タロットカードの小アルカナ、ペンタクル―金貨は仕事や経済的なことなど、具体的なものを生み出す事象をあらわすカードです。ペンタクルの2は男性がペンタクルをふたつあやつりながら、これから何ができるのかを探っているような状態にあるのです。
一見綱渡りのような危なっかしさを感じさせますが、秘められた才能を見つける可能性もあることを暗示しています。
目次
【カードの絵の解説】
A. 男性はやや粗末な洋服を着た、大道芸人のようです。ペンタクルを使ってなんとなく練習をしている姿です。
B. 2枚のペンタクルは、無限大の形に繋がれています。おどけた表情をしながらこのペンタクルをあやつっている男性が、その心の余裕を忘れず、かつ努力すれば、無限大に力を発揮することを暗示しています。
C.男性の後ろには、大波の中を進む船が描かれています。これは浮き沈みの激しい人生を表すと共に、荒波にもまれても未来に向かって進む力をあらわしています。
ペンタクルの2のカードの意味
ペンタクルの2は、大道芸人風の若い男性が2つのペンタクルをあやつっている様子が描かれています。
練習をしているというよりは、遊んでいるか、なんとなくペンタクルをあやつっているようです。
微妙にバランスは取りつつ、柔軟性を持ちながら、物事をこなしていく様子を暗示しているのです。
これから起こるであろう問題に対しても、心の余裕を持ちつつ、色々なバランスを取って物事に取り組めば、人生の荒波も乗り越えていけそうです。
このカードが逆位置であらわれるとバランスを崩し、現実離れしていくことを示しています。
ペンタクルの2の正位置の意味
【正位置のキーワード】
・臨機応変
・バランス
・気楽さ
・意志疎通
・判断力
【恋愛】
楽しい交際が始まり、結婚まであっという間に進む可能性があります。恋人やパートナーと過ごす時間がとても楽しく過ぎてゆきそうです。ただし危ない橋は渡らないほうが無難です。浮気や不倫は禁物です。
【仕事】
才能が開花して、思い通りに仕事を進められそうです。または一度に何種類ものプロジェクトや仕事を手掛けることになります。異業種の人たちと交流を持つと、プラスになることがありそうです。
受付の仕事、エンターテイメント関連の仕事、ライターなどの職業に縁があります。
【金運】
自分の持つ才能を使って、お金を稼ぐことができそうです。収支は安定し、お金には困りません。必要であれば、サポートしてくれる人も出現しそうです。
ペンタクルの2の逆位置の意味
【逆位置のキーワード】
・バランスを崩す
・裏切り
・適当
・変化に対応できない
・浮足立つ
【恋愛】
すれ違いや、空回りが起こりそうです。また肩書や表面上のことばかり気にするあまり、交際はうまくいきません。お互いの心もすれ違いが多くなってしまいそうです。
【仕事】
やりたい仕事をさせてもらえず、不満がたまりそうです。また妥当な評価を受けられなかったり、裏切られたりしそうです。
【金運】
支出のほうが多くなって、借金をしてしまいそうです。収支のバランスが崩れっぱなしになります。
ワンオラクルによる占い
まず質問を心に思い浮かべ、78枚あるタロットカードから1枚だけ引いて占う方法をワンオラクル・リーディングと呼びます。
小アルカナの場合は、通常正位置と逆位置でYESかNOが決まります。
しっかりと質問を決めたら、シャッフルをして心を平静にしてから1枚引いてください。そのときに「ペンタクルの2」が出たらどのような回答が考えられるでしょうか?
【YESかNOかという質問の仕方】
ペンタクルの2は、正位置ではYES、逆位置ではNOを意味します。
【今日の運勢】
遊び心を持ちながら、物事に取り組むと、楽しく上手にやりこなせそうです。ただし、真面目な場面ではハメをはずしすぎないように気をつけましょう。あくまでも物事のバランスを考えて行動してください。
【ファッション】
ちょっぴり楽しさを演出したようなファッションがおすすめです。奇抜なバッグチャームを付けてみたり、アニメチックな感覚をファッションのどこかに取り入れてみるとよいでしょう。ラッキーカラーはピンクとイエローです。
【食事】
みんなと持ち寄りでパーティーをしたり、楽しさを演出したりできるような食事にしてみましょう。市販のサンドイッチやおにぎりを100円均一などのかわいいアイテムで飾ってみたり、楽しいデザインのパーティーグッズを用いたり、気持ちがウキウキするような食事タイムにしてください。
【ラッキー・スポット】
リラックスして楽しめるスポットがおすすめです。緑の多い公園や、スパなどで心と身体を癒す時間を持ってみましょう。コンサートなどに出かけるのもおすすめです。
まとめ
ペンタクルの2は、これからどうしようかと考える時期をあらわしています。自分が持っている才能をどう使うか、試行錯誤してみる時期なのです。本人は楽観的に考えていますが、人生は決して楽ではないことを後ろの荒波を乗り越える船があらわしているのです。