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水のパワーを身近で感じる!日本の美しいダム放流5つ

ダム,放流

日本には大小合わせて複数のダムが作られています。

生活する人の大切な水源であり、洪水から守ってくれる盾でもあるダムはとても大切ですね。自然の中にある大きな水瓶であるダムと、そこから見たことのない量の水の塊が勢いよく放流される様は圧巻です。

そんなダムの中でも特に人気がある美しいダム放流をご紹介いたします。

白水ダム(大分)

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大分にある白水ダムは小さなダムですが「日本一美しいダム」と言われています。

市街地から数十キロも離れている深い山里の中にあり、公共交通機関で訪れるにはなかなか、困難な場所にあります。白水ダムを訪問する場合の最大の注意点は、右岸と左岸でアクセスする道が全く違う点です。

このダムは右岸と左岸がありますが、直接行き来する道がありません。見た目には近くに見えるのですが実際は最短でも7、8キロ近く大回りをしなければならないのです。時間がない場合は最初にどちら側からダムを見るのか調べておくべきです。白水ダムの美しさは放流の時の水の流れにあります。

高い堤防から豪快に放水するようなダムが男性的だとすれば、この白水ダムは優美な女性と例えられるでしょう。この地域の地質は阿蘇の火山の影響で地盤が緩いため、落水時の衝撃を弱めるために両側から緩やかに中央部に水が流れ込むような構造にしたそうです。

ダムの右岸の端には「武者返し」と呼ばれる曲面流路ができていて、水はいったん右端で流れを弱めたあと、中央部に向かって流れるような構造になっています。この流れがまさに女性のウエストラインのようなしなやかさや美しさがあると言われています。

そんな日本一美しい放流を見てみたいですね。

黒部ダム(富山)

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国内のダムといったら誰もが口にしそうなほど有名なのが黒部ダムです。

そして毎秒10立方メートル以上の放水量の観光放水は見逃せません。黒部峡谷やトロッコ電車でも人気のある黒部ダムは、まずその大きさに驚くはずです。

ダム全体を一望できるダム展望台や、より間近に放水の様子を見ることのできる外階段や新展望台など、あらゆる角度から大迫力の放水風景を眺めることができます。天気の良い日はしぶきを上げる水の中にかかる虹を見ることもできますし、四季折々の大自然の姿と共に放流を楽しむことができます。

また、外から眺めるだけでなく、実際に黒部ダム湖の上に降りて遊覧船でクルーズすることも可能です。黒部湖遊覧船「ガルベ」は、周囲に迫る北アルプスの風景を見上げながら黒部湖を30分かけて一周する人気の遊覧船です。人の足では辿りつくことの出来ない黒部川の源流に接近し、夏でも雪が解け残る北アルプスの姿を見ることができます。

湖上からダムの堰堤を見上げると、その上を行き交う人影の小ささから黒部ダムの壮大なスケールを実感することができるはずです。散策をしてお腹が空いたら名物の「黒部ダムカレー」がおすすめです。これは昭和40年初頭から販売されている歴史ある扇沢のカレーがルーツです。ダムの堰堤を思わせるアーチ状のライスにダム湖の湖水を思わせるカレールーがユニークな名物料理になっています。

豊平峡ダム(北海道)

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北海道にあるダムの中でも水源の森100選やダム湖100選に選ばれた美しいダムです。

支笏洞爺国立公園の北端に位置していて、古くから札幌を代表する紅葉の名所としても知られています。

観光放流は毎年6月〜10月までと期間限定ですが、特に秋の放流は紅葉の風景と壮大な景観と合わさって、美しい光景を見せてくれます。 自然の中にひっそりとあるダムのイメージとは違って、比較的観光目的でもそれほど大変な場所にあるわけではないので、割と簡単に訪問できるのも嬉しいところです。

しかしながら、観光目的で作られたダムではないので、当然のことながら、観光地としての整備も不十分と言わざるを得ません。それでもこのダムや放流を見るために訪れる人が多いのは、生活には欠かせないという面からも観察や景観などを楽しむ人が多いからです。

また、大きなダムなので周りは自然で溢れています。こういった自然の中に人間が作った人工的な施設があるというのも感慨深いものがあります。ダムや放流の魅力にとらわれている人にはおすすめのダムですね。

更に下流には定山渓温泉があります。「札幌の奥座敷」と謳われている名湯で、古くからアイヌ民族に知られていた歴史ある温泉です。国内各地からはもちろん、最近では海外からの観光客も多いそうです。ダムと温泉、どちらも自然の中で満喫したいですね。

徳山ダム(岐阜)

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岐阜の自然豊かな場所にある徳山ダムは日本一の貯水量を誇るダムです。

高さも161メートルとかなりの高さになる珍しいダムなので、観光客が絶えず訪れています。多目的ダムとしては国内一、全てのダムの中では黒部ダムに次ぐ第2位と国内屈指の規模を誇ります。展望台からはそんな大きなダムの全景を見ることができるのでおすすめです。そんな貯水量日本一の観光放流はゴールデンウィークのみという限定なんです。

しかし他のダムにないうろこ模様のきれいな放流は人気があります。ただ、ダムの放流といえば高い堤防から豪快にザバーッと水が放流される様を想像している人や、そういう放流が見たい人には期待外れかもしれません。

徳山ダムの放流はサラサラと水が流れ出るイメージで、それ故に美しいうろこ模様を作り出しているのです。迫力は足りないかもしれませんが、徳山ダムでしか見ることのできない放流なので、一度は見てみたいですね。

またダムの建設時には、この地にあった徳山村が水没・消滅してしまい、「消えた徳山村」として一時は話題騒然となりました。旧徳山村村民からの意見により「徳山ダム」という名がつけられたそうです。

宮ヶ瀬ダム(神奈川)

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都心にあってアクセス抜群のダムと言えば宮ヶ瀬ダムです。

相模湖の東端にあるこのダムは観光放流が有名です。しかも4月〜11月という長期間に渡って観光放流を行っているのも特徴です。放流は1日2回行われていて、それぞれ6分もの間、放流を観察することができます。

放流口から見ている場所までの高低差はおよそ70メートル、1秒間に30立方メートルの水が放出されます。例えれば25メートルプールが12秒でいっぱいになる計算です。ここまで見事な放流を間近で見られるとあり、近県の観光客がこぞって訪れます。

ビュースポットはいくつかありますが、やはり真正面から見るのが1番迫力がありますし、30メートルほど下のダム水面まではっきりと見られます。水しぶきも飛んでくる近さなので、写真を撮る際はレンズに水滴がつかないように気を付けましょう。天気が良い日は虹が見えることもあり、とても美しい光景が広がります。

ダムの放流前後にダムの上に上がるのもおすすめです。ダム下からインクラインに乗るのですが、ゆっくりと昇るので到着までの4分間は印象深いものとなるはずです。

まとめ

日本の美しいダム放流おすすめはいかがでしたか。

こうやってダムについて語っているだけで、ダム放流を見に行きたくなるほど、ダムには不思議な魅力がありますね。放流時間は決まっていることが多いので狙っていくのがおすすめです。ダムや放流の魅力を探しに行きましょう。

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SPIBRE編集部

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