パワースポットと言われる秩父の中でとても優しい気に満ちているのが秩父神社です。
観光スポットとしても人気の秩父の中でたくさんの恩恵を受けることのできる秩父神社は、見どころも満載のパワースポットです。
また秩父神社ならではのお祭りも有名ですね。そんな秩父神社のパワースポットや見どころをご紹介します。
秩父神社の歴史

秩父神社はパワースポットと言われるだけあって、とても歴史が古い神社です。
そのルーツは今から2千年以上前にさかのぼります。平安初期の典籍「先代旧事紀ー国造本紀ー」によると紀元前87年に創建されたという記述があります。
秩父神社の建物は1592年に徳川家康によって再建され、現在でも風格があり荘厳なたたずまいで、見る者を惹きつける魅力があります。関東でも屈指の古社であり、パワースポットと名高い秩父神社は中世以降は板東平氏の源流、平良文を祖とする秩父平氏が奉じる妙見信仰と習合し、長く秩父妙見宮として隆盛を極めました。
しかし明治の神仏判然令により秩父神社の旧社名に復しました。御祭神は八意思兼命、知知夫彦命、天之御中主神、秩父宮雍仁の四柱の神様が祀られているパワースポットです。天下統一を果たし、300年近くも栄えた江戸時代を築いた徳川家康が寄進したことからも分かるように、堂々とした風格は家康公のエネルギーに溢れています。
その恩恵にあやかろうと、連日多くの人が足を運ぶパワースポットです。
秩父神社の御朱印の特徴

パワースポットである秩父神社の御朱印はとても人気があります。
パワースポットということもありますが、やはり家康公のパワーの成せる業なのではないでしょうか。秩父神社の御朱印は境内にある授与所で番号札と引き換えにいただくことができます。時間は朝8時30分から夕方17時までとなります。
秩父神社の御朱印は中央に「秩父神社」の社名と御朱印、右側には「知知夫国総鎮守」「秩父宮家ゆかりの社」という印が押されています。左側には日付です。シンプルな1種類が通常の御朱印になりますが、例大祭の期間には「例大祭」という御朱印が追加されます。
また秩父神社にはオリジナル御朱印帳も用意されています。薄紫をベースにした表紙には金文字で社名が入っています。落ち着いた中にも華やかさのある美しい御朱印です。御朱印帳を開くと、秩父宮妃殿下の御歌と佐々木信綱の御歌が記載されています。
パワースポットといわれる秩父神社参拝の思い出に入手してみてはいかがでしょうか。
秩父神社の見どころ

秩父神社の境内にはパワーを感じるスポットが多数、存在します。その中でも「社殿」の彫刻は見事なものです。
秩父神社の社殿には家康公が好みの動物をデザインした彫刻が施されています。
「子育ての虎」
「つなぎの龍」
「北辰の梟」
「お元気三猿」

それぞれに意味がありご利益があります。
社殿の彫刻は美術品としても一級品で非常に見ごたえがあるので、ゆっくりと見上げてパワーを感じてみてください。

秩父神社は手水舎も彫刻が施されているスポットです。
軒下には亀や獅子、卍をベースにデザインされた紗綾形模様に躍動感あふれる波が描かれています。その豪華な彫刻は柱にまでおよび、さすがパワースポットといった感じです。
全ての柱の4面に亀甲を3つ組み合わせた毘沙門亀甲模様が丁寧に彫られていて、日本古来の美的感覚が凝縮されているかのような手水舎です。

秩父神社の境内で最もパワーを感じるパワースポットといえば、「乳銀杏」です。
女性の乳房のような形に育ったことから「乳銀杏」とも呼ばれるようになりました。秩父神社の中でも強い存在感を放っている秩父宮妃殿下お手植えの銀杏です。
発展、繁栄といったパワーをいただけるようで、この銀杏の下でパワーをもらっている人を見かけます。秩父神社では外せないスポットです。
秩父神社のご利益
秩父神社がパワースポットとして親しまれている理由は、心の願いをそっと叶えてくれる優しい神社だと言われているからです。
神社全体に漲っている穏やかな気が、弱った心や身体を助けてくれることから、病気の回復にもご利益があるんですよ。秩父神社の神様が与えてくれるご利益は主に学業成就や知能アップなどがメインになります。
しかし社殿に奉納された彫刻が秩父神社の神々の影響を受けて多大なご利益を与えてくれるのです。

「子育ての虎」は子宝祈願や安産祈願、「北辰の梟」は学力向上や知恵の伝授の他に「不苦労=苦労知らず」という意味から、厄払いのご利益があります。
「つなぎの龍」は出世や仕事運上昇に縁結びなど幅広いご利益が期待できますし、「お元気三猿」は円滑な人間関係を運んだり周囲の人間に恵まれると言われています。
ここにあげたご利益の中で特に強く願うことに見合った動物を一つ選んで願うと叶えてくれると言われています。ポイントは欲張らずにひとつに絞ることです。パワースポットであり徳川家康も厚く信仰した秩父神社では、謙虚な心で参拝しましょう。
どんな願いでも叶いそうなパワースポットですね。
秩父神社の秩父夜祭

パワースポットとなっている秩父神社といえば埼玉で最も有名なお祭りともいえる「秩父夜祭」は外せません。
毎年12月1日~6日の間で開催される日本三大曳山祭の一つで、その屋台ばやしは県指定無形文化財にも認定されています。起源は江戸時代に秩父地方の特産物であった「絹」の大市が発展した祭りといわれています。秩父夜祭の主役は、けんらん豪華な祭り屋台と傘鉾です。
これらが市内を巡り、御旅所直前の団子坂を駆け上がる様子が秩父夜祭の最高の見どころとなります。この屋台の曳き廻しがいつ頃から行われ始めたのかは分かりませんが、江戸時代には祭りが存在したという記録が残っています。屋台に乗っている若衆は「囃し手」といって一つの屋台に4人います。昼は扇子を振り、夜は提灯を持ち、威勢のいい掛け声で祭りを盛り上げています。

秩父夜祭で曳き廻される屋台と傘鉾は全部で6基存在します。
その内訳は、上町、中町、本町、宮地の屋台4基と、下郷、中近の傘鉾2基です。いずれも金糸銀糸の華麗な江戸刺繍を施した幕や、精緻な彫刻が見事です。県内はもちろん、県外からも多くの人が訪れる秩父神社の一大イベントになっています。
パワースポットでのお祭りはより多くのパワーをいただけそうですね。
秩父神社へのアクセス
・秩父鉄道、秩父駅より徒歩で約3分
・西武秩父線、西武秩父駅より徒歩で約15分
・関越自動車道 花園I.C.より約30km
秩父神社
住所:埼玉県秩父市番場町1-3
TEL:0494-22-0262
公式ホームページ:http://www.chichibu-jinja.or.jp/
まとめ
秩父神社のパワースポットやご利益はいかがでしたか。
社殿の彫刻は素晴らしいだけでなく、ひとつひとつに意味があり、ご利益まであるなんて驚きですね。境内に入るだけでパワースポットだと感じることができるので、何度でも訪れたい神社のひとつです。
最近元気がない人や、気持ちが落ち込んでいる人を優しく包み込んでくれるようなパワースポットです。