのですね。しかも、1度や2度ではなくしばしば作戦を見抜かれてしまっていたようです。
確かに、長嶋茂雄さんに直接そのことを伝えるのはなかなか勇気がいることですよね。
セコムCMに関する伝説
「セコムしてますか?」で有名なセキュリティ会社セコムのCMを覚えているでしょうか?
イメージキャラクターは長嶋茂雄さんだったのですが、なんと泥棒に入られてしまい、翌日セコムの株価が大暴落してしまったことがあったのです。
もう一つは、血圧を下げる効果がある「アミールS」という商品のCMに出演されていたことがあります。その時も長嶋茂雄さんは脳梗塞になってしまったことがありました。
今では定番商品として店頭に並んでいる商品ですが、セコムといいアミールSといい、良くも悪くも宣伝効果は抜群だったのではないでしょうか。
長嶋家の伝説
息子さんと娘さんに関する伝説もあります。一茂さんの小学校の卒業式で茂雄さんが式辞を読んだ時、あまりにも長かったため、途中で壇上から降りるように求められ「時間がないんですか?では続きはまた来年。」と締めくくったという伝説があります。
また、アナウンサーでもある三奈さんは、ストーカーに襲われそうになったことがあるそうですが、茂雄さんは「サインもらいに来たの?」とそのストーカーに聞き返し、大事に至らなかったことがあるようです。
また、娘さんのことを聞かれて「三奈子のことですか?」と返してしまったこともあるようです。どちらも純粋な言葉なのが長嶋茂雄さんらしいです。
まとめ
数多くの伝説が語り継がれていますが、どれもほほえましいものばかりです。
何もかも四角四面にしなければならないのではなく、もっと自由でいていいんだよ、ということを長嶋茂雄さんの伝説から感じることができます。常識の枠にとらわれず行動できることが、長嶋茂雄さんが天才といわれる所以かもしれません。
長嶋茂雄さんの伝説をまとめてみましたが、現役時代の成績で未だに更新されていない記録もたくさんあります。
その一挙手一投足が常に注目され、今でも長嶋茂雄さんの言葉や行動に影響を受けている人々はたくさんいます。
