
タメになる話を聞いたり、本で読んだりして「なるほど」と思ったのに、現実はなにも変わらない……そんなことって普通にありますよね。でも、それって実はあたりまえなんです。なぜなら、人生を動かすのは「知ること」だけじゃなくて、「行動すること」「変わっていくこと」。その3つがそろって、はじめて運の流れが少しずつ動き出すから。
今回は、「知識・行動・変化」がどんなふうに人生を変えるのか、そして止まっているときに気をつけたいスピリチュアルな視点について、くわしくお話していきましょう。
目次
「知っている」と「知らない」の違いが運命を分ける
知らないままでいると可能性も見えなくなる
知らないことには、気づくことができない。こういうとあたりまえのように聞こえると思いますが、実はこれこそがなによりも大事なことなのです。なぜなら、何気なく過ごしている1日の中にも、実はたくさんのチャンスやヒントがかくれているから。それなのに、知らなければ、そのまま通りすぎてしまいます。
たとえば、「こんな道があったなんて知らなかった」と気づくことがあるでしょう。その道の先には、おいしいお店があったり、素敵な景色が広がっていたりするかもしれません。人生もそれと同じで、「知らなかったから選べなかった」ということが、実はたくさんあるのです。
「知る」ことから人生の新しい扉が開く
なにかを知ることは、新しい扉をひらくことでもあります。「こういう考えかたがあったんだ」「こんなやりかたがあるのか」と気づくと、これまでとちがう選択ができるようになるのです。たとえば、人との接しかた1つでも、「相手の立場で考える」という行動を知っているだけで、言葉や行動が変わっていくでしょう。知識は、ただの蓄積ではありません。自分の毎日を変える、きっかけになるのです。
「行動している」と「していない」で現実が変わる
行動はエネルギーを動かすスイッチ
気分が落ち込んでどうしようもないときに、部屋のそうじをしてみたら気持ちがスッと軽くなった……そんな経験はありませんか?実はこれ、目には見えない“エネルギー”が動いた証なんです。つまり行動は、自分の中のエネルギーを変えるスイッチみたいなもの。「とりあえずやってみよう」と少しでも動いてみると、まわりの空気も自分の気持ちも少しずつ変わっていくのです。
頭でわかっても、動かなければ現実は変わらない
「わかってるのに、できない」。そんなことって、だれにでもありますよね。でも、どれだけ知識があっても、行動にうつさなければ、現実はそのまま。たとえば、「あいさつをしたほうがいい」と知っていても、実際に声をかけなければ関係は変わらないのです。行動してこそ、その場のエネルギーも、自分の運も動いていくのだということを覚えておきましょう。
行動する人にだけ“ご縁”や“チャンス”が巡ってくる
じっとしていても、チャンスが勝手にやってくることはめったにありません。でも、なにかしら動いていると、不思議な出会いや声をかけられることが増えていきます。たとえば、「ちょっと行ってみよう」と思って参加したイベントで、大事なご縁がつながったり。「投稿してみようかな」と書いたSNSが、だれかの目にとまったり。こんなふうに、動いている人のところにこそ、チャンスやサポートは集まってくるのです。
「変化」しているか「止まっているか」で未来が分かれる
変化は怖くても、成長のチャンスそのもの
新しい場所に行く、新しいことをはじめる、知らない人と話す……こうした変化には、少なからず「こわさ」や「不安」がついてきます。でもその“こわさ”の奥には、自分でも知らなかった力や可能性がかくれていることが多いのです。そして、「思っていたよりできた」「意外と楽しかった」という結果につながっていきます。これこそが、変化の中にひそむ成長のチャンスだといえるでしょう。
小さな変化・移動の積み重ねが大きな流れを創る
とはいえ、「よし、今日から毎日完ぺきに生きよう!」なんて思わなくていいです。完ぺきを目指すと無理をしてしまいますし、無理は歪みを生んでしまいます。だからこそ、たった1分のストレッチとか、小さな整理整とんとか、いつもより少し早く寝るとか。それでじゅうぶん。
そういう小さな“変化”や“うごき”の積みかさねこそが、流れを変えていってくれるのです。そして、あるときふと、「前よりちょっとラクになったかも」と感じる瞬間がくるでしょう。
スピリチュアル視点で見る「分岐点」の意味
行動を選ぶ人には、宇宙からサポートが集まりやすい
自分で「こうしてみよう」と選ぶ人には、不思議なほどタイミングのいいことが起こりやすいです。たとえば、急にだれかから声をかけられたり、ぴったりの情報が手に入ったり。スピリチュアル的には、「自分の意志をしめすことで、宇宙とつながる」と言われています。つまり、行動を決めた瞬間から、見えないサポートが動きはじめるのだといえるでしょう。
停滞=波動が鈍ると運も遠ざかる
逆に、動かずにいると、心も身体もどんどんにぶっていきます。それこそが、波動がにぶった状態。波動がにぶると感覚もにぶり、選択の幅もどんどん狭まっていくでしょう。結果的に「なんだかうまくいかない」「流れが止まってる気がする」と感じるようになり、運もどんどん遠ざかっていくのです。だからこそ、ほんの少しでもいいから、動いてみること。たった一歩でも、そこから流れは変わっていくでしょう。
まとめ
人生を前に進めてくれるのは、「知ってること」ではなく「動いてること」。そして、「今のままでいいや」と止まるのではなく、「少しだけでも変わってみよう」と思える気持ちです。
うまくいかない日も、気分がのらないときも、やさしく、自分のペースで。止まらずに少しずつ進んでいく人に、スピリチュアルなサポートはちゃんと届くようになっているのです。だからまずは、今日という日に、できることを1つだけ。それが、新しい未来のはじまりになるでしょう。



