
悲しいことがあったり理不尽な目にあって悔しい思いをしたりで、思わず涙をこぼしてしまったことはないでしょうか。涙は感情が高まることであふれ出るものですが、泣いた後にスッキリした気分になるのは、泣くことで感情が浄化されるから。
悲しみや涙にくれる夜に寄り添う名言を厳選しました。心が静かに癒やされていき、明日への希望や前向きな気持ちがふんわりと心に灯る言葉を集めています。
目次
涙の名言①折原みと
生きていると、楽しいことばかり起こるわけではありません。つらくて悲しくて涙をこぼすこともあれば、理不尽な目にあって悔しい思いをすることもあるでしょう。
だけどもそこでうつむいてしまうのではなく、なにくそ、負けるもんか!と前を向き、ゆっくりでも進み続けることで、夢や理想、あるいはなりたい自分へと近づいて行けるのです。最後に笑えるなら、涙も人生に必要な過程だったのでしょう。
涙の名言②ゲーテ
社会に出てみたなら、思った以上にしんどいことや理不尽なことが多くて、こっそり涙を流すこともあるかもしれません。
でも苦労やしんどい経験をしたからこそわかることもありますし、人に対する気遣いなどもできるようになるもの。人として成長できる糧とも言えるでしょう。後になって振り返り、苦労を笑い話にできるといいですね。
涙の名言③ゴールウェイ・キネル
泣くという行為には、感情を浄化させる役割があります。つらいこと、悲しいこと、悔しいことがあったときに、ガマンせずに思い切り泣いてしまうと、意外に後はスッキリするものです。
もちろん悲しさや悔しさが消えてなくなってしまうわけではありませんが、思いっきり涙を流したことで気持ちが切り替わり、後はもう前を向いて進むだけ、という心境になれるのでしょう。
涙の名言④江原啓之
仕事をしていたり社会に出た後には、思うようにものごとが進まないこと、しんどい思いをすることもよくありますよね。なんで自分ばかりこんなつらい目にあうのだろう、と考えたこともあるかもしれません。
でも失敗だって経験のひとつ。一度経験した失敗は、二度繰り返さなければ良いのです。ひとつひとつ学びながら成長を続けて行くうちに、いつかなりたい自分へと近づけるでしょう。
つらくても最後まであきらめず、前向き思考で自分の進む道を切り開いて行ってくださいね。
涙の名言⑤ヨハネ・パウロ2世
感情を解放する手段はいくつかありますが、怒りを選んでしまうと、八つ当たりなどになってしまい周囲の人に迷惑をかけてしまうかもしれません。でも泣くことを選んだなら、親しい人や周囲の人には心配をかけてしまうかもしれませんが、傷つけることにはならないでしょう。
涙を流すことには感情を浄化させるという働きがあります。泣いた後にスッキリするのは、泣くことで気持ちの整理を付けているから。涙が止まったその後は、きっと晴れた気持ちになっているでしょう。
涙の名言⑥アウグスティヌス
たとえば誰かに悪いことをしてしまった、イヤな態度を取ってしまったとします。人によっては自分のしたことなんてすぐに忘れてしまうこともあるでしょう。でも誰かを傷つけてしまった、悪いことをしてしまったという罪悪感や後ろめたさを、ずっと感じてしまう人も中にはいます。
そうした人はもう二度と同じようなことをしない、できることなら謝りたいとも思っているかもしれません。そうして自分の言動を悔やみ続け、心で涙を流すことで、感情と同じく誤った過去も浄化されていくのでしょう。
大切なのは、悪いと思ったことは繰り返さないこと。反省して改めることです。もう二度と後悔の涙を流すことのないよう、しっかり心に刻んでくださいね。
涙の名言⑦エラ・ウィーラー・ウィルコックス
笑う門には福来る、という言葉があります。つらいことやしんどいことがあったとしても、笑うだけで多少気が晴れるもの。誰かとグチを言い合い、お互いに励まし合って最後は笑って別れることで、意外になんとかなるかもしれない、と思えるものです。
一方涙には、感情を浄化させるという働きがあります。泣きたいときにはガマンをせず泣くことで、スッと気持ちが落ち着いたという経験はありませんか?涙を流すことで解決するわけではありませんが、泣いて感情を解放することで、気持ちの整理がつきやすくなるのかもしれません。
感情の落としどころがわからなくてモヤモヤしているときは、思い切り泣くというのもひとつの発散法と言えるでしょう。
涙の名言⑧ドロシー・ディックス
女性は社会的にはどちらかと言えば弱い方で、現代はまだマシになりましたが数十年前には上司や男性などに良いように利用されて、利用する価値がなくなったら捨てられる、なんてことも。
でも女性だっていつまでも一方的に涙を流すだけの存在ではありません。つらい経験を積んできた女性は強く生きて行こうと自立し、人を見る目も磨かれます。甘い言葉やうまい話にだって、簡単にはだまされなくなるでしょう。
つらい人生だったかもしれませんが、それもこの先の人生を強く生き抜くための学びだったと前向きに受け入れ、過去の苦労や涙を笑い話にしてはどうでしょうか。
涙の名言⑨辻征夫
泣くという行動は、物にも当たらず他の誰かを物理的に傷つけることもない、感情の解放のひとつの形です。悲しい、悔しいと思うときには部屋にこもり、とことん泣いてみると、泣きやんだ後は意外にスッキリします。
実際には水分補給をしてまで涙を流す、ということをする必要はないのですが、そのくらい思い切って泣く=感情を思うままに解放するのもいいでしょう。いっぱい涙を流してスッキリした後に、また新しい一歩を踏み出してくださいね。
涙の名言⑩相田みつを
本当につらいときや悲しいときに、そうした感情をごまかすのもしんどいですよね。そこまで落ち込んでしまったなら、もう言い訳や強がりなんてほったらかして、好きに涙を流せばいいんです。
もしかしたら恨み言やグチのひとつやふたつ、泣きながら口にしてしまうかもしれません。でもそれは、あなたが次に歩き出すための儀式のようなもの。たくさん泣いた後には、きっと新しい世界が目の前に開けていますよ。
まとめ
歳を取るに従い、誰かの前で涙を流すという機会は減るものです。恥ずかしいという思いや立場などが涙をガマンさせるわけですが、でも本当に泣く必要があるのは子どもより、悲しいことや悔しいことがあっても、なかなか人前で泣くわけにいかない大人の方かもしれません。
泣くことで感情は浄化されます。涙を流すことが、傷ついた心を癒やすひとつの方法だということを覚えておいてくださいね。



