ネパールといえば厳しい自然や様々な種族が暮らしているイメージです。象に乗って視点を変えた散策も有名ですね。
ネパールの世界遺産は4つ存在します。ネパールらしく自然保護を目的とする世界遺産が多いです。ネパールの人によって大切に守られてきた世界遺産を見に行きませんか?
カトマンズの渓谷

ネパールは世界中のバックパッカーに絶大な人気があります。
そんなネパールの最大の盆地が世界遺産として登録されています。標高1350メートルの高地にありながら1年を通して温暖な気候に恵まれています。太古の昔は湖だった肥沃な土地で、古くから交易、文化の要衝として機能していました。
建築・彫刻・工芸など、芸術性の高いネワール文化が花開いた15世紀ころ3人の王子がカトマンズ、パタン、バクタプルにそれぞれ王国を築きました。
レンガと木材を使ったネワール様式の町並みは、日本の古都に似ていてどこか懐かしさを感じられる世界遺産です。一時期は老朽化が激しかったものの、現在は国の支援や復旧によりかつての姿を取り戻しつつあります。栄光の都に一度は訪れたい世界遺産です。
サガルマータ国立公園

ネパールでサガルマータといったら「世界の頂点」を意味する言葉です。まさに世界最高峰の世界遺産が存在します。チョモランマやエベレストといった世界最高峰の山に例えてもよいほどです。
標高8848メートルの名峰を中心としたヒマラヤの山岳地帯一体がネパールのサガルマータ国立公園として世界遺産に登録されています。
およそ4500万年前に大陸の衝突で海底が隆起して形成されたというヒマラヤ山脈は、7000〜8000メートル級の山が連なる自然にあふれた場所です。山頂付近ではアンモナイトやウミユリなどの海の生物の化石が良く発見されます。
公園内にはユキヒョウ、ジャコウジカなどの絶滅危惧種、ブルーポピーなどの固有植物など珍しい動物や植物に出会うことができます。美しい自然をずっと保護しておきたい世界遺産です。
ロイヤル・チトワン国立公園

ネパールの中南部タライ平野の一角にある世界遺産です。
面積は大阪府の約半分の932平方km、熱帯雨林や草原、沼や湿地が広がっています。1950年からマラリアという病気の原因となる蚊を撲滅させるために、大量の農薬をまきました。その結果、ネパール最大の農地が出来ましたが、野生動物は激減。そこでネパールの王様が国立公園に指定し、動物を保護するようになりました。
この辺りには「タール民族」が生活をしています。タール民族の家は土壁で窓がほとんどありません。ここでは象の背中に乗ってジャングルを散策できる「象サファリ」が人気です。野生動物に出会えるのは朝が多いので午前中がおすすめです。象と一緒に道なき道を進む体験は、この世界遺産ならではの思い出になります。
他にもカヌーで川下りや象の飼育センターなど、野生の動物を至近距離で楽しめるスポットが満載です。象好きなら絶対に訪れておきたい世界遺産です。
仏陀の生誕地ルンビニ

ネパールの南部タライ平野にある小さな村が世界遺産となっています。
なぜ、小さな村が世界遺産に?と不思議なのですが、実は仏教の開祖釈迦の生まれたとされる場所で仏教の八大聖地の1つとされているからなんです。マーヤー・デーヴィー寺院を中心にアショーカ王が巡礼したときに建立された石柱、釈迦が産湯をつかったという池などが残されています。
特にアショーカ王の石柱には、ここが仏陀の誕生地であることや、ルンビニ村の租税を免除することが書かれていたそうです。それにより、仏陀が実在の人物であったこと、ここが仏陀誕生の地であることが認められました。まさに貴重な発見の場でもある世界遺産です。
ルンビニ聖園には他にも様々な発掘がありました。
仏陀が生まれたと言われるその場所からはマーヤー聖堂跡が発見され、その内部から仏陀誕生のレリーフが彫られた石版が発掘されました。更に、大きな菩提樹の横にはプスカーニ池があり、そこではシッダールタを生む前にマーヤーが身を清め、シッダールタが産湯に浸かったといわれています。
日本ともつながりの深い仏教の歴史が興味深い世界遺産です。
カマラディガネッシュタン寺院
世界遺産ではありませんが、象の神様ガネーシャの寺院ということでパワースポットになっています。
特にカマラディガネッシュタン寺院は、ガイドブックにはほとんど載っていない穴場の寺院です。ネパールの人々はこの寺院に、ガネーシャ神の特別な曜日である火曜日と土曜日にお参りに訪れることが多いそうです。靴を脱いで入る以外は特に厳しいしきたりはないので、ネパール以外の人でも気軽に入場できます。
ネパールの人の信仰心を垣間見ることのできる貴重な時間が過ごせます。この寺院を出てすぐのところに猿の神様ハヌマンの像があります。こちらの敷地内に入るときも、靴を脱いで入るしきたりです。
ネパールでは、神様にお参りするときは神様の像を正面に見て時計回りに回るしきたりなので、ハヌマン神のまわりを右回りに3回回ってお参りしましょう。
また、ハヌマン神は女性は触れてはいけないと言われているので、女性は触れないでお参りするように注意しましょう。願い事がよく叶うと言われているこの寺院は、世界遺産と一緒に訪れてみるのをおすすめします。
まとめ
ネパールの世界遺産はいかがでしたか。
どこか日本と繋がるような、懐かしい空間や心地いい雰囲気を感じられる世界遺産ばかりです。象の神様ガネーシャは有名なので、願い事が叶うと信じられているパワースポットもあります。
ネパールの世界遺産やパワースポットを訪れて、元気になる旅に出てみませんか。



