観光地として世界的な人気を誇るハワイ。その温暖で楽園そのものの美しい姿とは別に、ハワイには古くから言い伝えられた迷信や霊の存在にまつわる話が多く残っています。
それは観光で訪れただけでは、あまり目にしたり耳にしたりしないものがほとんどですが、ハワイの人々は彼らの文化から生まれたこれらの迷信や霊の存在を、大切にしながら生活をしています。
ではハワイに伝わるいろいろな迷信、あるいは霊の存在にはどのようなものがあるのでしょうか?
目次
ハワイの場所に関する迷信
ハワイの島々の各地には、いろいろな迷信が残されていますが、最も多くの迷信が残っているのは、ハワイ島でしょう。
ハワイ島から石などを持ち帰らない!
観光に行った人もよく耳にするのが、「ハワイ島の、特に火山に立ち寄ったときに、そこにある溶岩や石、サンゴのかけらなどを持ち帰るな!」というものです。
これらハワイ島の自然のものを持ちだすと、ハワイ島の火山の女神であるペレの怒りに触れ、持ち帰った人々が不幸になると言われているからなのです。
この根底にあるのは、ハワイの人々がハワイの自然を守りたいという意思の表れであろうと思います。
実際に持ち帰って不幸な出来事に遭遇した人も多く、持ち帰ったものをハワイに送り返してくる人も、あとを絶ちません。
火山を訪れるならお供えを!
同じくハワイ島に関する迷信で、火山を訪れるときは、必ずオヘロの実(ハワイ固有のクランベリーのような赤い実)を、女神ペレに捧げることとされています。
これによって、正式に火山に足を踏み入れることが、女神ペレによって許されるのです。
それを怠るとケガをしたり、不幸な出来事に襲われてしまうこともあるのだとか。
カップルでハワイ島を訪ねると別れが来る
もうひとつ、ハワイ島に関する迷信として、カップルでハワイ島を旅行すると、女神ペレが嫉妬して、そのカップルはのちに別れることになると言われています。
これに関しても、なかなか高い確率でハワイ島を訪れた後に別れたカップルがいるようですが、必ずしも全員に当てはまるとは言えません。
オアフ島の西の端は魂が飛び立つ地
一方、オアフ島では西の地区、ワイアナエでオーブが飛んでいるのを見たなら、それはたった今、あの世に旅立った人の魂だと言われています。
このワイアナエ地区にある島の最西端のカエナ岬は、あの世へ旅立つ魂の出発地点であると信じられているからです。
『グリーンレディ』には要注意!
またオアフ島の中央部にあたる、ワヒアワ渓谷には子供を連れて出かけてはいけないという迷信が残っています。
これはかつてこの地区で自分の子供を失くして、今も悲しむ『グリーンレディ』と呼ばれる女性の幽霊が、子供を連れて行ってしまうからなのです。
ハワイの植物に関する迷信

ハワイにはカラフルでトロピカルな植物がたくさん存在しています。そんな植物にも迷信があるのです。
オヒアとレフア
ハワイ固有の樹木である「オヒア」の木に咲く赤い花、「レフア」を摘み取ってはいけないという迷信があります。
これはオヒアとレフアは、もともとは愛し合った恋人同士であったのが、女神ペレの嫉妬により、木に変えられたオヒアと、神々が憐れんで花に変えたレフアに関する伝説に基づきます。
したがって、オヒアの木からレフアの花を摘むと、ふたりの仲を引き裂くことになり、涙雨が降ることになるのです。
パリではシダを摘まないこと!
またオアフ島で強風が吹くことでも知られている「パリ」。
ヌアヌパリ展望台がある場所として知られていますが、ここでシダの葉を摘むとそれまで晴天であっても、必ず5分以内に雨が降ると言われています。
その理由は定かではありませんが、シダを摘むという行為は、カマプアというハワイの神の身体の一部を、女神ペレの領土へ運ぶ象徴と考えられており、そのお知らせとして雨が降るということのようです。
強い花の香りがしたら…
もうひとつの迷信は、もし身近に花など咲いていないにもかかわらず、突然強いお花の香りがしてきたら、それは亡くなった家族が訪ねてきているサインなので、驚かないでも大丈夫ということです。
妊娠中はレイの花は控えましょう
ハワイではお花のレイをよく身につけますが、妊娠中の女性はレイを身につけてはいけないという迷信があります。
これはとくに咲いた花ではなく、閉じた花のレイを身につけると、出産時の赤ちゃんがへその緒で窒息してしまうと信じられているのです。



