干支

十二支(干支)は植物の一生や成長を表す!生命の誕生から自然の神秘

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十二支(干支)にあたる「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)・卯(う)・辰(たつ)・巳(み)・午(うま)・未(ひつじ)・申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)・亥(い)」は古くは、植物の一生や成長を表します。十二支と植物の成長過程のつながりをご紹介します。

干支は植物の一生や成長

干支は自然のサイクルを12段階で表現しています。各干支の意味と植物の成長サイクルの対応をご紹介します。

【子:種から生命が誕生】

子(ねずみ)はとても繁殖力が強く、生後約3ヶ月で出産できるようになります。子孫繁栄のシンボルでもあり、1回に6~10匹程度の子供を産みます。また1年に5~6回妊娠し、驚くべき繁殖力で増加していきます。1匹のねずみは1年間で少なくとも約30匹以上も出産していることになります。種子は胚を発芽させて次世代を生みだしていきます。子は種から生命が誕生の時期になります。

【丑:種から芽が出る】

丑(うし)は、粘り強さ、努力のシンボルです。植物が芽を出すために水をやり続けていきます。順調に成長することで発芽していきます。天候や気温などの環境にもより、発芽しないことがあります。それぞれの植物が育ちやすい条件を整えて発芽を待つ努力の時期です。

【寅:土から芽を出す】

寅(とら)は決断力や行動力のシンボルです。寅年生まれの人は行動力があり、前向きにチャレンジしていく人が多いでしょう。溜まったエネルギーが爆発していく状態になります。植物のサイクルでは、土から芽を出す時期と対応しており、春の訪れを感じさせてくれます。

【卯:茎や葉が大きくなる】

卯(うさぎ)は跳びはねることから飛躍するというシンボルになります。またたくさんの子供を産むことから豊穣、子孫繁栄のシンボルになっています。種を蒔いて芽を出した植物が成長していき、茎や葉が大きくなる時期です。目に見えて大きく成長を伺うことができます。

【辰:茎や葉がよく育ち形が整う】

辰(たつ)は出世、権力と関係しています。辰(たつ)は龍・ドラゴンのことを指し、十二支の中で唯一空想上の生き物になっています。植物では茎や葉がよく育ち形が整う時期になります。葉からは二酸化炭素を吸い、根からは土の中の水を吸って、どんどんと成長していきます。

【巳:植物が完全に成長する】

巳(へび)は生命や金運のシンボルです。へびは脱皮を繰り返しながら成長していきます。種類によっても多少異なりますが、2~3週間に1度の割合で脱皮し、大きくなると2~3月に1度ほど脱皮をしていきます。植物が完全に成長する時期にあたります。

【午:植物の成長が止まる】

午(うま)は、健康のシンボルです。植物の成長が止まり、衰えてくる状態になります。植物には休眠期があります。種類によってさまざまですが、植物は季節を感じて成長していき、時期が来ると成長が止まるようになっています。

【未:実がなり始める】

未(ひつじ)は穏やかさ、安泰と関係しています。ひつじは穏やかで従順な性格をしています。群れをなす習性から、家族の安泰や平和を象徴として縁起の良い動物と言われています。植物では花を咲かせ始め、その後に実をつける時期になっています。

【申:実が大きくなっていく】

申(さる)は魔除けのシンボルです。神社では境内に狛犬ではなく「猿」が置かれているところがあり、「さる」=勝る(まさる)、魔が去る(まがさる)と言われ、魔除けや勝運のシンボルとされています。植物についた実が大きくなっていく時期と対応しています。

【酉:実が熟していく】

酉(とり)は商売繁盛のシンボルです。鳥は、商売繁盛のために縁起のいい動物だと言われています。「鳥 (とり)」=「取り込む」の語呂合わせから、お客様を取り込む、幸運を取り込むなどと言われています。植物では丁度実が熟していく時期と対応しています。

【戌:植物が枯れていく】

戌(いぬ)は子宝のシンボルです。犬はお産が軽く多産であることから安産の象徴とされています。犬は特に主人に忠実に従うことから、忠義のシンボルでもあります。1年を通しての生育サイクルがあり、植物では枯れていく時期と対応しています。葉が黄色くなって落葉し、休眠していく時期になります。多くの植物は、冬の寒い時期には活動を一時的に休止し、葉を落として休眠していきます。

【亥:植物が種に生命を閉じ込める】

亥(いのしし)は、無病息災と関係します。イノシシの肉は古くから万病を防ぐと言われており、無病息災のシンボルになっています。また、一生食べるのに困らないとても縁起の良い動物として知られています。イノシシは1回のお産で、5~6匹の子供を産むことから安産の神様とも言われています。植物のサイクルでは、植物の命が種の中に閉じ込められる状態と対応しています。

まとめ

十二支は3000年前の殷王朝の時代に考えられ、暦や方角などを表すのに使われてきました。十二支は動物が当てはめられていますが、本来は植物の成長サイクルを1ヶ月ごとに割り当てたものでした。植物のサイクルとして十二支を見てみると、また感じ方が変わるのではないでしょうか。

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Written By 天愛来(ティアラ)
23年以上の経験と知識を活かし『カウンセリング&セミナー講師』にて活動中。風水・ヌメロロジー・心理学・ヒプノセラピー・霊気など資格取得。スピリチュアル分野である西洋占星術・アロマテラピー・カラーセラピー・フラワーエッセンス・クリスタルヒーリングで心豊かになれるようにさまざまなアプローチを通して気付き&癒し、知識を提供。

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