「ジブリの映画でどれが好き?」と聞かれたら、みなさんはどんな映画を思い浮かべますか?
実は、ジブリの映画にはいくつかの都市伝説が存在しており、様々な議論が行われているものもあるのです。
その中から有名な都市伝説5つをご紹介しましょう。あなたが大好きなジブリの映画にはどんな都市伝説があるのでしょうか?
株価との関係
なんと、日本テレビでジブリの作品が放映されるときは、直後に金融相場が荒れるという都市伝説が存在するのです。
ジブリの作品が放映される時に合わせ、株を売買する投資家もいるそうです。しかし、放映されるのは「金曜日」であることが多く、当然株価が乱高下する傾向が強くなるということもあるようです。
ジブリの映画がテレビで放映される時には、株価にも注目してみると面白いかもしれません。
となりのトトロ
サツキとメイの二人姉妹が森の妖精トトロと出会い、ちょっとした冒険をする、子供にも愛されているジブリの映画です。となりのトトロの都市伝説は、「サツキとメイはすでに死んでいる」というものです。
大きく3つの謎があり、「トトロは実は死神に近い存在?」「猫バスはあの世への乗り物?」「お母さんに会いに行ったはずなのに実際には会っていない?」というものがあります。
物語の冒頭でトトロは妹のメイにしか見えませんでしたが、姉のサツキがメイに会わせてほしいとお願いすることでトトロが見えるようになります。メイは死んでいる=あの世のメイに会いたい・・・と考えると次に出てくる猫バスがあの世への乗り物ではないか?という都市伝説もうなずけるところがあります。
メイを見つけた後にお母さんがいる病院へ向かいますが、実際に会うことはありませんでした。しかし、お母さんは「メイとサツキが笑ったような気がした・・・」とつぶやいたことから、すでに死んでしまったメイとサツキの気配を感じ取ったのではないか?と想像することもできるのです。
作中で、サツキとメイと父親が話すシーンが少ないため「すべての物語はサツキとメイのお父さんの妄想なのでは?」という都市伝説もあるようです。
千と千尋の神隠し
ジブリの作品の中で、日本のみならず、海外でも高い評価を得ている物語です。
千尋が働く「油屋」は風俗店であるという都市伝説があります。「油屋」は江戸時代の「湯屋」であり、現代の風俗店のような存在とされています。そのため、千尋が働く油屋に来るお客さんは男性の神様しかいなかったのでしょう。
また、豚になってしまった両親=借金を作った(私利私欲で肥えて太った)とすると、千尋は油屋に売られて働くことになったと考えることもできます。湯婆婆から与えられた「千」という名前は源氏名だと捉えることもできます。
千尋を助けてくれるハクに関する都市伝説も存在します。千尋は油屋から元の世界へ帰ることができますが、ハクはもう帰ることはできないという都市伝説です。
千尋は湯婆婆との契約の時、自分の名前を間違って書いてしまい、結果的には本名を知られることがなかったため元の世界に戻れたのですが、ハクは「ニギハヤミ・コハクヌシ」という名前を知っている湯婆婆によって最後は八つ裂きにされたのでは、という都市伝説があるようです。
その証拠に、千尋とハクが出会った場所(元の世界の川)はすでに埋め立てられ、マンションが建っているというような千尋のセリフがあります。
天空の城ラピュタ
初期のジブリ作品ですが、今でもよくテレビで放映されていますよね。こちらには幻のエンディングが存在する、という都市伝説があります。通常のエンディングでは、飛行石と一緒に巨木が空へ登っていくシーンが流れます。
しかし、主人公のパズーがシータの故郷へ行き、握手するシーンが存在したというものや、シータが身に着けていた飛行石を暖炉の中に隠してしまうシーンを見たという人もいます。
ジブリでは正式に「そういったエンディングは存在しない」と否定していますが、初期のテレビ放映では、放映時間枠に収めるために内容をカットすることがあり、その時に流れたテレビ版静止画エンディングから生まれた都市伝説であるというのが有力な説です。
ラピュタがジブリで制作されたのはもう30年も前の話ですから、長い時間の中イレギュラーなことがあっても不思議ではありませんよね。個人的には見た記憶があるのですが、数あるジブリの作品たちと記憶がかぶってしまっている可能性もありそうです。
風の谷のナウシカ
ナウシカの物語の舞台は火星なのではないか、という都市伝説があります。理由として、「一面砂漠地帯であること」「メーヴェが小さいエンジンで動くのは重力が地球の三分の一だから」「オームのような巨大生物が存在すること」があります。
実際に火星には巨大生物が存在した跡があり、大気も水もあったとされています。私たちの祖先となる人類が引き起こした最終戦争により火星は砂漠化し、滅亡したという説がありますが、ナウシカの世界観はその後の話であるという都市伝説があるのです。
また、ナウシカたちは本当は人造人間であるという都市伝説があります。
腐海のキレイな空気こそ清浄な空気で、ナウシカたちは毒に侵された空気に順応できるように作られているのだという都市伝説です。
初期のジブリの作品ですが、実は当時は「スタジオジブリ」という会社名ではなかったそうです。ナウシカがヒットしたのち「スタジオジブリ」に改名したため、正確にはジブリの作品ではないということになります。
まとめ
いかがでしたか?ジブリ映画にはたくさんの作品があり、そのどれもが魅力的です。
見方を変えると捉え方も変わってくる・・・ジブリの映画は様々なメッセージを含んでいるようです。真相は製作者にしかわかりませんが、都市伝説が生まれるのもジブリの映画に多くの不思議があるからなのでしょう。
これらの都市伝説に対し、ジブリからの正式なコメントが出ているものもありますが、違う角度から作品を見ることで一風変わった楽しみ方ができると思います。
ですが、あくまでも都市伝説なので、一番はジブリの映画を楽しんで見ることができればいいと思います。