「ルーン文字」とか「ルーン占い」という言葉を聞いたことがあるでしょうか？
ヨーロッパで生まれた不思議なルーン文字を用いたルーン占いや魔法は、ちょっぴりミステリアスな世界を感じさせてくれます。
ではルーンは私たちにどのような幸運を授けることができるでしょうか？
ルーン占いとは｜ルーン文字が持つ意味や方法5つの神秘
ルーン文字とは
ルーン文字は、もともとゲルマン人が使った文字で日常的に使われていたものでした。北ドイツで発見された１世紀の遺物に、このルーン文字が刻まれたブローチが存在しています。
ルーンというその言葉には秘密、謎、神秘などの意味があり、呪術的文字として捉えられ、実際にルーン文字が記された品物には、パワーが宿ると信じられています。
ルーン文字は、森の妖精たちが木の枝や葉脈などから文字を読み取り、自然のものを象ったアルファベットへと進化させ、それがやがて人間の手に渡って神話となり、語り継がれたという説も存在しています。またルーン文字の彫刻師は、限られたある種の超自然的パワーを持った人であったと言われています。
ルーン文字が持つ意味
ルーン文字は24種存在し、ルーン文字のアルファベットのことは「フサルク」と呼ばれています。
それは最初の6つの文字がF、U、 Th、 A、 R、Kで始まっているからです。
その文字の形や読み方は地域にもよって違ったようですが、最近ではエルダールーンというものが一般に用いられています。
ルーン文字の中で、財産やお金を意味する、Ｆという文字の横線が2本とも上向きになったフェオと呼ばれる文字は、英語の料金や報酬を意味するフィー（Fee）の語源となっています。
またＸのように見える文字、ギューフは愛情や贈り物を意味し、英語のギフトの語源。↑のように見える文字、ティールは戦略や勝利を表し、Ｓのように見えるシゲルは太陽や活力の象徴です。これらの文字を木片やガラス、紙などに書いて護符として持ち歩くとパワーを発揮すると考えられています。
ルーン占い
ルーン文字を刻んだ石や木片などを使用します。もともとは森の中で木の枝を使っておこなわれていた占いなので、できるなら自然の中や、明るい場所でやってみるのが似合いそうな占いです。
一人占いをするにはとても便利なツールで、知りたい質問を頭に描いてから袋の中に入れたルーンをひとつ選ぶだけ。それが今あなたが必要としている答えとなるのです。偶然取った石だから…と答えを疑うのではなく、そのときにあなたが必要とするなんらかの答えが、そこに隠されているはずです。
ルーン占いの方法
ルーン占いの方法は3つほど存在します。最もポピュラーなのが、ルーン文字が刻まれた石24個と何も記されていない1個の石、合計25個の石を袋に入れ、質問者が質問を考えてから袋の中から石を取りだします。石にはそれぞれタロットカードのように正位置と逆位置が存在するので、どちら向きで取りだしたかを見極める必要があります。
また、タロットカードのようにカードにルーン文字が印刷されたものも最近では出回っていますので、その場合はカードをシャッフルして1枚引きます。
もうひとつは、とても原始的な方法で、実際に自然の中からナナカマドかカバの木の枝があれば、それを切り取り9本用意します。白い布を用意して布を広げた上に、質問を考えたら9本の枝を投げ入れて、その枝の姿がどのルーン文字に当てはまるかを見出して、答えを見つけるというルーン・キャストと呼ばれている方法です。
ルーンを使った魔法
ルーン文字は、とても不思議でパワフル、そして霊感も与えてくれそうな文字です。これらは自然を注意深く観察し、そこに秘められたメッセージを受け取ろうとする古代の人々の知恵と創造性から生まれた宝です。
古代から現代にまで伝わるルーンを使った魔法のひとつは、自分の願いを表すルーン文字を探しだし、それを描いて持ち歩き護符のように使ったり、あるいはルーン文字を組み合わせて独自のシンボルを作り、パワーを得るという方法があります。
それぞれ作った護符やオリジナルのシンボルは、まずその文字を目の前に置き、祈ることでその文字にパワーをチャージし、それによって魔力を発揮すると考えられています。
まとめ
いかがだったでしょうか？
ルーン文字を見ているだけでも神秘的で、何か素敵な魔法が起こりそうな気がしてしまいます。
またルーン占いはひとりでも簡単にできる占いなので、1セット持っていると迷ったときにすぐにお伺いを立てられる便利な魔法のツールかもしれません。
