周囲の人間関係はあなたの内面が反映されています。鏡の法則を利用して、人間関係を改善することができます。相手を変えることは難しいですが、自分を変えることはいつでもできます。
幸せな人間関係をつくるうえでもとても大切になるでしょう。そんな3つの方法をご紹介しますね。
鏡の法則とは?
「鏡」とは投影ということです。私たちの内面を映し出す鏡のように、現実世界に創り出されます。現実は内面の反映であり、あなた自身の思いによって、自分の人生が形作られています。
内面と向き合うことが苦手な人でも、現実を見ることで自分の内面がどう思い考えているのかが分かります。人間関係においても、自分の内面を投影することがあり、意識することでさまざまなことに気付くことができ、自分自身を成長させることができるでしょう。
鏡の法則:嫌いな人
人間関係で好きな人や気が合う人がいる一方で、苦手だなと思う人や嫌いな人がいるかもしれません。身近に接していると、どうしても相手の欠点が見えてくることがあります。
嫌いな人や苦手な人に嫌悪感を抱くことがありますが、自分の中にある受け入れたくない感情や抑えている欲求などを他人に映し出してしまいます。防衛機制のひとつであり、他人のものとして思い込むことで自分を守ります。
「人は自らの心を映す鏡」なので、相手の嫌な部分は実は自分の中に存在します。他人と関わっていて「なんかイライラする」「あの人の〇〇が苦手」「〇〇というタイプが嫌い」などその人によってさまざまな感情がでてくるでしょう。
自分がどういう人に対して嫌悪感を抱いているのかチェックしておくと、パターンが分かってきます。気付くことで自分がどんなことを欲しているのか、求めているのかが分かったり、いつも同じところで反応していることに気付いたりすることができますよ。
すぐに受け入れられる訳ではありませんが、気付くことができるようになると、他人に対しての理解ができるようになり、いつもよりストレスを感じないかもしれませんね。
鏡の法則:恋愛成就する方法
恋愛でも人間関係でも共通するのが、自分の内面に似た人を引き寄せます。恋愛をしているとさまざまな感情がでてきます。パートナーがいることで自分の内側にあるネガティブな感情、ポジティブな感情を感じやすくなります。
幸せな恋愛をするためには、自分のネガティブな感情をどれだけ手放していくことができるかというのがポイント。感情のバランスを整えていくことで、同じような波長の人と出会い素敵なパートナーと出会うことができます。
恋愛しているときに感じやすい、ネガティブな感情を紙に書き出してみるとよいでしょう。また、恋愛の始まりと終わりのパターンも書き出してみましょう。恋愛が終わるときに感じるパターンは、相手が変わっても似ていることが多くあります。
相手の問題ではなく、自分自身の問題なので、自分を変えることで恋愛も変化していきますよ。いつもあまり幸せではない恋愛をする人でも、自分の内面としっかりと向き合うことで、幸せで愛に満たされた恋愛をすることができます。
すべてはあなたの内面次第です。恋愛は相手の問題ではなく、自分の問題でもあるので、自分の内面を変えることにフォーカスしていくとよいでしょう。
鏡の法則:自分と向き合い
他人に投影していることを知ることで、自分の内面に気付くことができます。他人を変えることはできませんが、自分自身と向き合うことで、自分を変えることはできます。自分を変えることで、他人に対しての反応すらも変化することができますよ。
まずは嫌いな人、苦手な人などをリストアップしてその人のどこが嫌いなのか、苦手なのかを書き出してみましょう。「〇〇さんのこういうところが嫌い」もしくは「〇〇なタイプの人は苦手」など、思いつくものすべてを書き出します。書き出すことで、自分自身が受け入れていないことが浮き彫りになってきます。
例えば、「甘えるタイプの人は苦手」ということなら、自分自身が他人に対して甘えることを許していないことになります。自分で甘えることを許していないので、他人が甘えているのを見ると許せなくなってしまいます。本当の気持ちは「甘えたい」という欲求が隠されており、幼少期の頃に両親に甘えたくても甘えられる環境でなかったり、甘えることを禁止された環境で育っていたりする可能性があります。
そういったことに気付き、自分で甘えることを許していくことで、甘えている人を見ても反応しなくなります。他人に対しての嫌悪感を抱いているものをひとつずつ気付きをもって分析していくことで、受け入れられることができるようになりますよ。
自分と向き合うためには鏡の法則を利用して、他人の嫌なところ、苦手なところを見るところから始めてみるとよいでしょう。
まとめ
鏡の法則は、自分の内面を相手に投影してみてしまいます。自分の嫌な面を他人に見出して、批判したり、否定したり、嫌悪感を抱きますが、実は自分自身のことを批判し、否定し、嫌悪感を抱いていることと同じになります。
どんなことに対して嫌悪感を抱くのかに気付くことで、自分自身と向き合うことができ、気付きをもつことができますよ。