まっすぐに凛と立つ、その姿が美しい「ベロニカ」は、多くの国に広く分布し、世界中の花壇などでよく見かける花です。
「ベロニカ」は、多くの種類があり、その種類によって花の咲く時期が違っていますが、小さなかわいい花が集まって穂先のようになって咲くものや、園芸でグランドキーパーとして用いられるタイプなどがあります。
その名前がキリスト教とも縁が深いと言われる「ベロニカ」ですが、そのスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ベロニカ】にまつわるスピリチュアルなお話

「ベロニカ」のキリスト教にまつわるお話
「ベロニカ」は、キリスト教の聖女「ベロニカ」が、キリストが十字架を背負って処刑場があるゴルゴタの丘に向かう途中に、キリストの汗(血という説もある)を自分のヴェールでぬぐったところ、そのヴェールにキリストの顔が浮き上がったという言い伝えがあります。
またぬぐった汗から「ベロニカ」の花が咲いたという言い伝えもあり、そこからこの花を聖女「ベロニカ」に捧げる花とされるようになりました。
【ベロニカ】が誕生花の日
【ベロニカ】が誕生花です。
- 5月28日
- 6月11日
- 6月15日
- 6月16日
- 6月20日
- 6月22日
- 7月20日
- 8月13日
- 8月30日
- 9月16日
【ベロニカ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「ベロニカ」の代表的な色は水色の花なので、その水色を使って風水に用いることができます。
ただし水色はお金を流してしまう色でもあるので、西の方角や、あるいはバグア・チャート風水を使った、部屋を入って左手奥にある『金運のコーナー』には決して飾らないでください。金欠になってしまう恐れがあります。
健康運アップ
「ベロニカ」の水色の花は、精神に安定を与えてくれます。
したがってその効果をもたらす方角、北、北東、南、南東に植えておくとよいでしょう。
花言葉【ベロニカ】の意味
「ベロニカ」は世界中に300種も存在し、日本だけでも20種類存在しています。
その主なものは穂先のような花を咲かせるものですが、ネモフィラに似た小さな花で地を這うような咲き方をする種類のものがあります。
このように品種の多い「ベロニカ」は、春咲、夏咲、秋咲など開花の時期が違い、一年を通して何等かの種類のものが咲いています。
基本的には丈夫で、冬の寒さにも強く、あまり水をやらなくても育つので園芸にはよく用いられています。
「ベロニカ」という花の名前は、キリスト教の聖女「ベロニカ」に捧げる花であったことから、付けられたとされていますが、日本では別名「西洋虎の尾(セイヨウトラノオ)」「瑠璃虎の尾(ルリトラノオ)」とも呼ばれています。
これは花の咲き方が穂先のようになっており、それが虎の尾のように見えたことから付けられたものです。
英語では「Speedwell(スピードウェル)」と呼ばれており、「ベロニカ」の花がすぐに散ってしまうことから、このように呼ばれています。
日本の俳人である高浜虚子は、この「ベロニカ」のことを、青い星の輝きのごとく美しいことから、『星のまたたき』と俳句で歌っていたことでも知られています。
また「ベロニカ」は、ヨーロッパではかつては万能薬として昔から親しまれてきていたようですが、その多くの効能に根拠が見つからなかったようで、今では万能薬とは言われていません。
しかし、現在でも咳止めのドロップやシロップなどに用いられています。
「ベロニカ」の花の色には青のほか、白、ピンク、紫などがありますが、色別の花言葉は存在していません。
「ベロニカ」の花言葉は、キリスト教のお話に由来しているものが中心なので、やや堅苦しさがあるかもしれませんが、あなた自身の言葉も少し付け加えてプレゼントするとよいでしょう。
「ベロニカ」の花言葉①
- 名誉
この花言葉は、「ベロニカ」の種類が非常に多く、世界中で多くの人に愛されている花であることから付けられた花言葉です。
昇進したり、何かの賞を授与されたりした方に、この花言葉を添えて「ベロニカ」をプレゼントしてみましょう。
「ベロニカ」の花言葉②
- 忠実
この花言葉は「ベロニカ」にまつわるキリスト教のお話が関係しています。十字架を背負って処刑場に向かうキリストの汗をぬぐうため、聖女ベロニカが自分のヴェールを差し出したというその行為は、例え処刑されることになったにせよ、自分が慕い崇めるキリストに忠実であり、そんなときでも手を差し伸べるというところから付けられた花言葉です。
また花壇で咲く「ベロニカ」の姿が、一輪ずつでも美しく、また集合体としても美しく、お互いを引き立て合いながら咲いているその姿から、お互いに忠実であるということで付けられたという説も存在しています。
「ベロニカ」の花言葉③
- 女性の忠誠
この花言葉は主に西洋で用いられている花言葉です。
こちらも「ベロニカ」にまつわるキリスト教のお話が関係しており、処刑間際のキリストに自分のヴェールを差し出した聖女ベロニカのその慈悲深い行動から付けられた花言葉です。
花言葉【ベロニカ】の基本情報
科 属 | オオバコ科 クワバタソウ属 |
原産地 | ヨーロッパ、北アジア |
品種 | 約300種 |
開花時期 | 5月~10月(種類により異なる) |
英語和名 | ・Veronica (ベロニカ)、Speedwell(スピ―ドウェル) ・ベロニカ、瑠璃虎の尾、西洋虎の尾 |
まとめ
「ベロニカ」は、北半球を原産とする花ですが、今では世界中に300種もあり、非常に人気の高い花です。「ベロニカ」という名前は、キリスト教の聖女ベロニカに捧げられた花であったことから付けられ、それにまつわる花言葉が中心となっています。
