大みそかから元旦にかけては、イベントが目白押しです。たとえば、年越しそばを食べて初詣に行って……など、多くの人にとって、パターンや恒例行事化している形などがあるのではないでしょうか。そして、その中の1つとしてあげられるのが初日の出ですよね。実はこの初日の出、縁起がいいだけでなく、スピリチュアル的なサインもあるとご存じでしたか？
今回は、初日の出のスピリチュアルサインと、オススメの初日の出スポットをご紹介します。
目次
初日の出スピリチュアル基本の意味
初日の出には、「幸運」「希望」という意味があります。もともと太陽は、スピリチュアル的にエネルギーや情熱を与えてくれるありがたい存在ですが、そのパワーはすさまじいもの。気軽に「ありがたい」なんていうのも畏れ多いくらい、強大な存在なのです。
そして、新年のはじまりである初日の出は、太陽とともにその年の年神様が降臨されるといわれています。つまり、降臨された年神様の放つその年の幸福エネルギーをいただけることから、初日の出に「幸運」や「希望」という意味があるのです。
「初日の出」と「ご来光」の違いは？
初日の出は、元旦の日の出のことです。それに対してご来光は、高い山から見る日の出のこと。一見、見る場所のちがいだけのように感じられるかもしれませんが、実はご来光は元旦の日の出にかぎったことではないのです。つまり、山に登れば、いつでも見られるということ。
とはいえ、ご来光も山岳信仰や仏教からきたもので、尊いことにかわりはありません。ちなみにご来光は、山が高ければ高いほど、早く拝むことができますよ。
初日の出を拝む意味＆スピリチュアルサイン
初日の出が年神さまから幸運をいただくありがたいものだというのはすでに述べたとおりです。では、その初日の出を拝むことには、どんな意味があるのでしょうか。スピリチュアルサインと合わせてご紹介します。
年神さまに幸福を祈る
元旦に天皇陛下がおこなう「四方拝」。これは、初日の出に天地・四方・山稜を拝礼するというものですが、これが一般的にも広がり、初日の出を拝むようになったといわれています。この意味はもちろん、幸福を祈るということ。もともとの四方拝も国家・国民の安寧・五穀豊穣を祈るものなので、意味は大きくは変わっていないのではないでしょうか。
もちろん、初日の出を見るだけでも、年神さまから幸福はいただけます。ですが、みずからも祈り、願うことで、運気を呼び込む流れを作り出せるのです。
去年への感謝と、今年への祈願
初日の出を拝む行為には、新しい年神さまを迎えるのと同時に、お帰りになる年神さまを見送るという意味もあります。ですから、拝む際には新年のことばかりでなく、去年への感謝も忘れないでいましょう。そうすることで、去年から引き継げる運気や縁を強いものにすることもできますよ。
目を閉じてもわかる初日の出は幸運のサイン
初日の出は、新しい年神さまのご降臨です。つまり、年神さまがみずから幸運を授けようとした場合、その本人には存在がはっきり感じられるということ。たとえば、目を閉じても初日の出の様子がはっきりと見えたり、身体の奥まで日の光が届く感じがしたり。そのときは、幸運を授かるサインだととらえましょう。
初日の出のおすすめスポット
初日の出は、どこで見ても年神さまのご利益がいただけることにかわりはありません。ですが、もしも時間などに余裕があるのなら、より感動の大きくなりそうなスポットに足を運んでみませんか。
【三保松原】（静岡県）
日本三景の1つである三保松原では、「羽衣の松」からのぼる初日の出が富士山をまぶしく染めていく光景が見られます。海岸線一帯がキラキラと光ってとてもきれいですよ。
【桂浜】（高知県)
太平洋に面している桂浜は初日の出を拝むための定番スポットで、毎年多くの人でにぎわいます。水平線からのぼる初日の出はとても幻想的ですよ。
【豊後二見ヶ浦】（大分県）
豊後二見ヶ浦には夫婦岩と呼ばれる2つの大きな岩があり、巨大なしめ縄で結ばれています。初日の出はその間からのぼり、とても荘厳な眺めです。
【夜明山】（東京都）
小笠原諸島の父島にある夜明山は、日本で一番最初に初日の出が拝める場所です。厳密には南鳥島からのほうが早く日の出が見られるのですが、この島は立入禁止。初日の出を拝める場所としては、夜明山が一番最初です。
【宗谷岬】（北海道）
日本の最北端、宗谷岬も絶好の初日の出スポット。毎年の恒例として、元旦に初日の出イベントを開催しています。
【浄土ヶ浜】（岩手県）
まるで極楽浄土のようだ、といわれたところから命名された浄土ヶ浜。ここでは、白い岩の間にのぼる初日の出が拝めます。その雄大な光景は必見です。
まとめ
ただ眺めるだけでも美しく、感動的な初日の出。その日の出が年神さまのご降臨だと思うと、ますます感動的ですよね。来年はぜひ、年神さまのお見送りとお迎えの気持ちを忘れずに拝みたいところです。
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