ルーン占いとは、古代北欧の人々が使用していた文字を使った占い。
文字は全部で24種類あり、それに「ブランク・ルーン」と呼ばれる何も書かれていないものを組み合わせて占います。文字自体にも魔力があるといわれており、強力なお守りとして使われることもあります。
なにやら神秘的な雰囲気が漂うルーン占いですが、いったいどんなものなのでしょうか？
ルーン占いで必要な道具
ルーン文字を紙・木片・石に書いたり刻んだりしたものを使います。市販のもので、解説書とルーンの石がセットになったものもありますので、そちらを購入してもいいと思います。
また、すでにルーン文字を石や木片に刻んであるものも販売されています。ただ、パワーストーンにルーン文字が刻まれたものだと、パワーストーンの波動も入るため、ルーンが示す正確な意味をリーディングしにくくなる場合もあります。
自分に合うものを選んで使用しましょう。
占いを始める時に大切なこと
心を落ち着かせて、リラックスします。できるだけ具体的に質問してください。「余計な思考をいれずに占います」と、北欧の神々に宣誓するのも良い方法の一つです。
ルーン占いはイマジネーションを広げていくことも大切ですので、静かな音楽をかけたり、リラックスできるようにお香を焚いたり、アロマディフューザーを使用するのもいいでしょう。集中できる環境を作ってみてください。
占い方・その１〜スプレッド〜
ルーン占いは、大まかに2種類の方法があります。
スプレッドと呼ばれる方法は、ルーン文字を刻んだ石を袋に入れ、その中からひとつを選び出す方法です。もっともシンプルな占い方ですが、ルーンからのメッセージを一番的確に受け取ることができます。
紙に書いたもの（ルーンカード）の場合によく使われている占いになります。また、オラクルカードやタロットカードと違い、ひとつの質問で一度に複数のルーンを引くと、かえって混乱してしまうことがあります。
ひとつの質問に対して出た答えを一度ずつリーディングしていくと、より深くルーンからのメッセージを読み解くことができます。
占い方・その2〜キャスティング〜
もうひとつの方法は、キャスティングと呼ばれるものです。
できるだけ大きめの（約80cm四方）無地の布を用意しましょう。質問を思い浮かべ、すべてのルーンを布の上に放り投げるような形で広げてください。布の中にある表向きになったルーンと、その配置から意味を読み取ります。
リーディングに決まったルールはなく、すべて直感で判断するため、占う人によって結果に大きな差が出てきます。やや中級者〜上級者向けの方法といえるでしょう。占いたい事柄の大局を見る時に向いています。
答えを読み解くコツ
24種類の文字とブランク・ルーンにはそれぞれ意味があります。その言葉をそのまま受け取るだけでは理解できないことがあります。
たとえば恋の結末を質問したときに旅・移動などを表わす「ラド（ライド）」と呼ばれるルーンが出たとします。旅行→出発→未知の世界と連想し、新たな恋を見つけると読むこともできますし、移動→動く→進むと連想して自分から行動する必要があるとも読み取れます。
どちらで解釈すればいいのかわからない場合は、もう一度ルーンを引いてみます。すると、ルーンが進むべき方向性を示してくれます。もちろん、質問の答えにぴったりな言葉が見つかったなら、それが答えです。
ルーン占いは多少の経験が必要になってくるものですが、占うほどにその意味の広さと奥深さを感じることができるようになります。
強力なお守りにする方法
古の北欧の人々は、文字を組み合わせてオリジナルの護符やお守りを作っていました。願い事を叶えるためのルーン文字を組み合わせ、それを石や木に刻み持ち歩いたり、身に着けたりしていたのです。
前述した「ラド（ライド）」は旅行のお守りとして用いることができます。ライバルに勝ちたい、変化をもたらしたい、傷ついた心を癒したいなど、ルーンはさまざまな願いに対応することができます。あなただけのオリジナルタリスマンとして力を発揮してくれるでしょう。
まとめ
ルーン占いは「こうするべき」という定義よりも、自分の直感をフルに使い、結果を導いていくほうが的確な回答を得ることができます。慣れないうちは解説書などを読みながら練習していくといいでしょう。
柔軟な心で向き合えば、必ずルーンは答えてくれます。仲良くなればなるほど、その言葉を受け取れるようになっていくのがルーン占いです。
占いもでき、お守りとしてもパワフルな効力を発揮するルーン占いをご紹介しました。まだまだ未知の部分が多く、無限の可能性を秘めているルーン占いは、まだ見ぬあなたの世界へと誘い、新たな出会いへと導いてくれるでしょう。
