エジプトと言えばピラミッドとスフィンクス、と思わず声にしてしまうほど有名な観光地です。
ピラミッドはテレビで見る以上に大きく圧倒されるといいます。そんなエジプトのピラミッドには未だに謎が多く、全貌は分かっていません。
世界の七不思議とも言われるエジプトのピラミッドにはどんな謎が隠されているのでしょうか?
目次
古代エジプトの謎とミステリー!ピラミッドの謎
解明できない謎はロマンがあってワクワクしますが、エジプトのピラミッドほど謎が多いものはありません。
今となっては多くの人が訪れる観光地なので、当たり前のように見上げているピラミッドですが、深く考えると謎が残るばかりです。
ここではエジプトのピラミッドの謎についてスポットをあてて書いていきます。当たり前にそこに建っているのが不思議になってきますよ。
エジプトピラミッドは誰のお墓
エジプトのギザという場所にあるピラミッドは、造られた時代の王であったファラオとその王族のお墓として建てられたものとされています。エジプトではとても権力のある王様だったので、大きなお墓を建てるというのはよくあることです。日本でも昔の王族は古墳という形で大きなお墓に入っていますね。
3つ並んだピラミッドは「メンカウラー王」「カフラー王」「クフ王」のお墓とされていますが、謎が多いです。写真で遠くから見ると真ん中カフラー王のピラミッドが1番大きく見えますが、クフ王のピラミッドが1番大きいんですね。
(画像をクリックすると拡大できます。)
ピラミッドは何故作られたのか
ピラミッドは何故作られたのでしょうか?エジプトの王ファラオが自分の権威を見せつけたいから作らせたのでしょうか?男性だけが駆り出されて毎日重労働させられたのではないかという説もありますが、最近そのイメージを覆されるような説が挙がっています。
エジプト農業はナイル川と共に発展していましたが、毎年7月から10月は大洪水(増水)のため農作業ができませんでした。そこで失業期間中に賃金に値するものを払ってピラミッドを作る仕事が与えられ、働く条件は3つ「男性」「若い」「農民」だったそうです。
この時代に貨幣は存在していないので、賃金に値するものは「ビール」と「パン」。ピラミッド付近の石には「国王万歳」「帰ったらビールとパンを食べよう!」という落書きもあったそうなので、ピラミッドは今でいう公共事業として人々の役に立っていたと考えられます。
他にも、ピラミッドは超巨大な堤防として作られたという説や、宗教の信仰として古代エジプトでは自然を神と崇めた為、太陽神ラーは有名ですよね。「メンカウラー王」「カフラー王」にラーが付いているのも太陽神ラーを信仰していたとか。王が信仰しているなら国民が一丸となって信仰心から前向きに作るというのもありそうだと思える諸説の1つ。
未だに何故作られたのかという決定的な確証がないのが、ピラミッドの謎をさらに深めるのでしょう。
ピラミッドは誰が作ったのか
エジプトのピラミッドを誰が作ったのか、という謎も未だにすべては解明されないまま現代に至ります。実際にピラミッドを見ると、頂上が見えないほど巨大な建造物なのが分かります。
今の時代であれば高層ビルや高さのある建物を建てる技術も道具もありますが、古代エジプトの時代は最先端の道具はなかったはずです。人間が造ったとしたら、この高さまで石を積み上げるのには限界がある、そんなことが可能な先端技術はこの時代にはなかった、など様々な意見が上げられています。
そんな中、実はエジプトのピラミッドは宇宙人が建てたのではないか、という説まで飛び出してきました。となると、当時のエジプトの王様は宇宙人とも交信が出来たのでしょうか。人間業には到底思えない結果の逃げ道でもあるのですが、そう思ってしまうのも仕方ないくらいピラミッドの謎は多いのです。