「アイリス」は、日本に古くから野生種として存在するアヤメ、ハナショウブ、カキツバタなどのアヤメ科の植物の総称で、ギリシャ語で「アイリス」は『虹』を意味します。
「何れ菖蒲か杜若(いずれあやめかかきつばた)」ということわざがあるように、「アイリス」には種類が多く、区別するのが難しい花でもあります。
ギリシャ神話の女神「イリス」にちなんだ名前を持つ「アイリス」ですが、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【アイリス】にまつわるスピリチュアルなお話

ギリシャ神話の逸話①
全知全能の神であるゼウスの妻、ヘラに仕える「イリス」は、ヘラにとても可愛がられていました。
「イリス」はヘラの声の忠実な使者であり、いつも七色の衣を着て空に弓型の橋をわたし、天と地を往復しながらヘラの命令を伝えていました。
このことから「アイリス」は、神々のよいメッセージを伝える花と考えられてきています。
ギリシャ神話の逸話 ②
ゼウスの妻、ヘラに使える「イリス」に、ある日ゼウスが恋をしてしまいます。困ってしまった「イリス」は「私を遠くへ行かせてください」とヘラに頼んだのです。
ヘラは「イリス」に七色の首飾りを付けさせ、彼女の髪にはお酒を3滴垂らすことで、「イリス」を虹の女神に変身させたのでした。
その時ふりかけたお酒のしずくが地上に落ちて、「アイリス」の花に変わったとされています。
このお話から「イリス」は虹の女神とされ、「イリス」の英語であるIrisが花の名前となったのです。
ギリシャ神話の逸話③
愛する人が亡くなったとき、その人の墓に「アイリス」を供えると、それが女神イリスへの贈り物にもなると考えられていました。
そしてその亡き人を、女神イリスが無事に天国まで導いてくれると信じられていました。
【アイリス】が誕生花の日
【アイリス】の誕生花です。
- 3月5日
- 3月18日
- 3月28日
- 4月10日
- 4月11日
- 5月4日
- 5月10日
- 5月14日
- 6月6日
- 6月29日
ハナショウブの誕生花
- 5月4日
カキツバタの誕生花
- 5月13
ジャーマンアイリスの誕生花
- 6月29
【アイリス】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。

風水で運気UP
「アイリス」は、ギリシャ神話によれば、地上の人々の願いをかなえる使命を持った花と考えられているので、風水では自分の願い事に関係の深い場所に飾ることで、その運気をアップさせられると考えられています。
金運UP
「アイリス」を使って金運アップの願いを成就したいときは、バグア・チャート風水を利用して、金運のコーナーであるお部屋の入口を入って左手のコーナーに、黄色か紫色の「アイリス」の鉢を飾りましょう。
恋愛運UP
バグア・チャート風水を利用して、恋愛のコーナーであるお部屋を入って右手奥に「アイリス」のピンク色のお花を飾っておくことで、恋愛運を引き寄せることができます。
仕事運UP
仕事や人気運をアップさせるには、バグア・チャート風水を使って、お部屋を入った左手手前のコーナーの位置に、青色の「アイリス」を飾っておきます。
勉強運をアップさせたいときも、同じくこの場所に青色の「アイリス」を飾っておきましょう。
花言葉【アイリス】の意味
「アイリス」は、世界中に生息するアヤメ科の植物の総称です。
アヤメ、ジャーマンアイリス、カキツバタ、ショウブ、ダッチアイリスなど、その種類によって花言葉も存在しています。
「アイリス」の中には、薬効があるものも存在し、特にジャーマンアイリスは、ワインにまぜると坐骨神経痛や下痢などに効くといわれています。
またヨーロッパでは香りの高い「アイリス」は、魔除けとして首飾りにされていたこともあります。
フランスでは、あのココ・シャネルの有名な香水である「No.19」は、「アイリス」の香りを核として作られた香水なのです。
「アイリス」には、紫、青、ピンク、白、黄、赤、オレンジなどがあります。
- メッセージ
- 希望
- 勇気
- 友情
「メッセージ」は、ギリシャ神話にまつわる逸話から、「アイリス」が伝達の花とされていることから付けられています。
「希望」は「アイリス」は、ギリシャ語の『虹』という意味でもあるため、雨上がりに見ることができる『虹』を希望に例えています。
「勇気」は、「アイリス」には花びらが三枚あり、古代エジプトにおいては、この三枚の花弁が「信仰、知恵、勇気」の象徴と考えられていました。ここからこの花言葉は生まれています。
「友情」という花言葉は、ギリシャ神話の逸話の中のゼウスの妻、ヘラと女神イリスとの強い関係から生まれた花言葉です。
青色の「アイリス」の花言葉
- 信念
- 強い希望
- 大きな志
これらはギリシャ神話の逸話より、女神イリスが天と地の伝達係を務めていたことから、つけられた花言葉です。
あたらしい門出を迎えたお友達に、これらの花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか?
紫色の「アイリス」の花言葉
- 雄弁
- 知恵
これらの花言葉は、やはりギリシャ神話の逸話に基づき、女神イリスがヘラの伝達係であったことから、正しく物事を伝える役を担っていたので、付けられた花言葉です。
白色「アイリス」の花言葉
- 純粋
- 思いやり
これらの花言葉は白色が与えるイメージから付いた花言葉です。
黄色「アイリス」の花言葉
- 復讐
こちらは、黄色という色がヨーロッパでは、復讐を意味する色であることから付けられた花言葉です。
プレゼントに「アイリス」を贈る場合は、この色には気をつけて避けるようにしてください。
アヤメの花言葉
- よい知らせ
- 優雅
これらは「アイリス」のギリシャ神話にまつわる逸話から付けられた花言葉です。
カキツバタの花言葉
- 幸せが訪れる
こちらもギリシャ神話において、イリスが虹の女神であることから、付けられた花言葉です。
ジャーマンアイリスの花言葉
- 燃えるような愛
ジャーマンアイリスは、この仲間の間で最も華やかな花を咲かせることから、この花言葉が付けられました。
愛する人への思いを伝えるときに、ぜひこの花言葉を添えて贈ってみましょう。
花言葉【アイリス】の基本情報
科 属 | アヤメ科 アヤメ属 |
原産地 | ヨーロッパ南部・東アジア・日本・北半球など |
品種 | 約250種 |
開花時期 | 4月~6月 |
英語和名 | ・Iris (アイリス)・アイリス、オランダアヤメ、キュウコンアイリス、ダッチアイリス |
まとめ
「アイリス」は、アヤメ科の植物の総称です。また「アイリス」の花言葉は、ギリシャ神話の逸話が中心となって付けられているものが多いのです。ギリシャ神話では「アイリス」は神々の使者であり、虹を意味する言葉でもあるので、幸せやポジティブな内容の花言葉が中心です。
