スピリチュアル

「音で癒しと浄化」を体験する方法!音とスピリチュアルな関係とは?

音を使った癒しと浄化のシンボル音を使った癒しと浄化は、心と体のバランスを整え、スピリチュアルな成長を促進します。

 

毎日の生活の中で、風や雨、波の音などの自然な音もあれば、車が行きかう音や人の話し声、花火、あるいは騒音など様々な音を耳にします。

そんな色々な音の中には、聞くだけで心が癒されたり、すっきりするような『音魂(おとだま)』と言われるスピリチュアル的な効果が期待できるものもあります。

ではどのような音が浄化や癒しなど、スピリチュアル的要素を持っているのでしょうか?

除夜の鐘

音を使った癒しと浄化のシンボル
大晦日の深夜にお寺で鳴らされる108回の音は、最近では残念ながら騒音と捉える人も多く、取りやめになってしまっている地域も多いと聞きます。

しかし新年を迎える前の「除夜の鐘」は、非常に神聖で特別な意味が込められています。

除夜の鐘の音は、人々の心を浄化し、煩悩や穢れを取り除くという不思議なスピリチュアル効果があるのです。

仏教では、本来煩悩を取り去るには修行が必要とされていますが、この除夜の鐘は、修行僧でなくても、鐘を鳴らした人、その音を聞く人の煩悩や穢れも払うことができるのです。

大晦日に鳴らす除夜の鐘は108回鳴らしますが、それは人間が持っている煩悩の数なのです。

人間の煩悩には『三毒の煩悩』と呼ばれる「愚痴」、「貪欲」、怒りを表す「瞋恚(しんい)」が108個も存在し、それらを取り除くためには鐘を108回鳴らして、魂を浄化させるというわけです。

そして鐘が鳴っている間に、この1年の反省をしつつ、来年はよい年になりますようにという祈りを込めるとよいとされているのです。

おりん

音を使った癒しと浄化のシンボル
仏壇の前に置かれている金属のお椀のような形をした仏具が「おりん」で、拝む前に備え付けられている棒(りん棒)で叩くと、「チーン」というよい音がしますね。

仏教において「おりん」を鳴らすのは、読経を始める合図であったり、ご先祖様や亡くなられた方を拝むときの供養の気持ちを伝える役割があります。

これら以外にも「おりん」は、その音を聞くことで心が落ち着いたり、その場が浄化されるという効果もあるのです。

お部屋の中のエネルギーが、なんだか沈んでいたり、心地よくないと感じたときに「おりん」をゆっくりと何度か鳴らしてみてください。

邪気を払う効果を感じ、部屋の中のエネルギーが軽やかに変わってくることを体感できるでしょう。

また「おりん」の音は、脳波のα(アルファ)波が増し、リラックス効果があることでも知られています。

風鈴

音を使った癒しと浄化のシンボル
夏になると涼し気な音を楽しませてくれるのが「風鈴」です。

ガラス製のものや鉄製のものなどがありますが、いずれも心地よい音を奏でてくれます。

実はこの風鈴の音にも、その場を浄化する力があります。

涼やかなその音は、邪気を払い、聞く人の心を癒しながら福を呼びよせるという、スピリチュアルなパワーを秘めているのです。

また風鈴の音は、スピリチュアルなメッセージを届けてくれるパワーもあるとされています。

たとえば風が吹いていないのに、突然風鈴が鳴ったとしたら、近いうちに何らかのスピリチュアル的なメッセージが、あなたに届くというお知らせなのです。

中国では風鈴には魔除けの効果もあるとされているので、軒先やベランダなどに吊るしておくだけで、浄化と開運の効果を得ることができるでしょう。

音を使った癒しと浄化のシンボル
「鈴」には色々な種類があります。神社で参拝するところに下がっている大きなものや、財布やお守りなどについている小さな鈴、あるいはお札や破魔矢などにも鈴がついていますね。

鈴もまたその音には神聖なパワーが宿っているとされ、スピリチュアル的な効果があり、魔除けや厄除けのほかに、神様に捧げるという意味もあります。

神様は鈴の音を好まれるので、神様にお願いごとをするときにも鈴を鳴らすとよいのです。

また、どうも何かの霊にでも乗っかられているのか、身体が重いなあと感じる場合には、鈴を自分の身体の周りで鳴らしてみることで、除霊の効果も期待できます。

鈴の音色を聞くと、脳内にβ(ベータ)波が分泌されることも知られており、その結果として癒しのほかに鎮痛作用、幸福感を感じるという効果があります。

夢の中や、夢から覚めようとするようなときにも、とても澄みわたった鈴の音を聞くことがあります。

これは天界からあなたへのメッセージで、これから何かよいことが起こるというお知らせであったり、転機がやってくるという前ぶれであることが多いのです。

太鼓

音を使った癒しと浄化のシンボル
「太鼓」は、もともと世界の多くの地で、古くから宗教儀式に用いられてきました。

これは日本のみならずハワイなどでも同じく、神様との伝達手段として用いられたのが始まりです。

太鼓の音は、宗教における儀式の始まりや終わりを神様に告げるために鳴らされていましたが、それがやがて芸能としても演奏されるようになってきました。

また太鼓の音は、邪気を払う力が強く、非常に神秘的で霊力が強いものでもあります。

太鼓を野外で打ち鳴らしてみると、その振動は遠くまで広がり、まさに宇宙へと繋がってゆきます。

この太鼓の振動によって、魂が揺さぶられるような感覚があり、自分の心と身体も活性化され、潜在意識を目覚めさせるきっかけとなるのです。

それによって直観力が高まったり、スピリチュアル的に目覚めを感じたりすることもできます。

ひとつ気をつけたいのは、太鼓の音には非常にパワフルな霊力があるため、もしどこからともなく深夜に太鼓の音が聞こえた場合は、あなたの波動がかき乱される恐れもあるので、その音に巻き込まれないよう、深呼吸して落ち着きましょう。

日中に聞く太鼓の音は、転機が訪れたり、あなたの運気をアップさせてくれ、金運や恋愛運も上昇するでしょう。

まとめ

「言霊」という言葉があるように音にも「音霊」という言葉があり、それぞれの音にはスピリチュアル的なパワーが存在しています。上手に音を使うことで、浄化や開運へと自分の人生を導くことも可能なのです。

ABOUT ME
Written by 伊庭野れい子
【スピリチュアル・カウンセラー、風水師】 ハワイで20年間、撮影コーディネーターやライターをしながら透視能力を開花させる。 現在は大阪にてライター&翻訳業及び、自身のスピリチュアル本等の出版とチャネリング中心のスピリチュアル&風水カウンセラーとしても活躍中。 https://tarotreiko.amebaownd.com/

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