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セフィロトの樹とは|効果とセフィラ11個の意味をわかりやすく解説

セフィロトの樹とは、旧約聖書の『創世記』に登場する理想郷・エデンの中央部に埋められた木のことです。別名で「生命の木(Tree of Life)」「命の木」とも呼ばれます。

その起源はシュメール文明にみられるとされ、旧約聖書の『創世記』に登場する最初の人間・アダムとイブのエデン追放にも関わっています。

セフィロトの樹とは

この記事では、セフィロトの樹とは何かをわかりやすく解説していきます。その効果とセフィラ(セフィロトの樹を構成するパーツ)11個の意味も紹介します。

『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する「生命の樹」とも関わりの深いテーマなので、スピリチュアルだけでなくアニメの謎も解きたいあなたは必読!

セフィロトの樹とは

セフィロトの樹とは

(引用元:生命の木|wikipedia

セフィロトの樹とは、旧約聖書の『創世記』に登場する理想郷・エデンの中央部に埋められた木のことです。また、ユダヤ教の神秘主義思想・カバラにおける「生命の木」「命の木」の別称でもあります。

エデンの中央部には、セフィロトの樹のほかに「知識の木(善悪を知る木)」と呼ばれる木が生えていたとされています。そして、両方の木に成る実を食べたとき、人間は神と同等の能力をもつ存在になるとも語られていたようです。

セフィロトの樹の効果

旧約聖書『創世記』では、セフィロトの樹に成る実を食べた人間は、神に等しい「永遠の命」を得ると記載されています。

“人は我々の一人のように、善悪を知る者となった。今は、手を伸ばして命の木からも取って食べ、永遠に生きる者となるおそれがある”

(新共同訳聖書『創世記』第3章22節|The Bible,The New Interconfessional Translation)

こちらは、旧約聖書・新約聖書における唯一神・ヤハウェのセリフの口語訳。ヤハウェは、人間がセフィロトの樹の実を食べて、永遠の命を手に入れることを恐れていました。

そんな最中に登場し、エデンを追放されてしまうのが「アダムとイブ」。ヤハウェが生んだ最初の人間です。

《セフィロトの樹と「アダムとイブ」のエデン追放の物語》

アダムとイブは、まず、エデン中央・セフィロトの樹の近くに生えていた「知識の木(善悪を知る木)」の実を食べてしまいます。こちらの実は、ヤハウェが事前に「食べてはいけない」と命令したもの。

命令に背いたアダムとイブは、次にセフィロトの樹の実までをも食べてしまうのではないか。そうして、神に等しい「善悪の知識」と「永遠の命」を手に入れれば、唯一神としての自分の立場がおびやかされるのではないか…。

そう恐れたヤハウェは、アダムとイブをエデンから追放してしまうのです。

食べた者に永遠の命を与えるとされたセフィロトの樹の実は、人間を神と同等の存在にまで引き上げる効果をもつ、禁断の果実だったのです。

セフィロトの樹を構成する「11個のセフィラ」の意味

セフィロトの樹とは

セフィロトの樹を構成するパーツ・円である「セフィラ」は全部で11個。それぞれが固有の意味をもち、一本の木をかたどっています。さっそく、11個のセフィラそれぞれが示す意味を早見表で確認していきましょう。

セフィラ 意味 シンボル
ケテル(第1のセフィラ) 王冠 白色、数字の「1」、守護天使「メタトロン」、海王星、ダイヤモンド
コクマ(第2のセフィラ) 知恵 灰色、数字の「2」、守護天使「ラツィエル」、天王星、ターコイズ
ビナー(第3のセフィラ) 理解 黒色、数字の「3」、守護天使「ザフキエル」、土星、パール
ケセド(第4のセフィラ) 慈悲 青色、数字の「4」、守護天使「ザドキエル」、木星、サファイア
ゲブラー(第5のセフィラ) 峻厳 赤色、数字の「5」、守護天使「カマエル」、火星、ルビー
ティファレト(第6のセフィラ) 黄色、数字の「6」、守護天使「ミカエル」、太陽、ゴールド
ネツァク(第7のセフィラ) 勝利 緑色、数字の「7」、守護天使「ハニエル」、金星、エメラルド
ホド(第8のセフィラ) 栄光 橙色、数字の「8」、守護天使「ラファエル」、水星、水銀
イェソド(第9のセフィラ) 基礎 紫色、数字の「9」、守護天使「ガブリエル」、月、シルバー
マルクト(第10のセフィラ) 王国 レモン色(黒色、小豆色、オリーブ色)、数字の「10」、守護天使「サンダルフォン」、地球、水晶
ダアト(第11のセフィラ) 知識 シンボルなし。書籍によっては、冥王星を惑星のシンボルとする場合もある。

11個のセフィラが示すのは、セフィロトの樹(生命の木、命の木)において必要な要素。旧約聖書において、神だけに許された「永遠の命」を手に入れるために必要なものといっても過言ではないでしょう。

まとめ

セフィロトの樹とは、旧約聖書の『創世記』に登場する理想郷・エデンの中央部に埋められた木であり、神に等しい永遠の命を得る効果があるとされた神聖な木です。

神聖幾何学とされるフラワーオブライフの内側に収まるセフィロトの樹は、私たち人間がもつ「神性(神とリンクする部分)」の象徴でもあるのかもしれませんね。

▶︎フラワーオブライフとは?スピリチュアルな効果3つと飾り方はこちら

ABOUT ME
Written by ほし沙織
Webライター|作家|コンサル&コーチ。幼少期の10年間を海外で過ごし、日本語と英語のバイリンガルとして育つ。その中で「文字を通して想いを伝えること」の素晴らしさに惹かれ、小説とライティングの世界に没頭。過去2年間のうちに出版賞を5回ほど受賞。心理学、スピリチュアル、占い、脳科学に関するテーマを担当。ブログ準備中。

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