
今は「すごい」という意味で使われることも多い、「ヤバい」という言葉。もともとは危険な場所や状況をあらわす言葉だったことをご存じでしょうか。そしてさらに昔になると、「不吉」や「運気を下げる場所」という意味合いだったことも。この言葉が放つエネルギーや波動は、知らず知らずのうちに影響を与えてくるのです。
今回は「ヤバい」の本来の意味や語源、現代の使われかた、スピリチュアルな視点からの言霊の力などについて、くわしくお話ししていきます。
目次
「ヤバい」の本来の意味・語源とは?
江戸時代の「ヤバ場所」=身を隠すしかない危険な場所
「ヤバい」という言葉は、江戸時代の「ヤバ場所(ヤバ場)」が語源だといわれています。当時の「ヤバ場所」は、罪を犯した人が隠れて暮らすしかない、治安の悪い場所を意味していました。見つかると捕まってしまうため、そこにいるだけで常に恐怖や不安を感じるような危険な場所だったのです。今では、軽く使う「ヤバい」という言葉ですが、もともとは「身を隠すしかないほどの危険」という意味が込められていたのです。
犯罪者・裏社会の隠語
「ヤバい」という言葉はその後、裏社会や犯罪者の間で使われる隠語となりました。「危険」とか、「近寄ってはいけない」を意味する、合図のような役割となったのです。主に、人前で大きな声で話せないような状況や、警察の目を避けなければならない状況で使われることが多く、その言葉を口にするだけで周囲が緊張するほどの意味をもっていたのです。
昔は「不吉」「運気を下げる場所」
このように、昔の「ヤバい」という言葉は「本当にまずい」「不吉」「運気を下げる場所」といったニュアンスを含んで使われてきました。関わると不運を引き寄せたり、トラブルに巻き込まれる恐れがある場所や状況を示す言葉だったのです。つまりは、「言うだけでもよくない」「近づきたくない」と、言葉自体が避けられる傾向にあったといえるでしょう。
現代の「ヤバい」はどう変化した?
若者文化で「スゴい」「素晴らしい」の意味にも拡大
時代が進むにつれて、「ヤバい」は若者文化の中で「スゴい」「素晴らしい」という意味でも使われるようになりました。感動したとき、美味しいものを食べたとき、ライブで心が震えたときなど、ポジティブな驚きを表現する言葉として使われる場面が増えているのです。とくに現代のSNS文化では「ヤバい」が日常的に使われ、良い意味でも悪い意味でも使える便利な言葉として定着しているといえるでしょう。
でもエネルギー的には、まだ“危険” “不安定”な響きが残っている
ただし、言葉にはエネルギーが宿っています。現代ではポジティブにも使われている「ヤバい」ですが、その語源には「危険」「不吉」という波動が含まれているため、完全に明るい言葉に変わったわけではありません。無意識のうちに「ヤバい」を多用すると、自分のエネルギーや周囲の空気を不安定にすることがあるのです。
使う時の心の波動・意図が結果に影響を与える
「ヤバい」という言葉は、どんな気持ちで使っているかによって、エネルギーの影響が変わってきます。言葉には“言霊”が宿るとされ、使うときの心の状態が言葉のエネルギーに乗るのです。たとえば「楽しい」「感動した」という気持ちで「ヤバい」と言うなら、そのポジティブな波動が伝わり、良い空気が広がるでしょう。
反対に、恐怖や焦りの気持ちで「ヤバい」と繰り返すと、その不安定なエネルギーが自分自身や周りに残ってしまうのです。そのため、言葉は自分の本音や願いに合うように選びながら、言霊を意識して使っていくことが大切です。
スピリチュアルな観点から見る「ヤバい」
言葉はエネルギー:危険や不安の波動を拡げやすい
スピリチュアルの世界では、「言葉はエネルギーそのもの」と考えられています。「ヤバい」という言葉には、「危険」「不安」「不吉」という波動が今も残っているため、繰り返し使うことでそのエネルギーを周囲に広げてしまうこともあるでしょう。ですから、喜びや感動をあらわすときには「すごい」「最高」「感動した」という言葉に置き換えるのがオススメ。それだけで、言葉の波動が明るくなり、自分のエネルギーも軽くなります。
過剰に多用すると「混乱」を呼びやすい
「ヤバい」という言葉は便利で使いやすいですが、さまざまな場面で使える分、多用しすぎると「混乱」や「曖昧」な出来事を引き寄せることがあります。喜びや感動の場面で「ヤバい」を使うのは悪いことではありませんが、なんでもかんでも「ヤバい」で表現していると、自分の感情や思考が整理されず、気持ちがごちゃごちゃになりやすくなるのです。ときには言葉を選び直すことが、自分自身の内側を整えるきっかけにもなるでしょう。
意識的に使うことで「場所や人の波動」を整えやすくなる
「ヤバい」という言葉は、ただなんとなく使うのではなく、意識的に使うことが大切です。「楽しい」「感動した」という気持ちのときに使う「ヤバい」は明るい波動をもちますが、不安や焦りのときは「大丈夫」「なんとかなる」という言葉に変えてみると、心の波動が落ち着きやすくなるでしょう。
このように、言葉を意識的に選ぶことで、自分がいる場所の空気や、一緒にいる人の雰囲気も穏やかに変わっていくのです。言葉は空間を整える力があるため、自分の気持ちを大切にしながら使っていくことが大切です。
まとめ
「ヤバい」という言葉は、もともと危険な場所や状況をあらわす言葉でした。時代が進む中で「スゴい」「最高」というポジティブな意味でも使われるようになりましたが、言葉の根本には「危険」や「不吉」というエネルギーが残っているのです。
日常で使う言葉には、無意識のうちに自分のエネルギーがのるもの。「ヤバい」を使うときは、自分の心がどんな状態かを感じながら使っていきましょう。喜びや感動のときは明るい言葉で伝え、不安や焦りのときは言葉を選び直すことも意識してみてください。言葉を大切にすることで、心と空間の波動が整っていくはずです。



