タロットカードの小アルカナ、カップ―聖杯の3は、3人の女性がカップを掲げてお祝いをしている姿が描かれています。これは感情的に結びついたグループや、喜びのあまり杯のみを見て踊り、楽しいことのみに集中しすぎている姿も現しているのです。
目次
【カードの絵の解説】
A.3人の女性が祝杯をあげるかのごとく、カップを上に掲げて踊っています。このうち赤い服を着た女性は、あとのふたりと腕の上げ方が違うことから、この女性はあとのふたりに迎え入れられたことを表しています。赤い服の女性が加わることで、このグループが完成し、実りへとつながるのです。
B.3人の女性の服の色は、それぞれ赤が愛欲、金色(黄色)が愛、白が純潔を表し、この3つがうまく調和することで、バランスが取れることを表しています。
C.女性の足元には果実が実っています。これは豊かな生活を示しています。
カップの3のカードの意味
カップの3は、今までふたりで共有していたことをもうひとり加わったことで、3人で分かち合うことになっています。
この3人は気持ちが合い、お互いに支え合いながら過ごせるのです。互いに結び付きがしっかりすることで、絆、愛を感じるのです。
いろいろな問題にぶちあたっても、今いる仲間があなたを支え、助けてくれるのです。
しかし目先の幸福に目を奪われ、周囲を見回すことを忘れていると、思わぬ落とし穴が待ち受けていることもあるのです。
カップの3の正位置の意味
【正位置のキーワード】
・祝福
・仲間
・幸福
・安定
・連帯感
【恋愛】
年の若い人たちであれば、グループ交際が始まりそうです。またパーティーで出会いがあったり、今まで以上にパートナーとの絆が深まります。仲間に祝福されてのゴールインもありそうです。
【仕事】
今までやってきた仕事がついに完成しそうです。または天職を仕事にでき、幸せに感じるかもしれません。あるいは仲間と起業するチャンスがやってきたり、チームワークで問題を解決することができるようになります。
ウェディング関係の仕事やイベントのプランナー、コーディネーターなどの仕事に縁がありそうです。
【金運】
安定した金運期です。充分な収入に恵まれ、思わぬご祝儀が入ったり、ギフトとしてお金を送られたりすることもありそうです。
カップの3の逆位置の意味
【逆位置のキーワード】
・孤立
・三角関係
・無関心
・惰性
・節操がない
【恋愛】
誘惑されて恋に落ちそうですが、相手にとってはほんのお遊びにすぎません。また三角関係になって悩んだり、軽い気持ちの浮気が大きな問題を引き起こすことになりそうです。八方美人になっていると、最終的には独りぼっちになってしまいそうです。
【仕事】
今まで順調だった仕事の流れが、急に止まってしまいます。または仲間に足を引っ張られるような出来事が起こったり、一生懸命説明をしても、相手が真剣に取り合ってくれず、がっがりすることが続きそうです。
【金運】
祝儀を払うことが増えたり、浪費をしすぎて借金に苦しむことになりそうです。ヤケになって使うことは控えてください。この時期に作った借金は、なかなか減らすことができません。
ワンオラクルによる占い
まず質問を心に思い浮かべ、78枚あるタロットカードから1枚だけ引いて占う方法をワンオラクル・リーディングと呼びます。
小アルカナの場合は、通常正位置と逆位置でYESかNOが決まります。
しっかりと質問を決めたら、シャッフルをして心を平静にしてから1枚引いてください。そのときに「カップの3」が出たらどのような回答が考えられるでしょうか?
【YESかNOかという質問の仕方】
カップの3は、正位置ならYES、逆位置なら答えはNOです。
【今日の運勢】
イベントや誕生パーティーなどへのお招きがありそうです。気持ちが躍るような楽しいことに誘われたり、あるいは誰かのサプライズ・パーティーの企画を任されたりしそうです。
【ファッション】
カジュアルながらも、ちょっとしたパーティーにも参加できるようなファッションを心掛けるとよさそうです。エレガントなシャツやブラウスにスラックス、あるいはシンプルなドレスもお勧めです。ラッキーカラーは、ゴールドです。
【食事】
少人数ながら、仲良しと出かけ、ワインを飲みながら創作料理を味わって楽しい時間を過ごすとよいでしょう。パーティーとまでゆかなくても、いつもと違ったユニークな一品料理を楽しんだり、少し高めのワインを試してみましょう。
【ラッキー・スポット】
イベントがらみの場所がおすすめです。映画の試写会やレストランでのイベント、多く人が集まり、ダンスや食事を一緒に楽しめるような場所に仲間とお出かけしてみましょう。
まとめ
秋の収穫を喜んで、踊っているように見える3人の女性は、今までの努力が実り、それを祝福しているように見えます。また周囲からも祝福を受け、喜びの絶頂にいるようです。そんな中でも、妨害が起こったり、関係が崩れることもあり得るので、足元を注意することも暗示しています。