
『自動書記』という不思議なスピリチュアル現象について、今までにどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?
自動書記という行為は、実はそれほど古いスピリチュアルな現象ではなく、1900年代に入ってから確立されていったものなのです。
では一見、霊能力がないと不可能に思えるこの自動書記を用いて、自分の心を癒す方法をご紹介しましょう。
本来の自動書記

自動書記は、19世紀に霊媒師が自分の意志とは関係なく、手を動かして自動的に文章や絵を書く現象を見いだしたのが始まりとされています。
自分の意志とはまったく関係なく、まるで何等かの霊が体に乗り移って、文字や絵を描かせているように見える現象のことです。
霊能者たちは、これは神や霊などによるメッセージを書かされているのだとか、霊が乗り移って書かされているというような説明をしていました。
日本でも『神がかり』や『お筆先』などと呼ばれ、天理教や大本教などにおいては、神様からのお告げとして示していたのです。
19世紀の半ばになると、当時流行していたスピリチュアルリズム運動と並行して、自動書記は死者の魂との交信に使われたり、霊的なものからのメッセージを受け取ることに用いられるようになりました。
また芸術分野において、無意識の世界を探訪するためにも、この自動書記が用いられていました。
自動書記には、トランス状態に陥って書き始める場合と、意識を保ったままで書き始める場合の2種があります。
一方で科学的には自己催眠のひとつとしてや、統合失調症などが原因と考えられてもいます。
自動書記をどのように利用するか

自動書記と聞くと、なんだか霊に憑りつかれてしまった状態のように思えて、怖いものなのではないのかと思う人が多いのではないでしょうか。
でも実際には正しく行うことで、霊媒師でなくても、霊に憑りつかれることもなく、誰でもチャレンジすることができるのです。
この自動書記を上手に使うことができるようになると、実際に自分がどう感じているのか、あるいはトラウマの原因がなんであるかなど、なかなか興味深い事実を知ることも可能なのです。
ペンと紙さえあれば始められ、あるいはパソコンを使っても自動書記は可能なのです。
自動書記にチャレンジするにあたって、気をつけておきたいのが、書かれた内容について早合点したり、内容を批判的に見たりなど、誤った判断を下さないことです。
書き終えたらまずは読み直し、そしてゆっくりと分析するという作業が必要になります。
また最初から誰でもがサラサラと書けるわけでもないので、焦らずに少しずつ練習してみるとよいでしょう。
自動書記の始め方

自動書記を始めるにあたって、最初からちゃんとした文章や絵を描こうとはしないことです。
そうすること自体が、すでに身構えていて、自然に流れ落ちてくる言葉や絵を受け取ることはできません。
まずは静かな場所で、心を落ち着けてください。
気持ちが落ち着いてきたなら、ペンを持ちそのときに思い浮かんだ言葉や絵を書いてみてください。
文章や出来上がった絵である必要はまったくありません。
短い言葉でもよいし、絵のかけらのようなものでもかまいません。
まったく意味をなさないものが書けても、気にすることはありません。
少し時間をおいて、この作業を繰り返してみましょう。
そうすることで、少しずつ自動書記というものに慣れてくるのです。
また自動書記を終えたあとは、なんとなく心が今までよりもすっきりしてきたことに気がつく人も多いと思います。
では次に簡単なエクササイズ例を2つ挙げておきます。
仕事のこと、家族とのこと、同僚とのこと、友達とのこと、今の人生、なんでもよいのです。
気になることがあるなら、自分で質問を作って、まずはやってみてください。
これ以外でも自分が気になることに関して質問を作り、それについて思いつくままに書いてみて、練習をしましょう。
最初はうまくいかなくても、あきらめずに練習してみましょう。
そのうちに、自然に自分の気持ち、本心が流れるように吹き出してくるようになり、心が癒されてリフレッシュできることでしょう。
自動書記を試してみる、エクササイズ1

では上記の簡単な自動書記の練習ができたら、ちょっとした文章にチャレンジしてみましょう。
まず上記と同じく静かな場所で心を落ち着けて、深呼吸しましょう。
用意が整ったらペンを持ち、あるいはパソコンに向かいます。
どんな質問をしてもいいのですが、ここでは恋愛関係がうまくいっていないときの質問の例を書いておきますので、参考にしてください。
① まず自分の心は相手のことをどう思っていますか?と自分に質問します。
そしてその答えを思うままに書き綴ってみてください。
② 次に、ではなぜ相手のことをそう思いますか?と自分に質問し、その答えをふたたび思うがままに書いてください。
③ 現状について、なぜ今のあなたはお相手とうまくいってないと思うのか、それをまた書き綴ってみましょう。
④ 何がいけなくて、お相手との関係がうまくいってないと思うのかを書いてみてください。
⑤ お相手に不足している点は何でしょうか?思いつくままに書いてみましょう。
⑥ ではふたりの関係をうまくゆくようにするには、何が不足しているのか、あるいは何をすればよいと思うのかを書いてみてください。
⑦ ふたたびふたりの関係がうまくゆきだしたら、そのときのあなたの気持ちを書いてみましょう。
さて、書き終わったら深呼吸して一息入れてから、自分が書いたものを読み返してください。
今まで見えてなかった何かが見えてくるのではないでしょうか?
あるいは気持ちが案外すっきりして、前に踏み出せたりもするでしょう。
自動書記を試してみる、エクササイズ2

次のエクササイズは、少し心の中を深く探って癒されるための練習です。
ここでは、たとえば現在の自分が幸せでないと感じていると仮定します。
① 最近どんな気持ちでいますか?なんでも思いつくことを書いてください。
② 自分が今のような気持ちになるきっかけは何だったでしょうか?それが確かでなくてもよいので、こうじゃないかと思うことを書いてみましょう。
③ 自分がもっと幸せだと感じたころの自分は、どのような感じでしたか?書いてみましょう。
④ 自分が楽しかった、幸せだったころと、今との違いは何でしょうか?書いてみましょう。
⑤ 何がどうなれば、自分は今より楽しい、幸せだと感じると思いますか?夢のようなことでもかまわないので書いてみましょう。
以上のことが書けたら、少し時間をおいてから読み直してみましょう。
きっとあなたが求めていた何等かの答えがそこにあるかもしれません。
まとめ
自動書記はかつて、霊媒師などにより霊との交信や神様からのメッセージを伝えるために用いられた一種のスピリチュアルツールです。しかしそれを上手に使ってみることで、自分の心を癒すとても便利な手段にもなりうるのです。
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