「ニゲラ」は、日本では「クロタネソウ」という名前でも呼ばれており、ガーデニングやドライフラワー、そしてブーケなどによく用いられています。
「ニゲラ」は、細くて針金のような、クシャクシャした葉に花が覆われており、とてもユニークな姿をして花を咲かせています。
初心者でも育てやすく、園芸植物としても人気の「ニゲラ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ニゲラ】にまつわるスピリチュアルなお話
キリスト教の逸話
「ニゲラ」は、エジプト出身の女王であったカタリナが、キリスト教を信仰したという理由でローマ皇帝に処刑されてしまいました。
その処刑は釘の付いた車輪による車裂きの刑であったのですが、聖カタリナの祈りのおかげでその車輪は奇跡的に破壊されてしまいました。
最終的には、聖カタリナは首を切られて亡くなったとされていますが、最初の車裂きの刑のときに使われた車輪がこの「ニゲラ」と似ていたことから、「ニゲラ」を「聖カタリナの花」と呼ぶようになりました。
ヨーロッパの逸話
ヨーロッパでは、「ニゲラ」の花を枕元に置いて寝ると、自分が好きな人が夢枕に立ったり、幸せな夢を見ることができたりするとされています。
【ニゲラ】が誕生花の日
【ニゲラ】が誕生花です。
- 3月7日
- 3月8日
- 3月31日
- 4月7日
- 4月18日
- 4月21日
- 5月29日
- 8月7日
- 9月30日
【ニゲラ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「ニゲラ」には白、青、ピンクなどの色があり、それぞれの色を利用して風水に用いることが可能です。
浄化運気UP
「ニゲラ」の白い花束を玄関に飾っておくと、浄化作用が生じて運気を変えることができます。
また何らかの問題を抱えている場合は、北東の鬼門の場所に飾っておくことで、問題解決の助けとなります。
南西の方角に飾っておくと、家庭に関する問題を解決してくれるでしょう。
健康運UP
「ニゲラ」の青色の花を寝室やリビングに飾っておくと、癒しのエネルギーを与えてくれ、リラックスすることができます。
恋愛運UP
バグア・チャート風水を利用して、恋愛のコーナーであるお部屋を入って右手奥に「ニゲラ」のピンク色のお花を飾っておくことで、恋愛運を引き寄せることができます。
花言葉【ニゲラ】の意味
「ニゲラ」は江戸末期に日本に渡来した植物です。
和名が「クロタネソウ」というのは、結実すると黒いタネができるところからきています。
「ニゲラ」にはいくつかの種類がありますが、古代エジプト時代には薬草として用いられていました。
その効果は絶大で、「死以外の万病に効く」と言われたほどで、現在でも生活習慣病や美容にも効果があるとされています。
またインドなどで香辛料として用いられる「ブラック・クミン」も、この「ニゲラ」の仲間です。
乾燥させた「ニゲラ」のタネを砕くと強い香りを放ち、辛みのある味がします。
しかし「ニゲラ」の中には、アルカロイド系の毒を含むものもあるので、使用するときには十分に注意しましょう。
初心者にも育てやすい「ニゲラ」は、ガーデニングでも人気が高く、八重咲などの改良品種も出回っています。
花が咲き終わると風船のようにふくらんだ果実が実り、とてもかわいいので、ドライフラワーとして用いられることも多いようです。
「ニゲラ」には、ピンク、白、青などがありますが、色別の花言葉はありません。
「ニゲラ」の花言葉①
- 当惑
これは「ニゲラ」の英語名が「Love in a mist」(霧の中の恋)とも呼ばれ、花を囲む細い葉に覆われた様子が、まるで霧の中に咲く花のように見えることから、はっきりと見えない状況を表すということで、付けられた花言葉です。
「ニゲラ」の花言葉②
- 夢の中で会いましょう
こちらの花言葉も「ニゲラ」の英語名から付けられたもので、幻想的な中での出会いのようなイメージで付けられています。
「ニゲラ」の花言葉③
- 未来
この花言葉は「ニゲラ」の果実の中からたくさんのタネが生まれることから、子だくさんをイメージし、未来がある子供たちを想像して付けられた花言葉です。
お誕生日や進学などのお祝いに、この花言葉を添えて贈るとよさそうです。
「ニゲラ」の花言葉④
- 深い愛
- 不屈の愛
こちらはフランスでは「ニゲラ」を「ヴィーナスの髭」という呼び方をするため、愛の女神とされる「ニゲラ」から伸びた細いたくさんの髭に絡みつかれるということは、強い愛に絡まれるということであると付けられた花言葉です。
「ニゲラ」の花言葉⑤
- 拒絶
これはドイツでは昔から「ニゲラ」を身にまとうと、それは「処女のままでいたい」という印とされ、男性に対する拒否を表すとされていたところから、付けられた花言葉です。
「ニゲラ」の花言葉⑥
- 不屈の精神
これは「ニゲラ」が、花を咲かせた後もドライフラワーとして残って行くことから、枯れても自分を残すという意味で、付けられた花言葉です。
花言葉【ニゲラ】の基本情報
科 属 | キンポウゲ科 クロタネソウ属 |
原産地 | 南ヨーロッパ・中東・南西アジア |
品種 | 約16種 |
開花時期 | 4月~7月 |
英語和名 | ・Nigella (ニゲラ)、Love in a mist(霧の中の恋人)、Devil in a bush(茂みの中の悪魔)・ニゲラ、クロタネソウ(黒種草) |
まとめ
「ニゲラ」は、細い針金のような葉に囲まれるようにして花を咲かせるので、とてもユニークでまるで霧の中に花が咲いているようにも見えます。その花言葉も、花のユニークさから生まれたものが多く、状況に合った花言葉を選び、他のお花とアレンジしてブーケにして贈ると喜ばれることでしょう。