稲荷神社は日本全国に多くあり、その数はおよそ3万。もちろん、一番多い神社です。それほど私たち日本人にとってなじみ深いお稲荷さんですが、実は、とくに好かれる人がいるというのはご存じでしょうか。
今回は、お稲荷さんに好かれる人の特徴と、呼ばれるときのサインをそれぞれご紹介します。
目次
お稲荷さんはどんな神様?
「お稲荷さん」とは、日本の狐神信仰の中心的な存在で、稲荷大神とも呼ばれる神さまです。おもに商売繁盛や家内安全、学問成就などのご利益があるとされ、日本の寺社や民家などに祀られています。ほか、会社の屋上にお祀りされているところもありますね。
また、お稲荷さんは、狐をつかう稲の守護神として信仰されていますが、「お稲荷さん」という名の神さまではありません。そして、お稲荷さんは宇迦之御魂大神<ウカノミタマノオオカミ>という稲作・農業の神さまのことだという説もありますが、これも確定ではないのです。
実際にわかっているのは、狐をつかう稲作の神さまだということだけ。それなのに、日本全国にたくさんの神社がある……なんだかすごいことですよね。正体こそはっきりしないものの、お稲荷さんはそれだけ私たちにとって親しみやすい、そして心ひかれる存在なのかもしれません。
お稲荷さんに好かれる人の特徴
【勤勉で誠実な人】
お稲荷さんは、努力や誠実さを大切にする神さまとされています。そのため、勤勉で努力家の人や、人との関わりを大切にし、誠実で正直な人に好意をもちやすいです。
【社交的な人】
商業を司る神さまであるお稲荷さんは、人との関わりを重視する傾向があります。そのため、社交的な人や、人とのコミュニケーションが得意な人にも好意をもつとされています。
【欲を追わない人】
お稲荷さんは、商業の神さまであるため、物質的な豊かさをもたらすとされています。しかし、欲を追いすぎると、お稲荷さんは遠ざかってしまうのです。そのためお稲荷さんは、欲を追いすぎず、節度を持って生きる人に好意をもつといえるでしょう。
【精神的な豊かさを大切にする人】
お稲荷さんは、物質的な豊かさだけでなく、精神的な豊かさをもたらす神さまでもあります。そのため、自分磨きを大切にしていて、常に成長しようという意欲にあふれた人が大好きです。
お稲荷さんに歓迎されて呼ばれるサイン
【赤色がやたら目につく】
赤色のものって、家の中でも、街中にも、あちこちにありますよね。たとえばポストもそうですし、信号もそうでしょう。そんな、日常で見慣れているはずの赤色を、やたら意識したり、「なんか赤いものばかり見るな」と感じたりしたときは、それがお稲荷さんに呼ばれているサインなのです。お稲荷さんといえば、朱色の鳥居がシンボル。そこから呼ばれているために、赤に反応しやすくなっているのです。
【狐を見かける】
狐は、お稲荷さんのつかいです。そのため、狐を見かけるというのは、かなりあからさまなお稲荷さんからのサインだといえるでしょう。なにしろ、自身のつかいをあなたの元に送っているのですから。もしも狐を見かけることがあったら、できるだけ早くお稲荷さんの元をおとずれてみてはいかがでしょうか。もちろん、この狐というのは、生きた狐だとはかぎりません。デザインだったり、モチーフだったり……その場にあってもおかしくないものとして存在するのですが、あなたはやけにその狐が気になるはずですよ。
【稲荷神社にたどり着く】
初めておとずれた地などで、歩いていたら自然にお稲荷さんにたどり着いたとしたら、それはお稲荷さんからの招きや呼びかけがあるということです。ぜひお参りしましょう。稲荷神社は、お稲荷さんの居場所です。そこに招かれたということですから、かなり歓迎されているといえそうですね。また、このときのあなたがなにかを探していたり、解決してほしいなにかを抱えていたりする場合、お稲荷さんが解決してくれるはずですよ。
まとめ
お稲荷さんに好かれて呼ばれたとしたら、こんなにうれしいことはないですよね。ただ、それとは逆に、「お稲荷さんに行ってはいけない人がいる」というのを聞いたことがある人もいるかもしれませんが、これは、それほど気にしなくても大丈夫です。
なぜなら、単純に時期の問題だから。たとえば、今の仕事に満足している人が転職の神さまに参ろうとしてもあまり意味がないのと同じで、「時期ではない」だけなのです。お稲荷さんは、あなたがお稲荷さんを必要としたときにはきっと受け入れてくれますよ。
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