
自分の住んでいる土地を守ってくれている神様である氏神様(うじがみさま)。氏神様をお祀りする神社を氏神神社と呼びます。日頃から参拝をすることも多い神社になるでしょう。
氏神様の基本的な意味やお参りの仕方などをご紹介します。また引っ越しした際の氏神様との関わり方を見ていきましょう。
氏神様とは
神社は「氏子区域」をもっており、地域をお守りしています。その神社を信仰する人を「氏子」と呼び、神社を「氏神様」と呼んでいます。
氏神様の調べ方
住所によって氏神様が決まってきます。各都道府県にある「神社庁」に電話して、自宅の住所を伝えると氏神様を教えてくれます。神社本庁には、全国の神社約8万社ある7万9千社以上が加盟しています。自分の家に一番近い神社にお聞きすると教えてくれます。
■神社庁一覧 https://www.jinjahoncho.or.jp/jinjahoncho/jinjacho
氏神様のお参り方法
氏神様のお参りの頻度に決まりはありません。毎月月末に氏神様にお参りする晦日参りというものがあります。月の最後の日を「晦日(みそか)」と言い、晦日参りとは、1ヶ月無事に過ごせた神恩感謝をお伝えするためのお参りです。
何事もなく過ごせることができているのは、お守り頂いている神様のおかげです。生かされていることに感謝するためにも参拝するとよいでしょう。感謝の時間をもつことで、意識が内側に向かうので色々な気付きが得られることがあります。
神棚に氏神様をお祀りしている場合は、神棚に感謝の気持ちを伝えるのもよいでしょう。午後4時以降になると邪気や霊に憑依されるので、できるだけ朝の早い時間に参拝することが望ましいでしょう。
職場にいる時間が長い人は、職場の近くの氏神様にお参りすることで、御加護を頂くことができるでしょう。
氏神様と引っ越しについて
土地にいる人を守る神様になるので、引っ越ししたら引っ越しした先の氏神様にお参りしましょう。新しい土地の氏神様が分からない場合は、神社庁にお問合せしましょう。インターネット上で閲覧できる地図を活用し、自宅から近い神社を見つけてみるのもよいでしょう。
自宅から近い神社だからといって、必ずしも氏子の区域とは限らないので、直接神社に確認してみましょう。
屋敷神とは
宅地内にお祀りした神様を、屋敷神(やしきがみ)と言います。家の中の神棚に祀られるのは「屋内神」で、屋敷神と屋内神は区別されています。屋敷の裏や敷地、少し離れた山林などに祀られます。
祭神としては、稲荷(いなり)、神明(しんめい)、祇園(ぎおん)、熊野(くまの)、天王(てんのう)、白山(はくさん)、八幡(はちまん)、山の神などさまざまな神様がお祀りされています。元々は先祖供養の意味で行われていたもので、現代では守護神と言われています。
屋敷神の祀り方
屋敷神は、家や土地を守護する神様として敷地の一角に祀られています。北東に祀られることが多く、毎月1日と15日には、塩、米、水、酒を奉納します。
屋敷神の移動について
何らかの理由によって敷地にある屋敷神を移動したい場合は、神主さんにお願いし、移動前の場所の魂抜きやお祓いをし、新たな場所に安置するためのお祓いや魂入れを行って頂きましょう。今まで家や土地をお守りくださった感謝の気持ちを表します。「祠を動かして祟られた」ということがないように、きちんと神主さんにご相談してみましょう。
屋敷神の撤去について
土地の売却や家の建て替えをする際に、屋敷神の撤去を考えられる方もいるでしょう。撤去する場合、むやみに壊してはいけません。魂が宿るとされている物を撤去するには、神主さんに魂抜きをして頂きます。
怠った場合は災厄がふりかかるとも言われています。長年家や土地をお守り頂いているので、感謝の気持ちを込めて祈祷して頂きましょう。魂抜きのお祓いをして頂く際には、お供え物として白米(新米)、日本酒、粗塩、水を用意します。
屋敷神の祟りについて
古くから家の庭にある場合は、ご先祖様が建てられていることが多くありますが、よく分からないので放置していたり、撤退したりすると屋敷神の祟りがあると言われています。魂抜きを怠ることで、災厄に見舞われるということがあるようです。
魂抜きの費用相場としては、1万円から5万円くらいと言われています。それほど高額ではないので、安心するためにも必ず移動したり撤退したりする際には、魂抜きのお祓いをして頂きましょう。
まとめ
住んでいる土地は私たちが知らずとも氏神様にお守り頂いています。日頃の感謝の気持ちを込めて、氏神様にお参りをするとよいでしょう。引っ越しした際には、これからお守り頂く氏神様を調べてみましょう。きちんと氏神様にご挨拶に出向くことで、御加護を頂くことができるでしょう。感謝の気持ちをもつことが大切ですね。



