「リンゴ」は世界中でも愛されている美味しい果物のひとつです。果物としての認識はあるものの、あまり「リンゴ」の花言葉というのは考えたことがないかもしれませんね。
実は「リンゴ」には、その花のみならず、実や木にも、それぞれ別々の言葉が付けられているという、珍しい植物のひとつなのです。
ではギリシャ神話とも深いかかわりを持つ「リンゴ」の、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【リンゴ】にまつわるスピリチュアルなお話
「リンゴ」に関するギリシャ神話の伝説
「リンゴ」にまつわるギリシャ神話の中で有名なお話のひとつです。
争いの女神であるエリスは、自分が結婚式に招待されなかったことを恨み、結婚式の最中に「最も美しい人に贈る」と書いた黄金の「リンゴ」を投げ込んだのです。
神々の王ゼウスの妻であるヘラと、戦いと知恵の女神アテナ、愛と美の女神アフロディテは、それぞれ自分が最も美しいと信じていたので、その「リンゴ」をめぐり奪い合いの争いになってしまいました。
そこでゼウスはトロイアの王子であるパリスにその判定を頼んだところ、三人の女性はパリスを訪ね、それぞれに自分を選んでくれたら、素晴らしい贈り物をあげると迫ったのです。
ヘラには富と力、アテナには功名と手柄、アフロディテには世界一の美女をささげると言われたパリスは、結局美女を選ぶことにし、アフロディテに黄金のリンゴを渡したのでした。
それ以来「リンゴ」は最も美しい人のシンボルと考えられています。
しかしアフロディテがパリスに与えたご褒美は、スパルタ王妃のヘレネ。妻を奪われたスパルタ王は復讐を誓い、トロイア戦争が始まることになってしまいました。
「リンゴ」に関する北欧の神話
古代、北欧の神々は「若返りのリンゴ」を食べていたので年をとりませんでした。
女神イズンが「リンゴ」を管理していたのですが、ある日巨人のスィアチに女神と「リンゴ」を奪われてしまいました。
すると「リンゴ」を失った北欧の神々は、とたんに老い始めたので、慌てて巨人からその「リンゴ」を奪い返して食べたところ、再び若さを取り戻したのでした。
「リンゴ」に関するキリスト教の言い伝え
キリスト教のお祭りである「万聖節」の前夜に、水を入れた容器に「リンゴ」ひとつと六ペンス銀貨を入れ、「リンゴ」か銀貨のどちらかをその容器から口で取り出すことができたものは、幸運に恵まれると言われていました。
【リンゴ】が誕生花の日
【リンゴ】が誕生花です。
- 4月8日
- 5月2日
- 5月7日
- 5月11日
- 9月29日
- 10月29日
- 10月30日
【リンゴ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「リンゴ」は、人間関係や繁栄、強運を呼び込むアイテムとしてもよく利用されています。恋愛運をアップするには、赤い「リンゴ」を丸ごとかじると願いが叶うとされています。
仕事運UP
赤い「リンゴ」そのものや、赤い「リンゴ」の置物を自分の仕事デスクの向かって左側のコーナーに飾っておきましょう。
赤い「リンゴ」はあなたに仕事運と金運を運んできてくれるようになります。
全体運UP
もし玄関が東側になるならば、赤い「リンゴ」の実や置物を飾っておくことで、家に繁栄、開運をもたらします。
花言葉【リンゴ】の意味
「リンゴ」は桜に似た花を春に咲かせ、白、薄いピンク、ピンクなどの種類があります。
また「リンゴ」の花はいくつかが集まって咲き、まず真ん中にある花から咲き始めて、そのあとで回りにある花が順に開花してゆきます。
「リンゴ」の花は、甘いとてもよい香りがあります。
漢字では「林檎」と書きますが、「檎」は鳥を意味する中国の言葉なのです。つまり「リンゴ」のある林の中にたくさんの鳥が集まる、ということから付けられました。
「リンゴ」が日本に渡来したのは平安時代ですが、今の「リンゴ」よりも酸味が強い観賞用のものであったようです。
江戸時代には日本でも「リンゴ」が食べられるようになってきましたが、実際に日本で栽培が始まったのは明治になってからです。
主に観賞用の中国から渡来した「リンゴ」は「和リンゴ」、現在栽培されている食用のものは「西洋リンゴ」として区別されています。
「リンゴ」の主な花言葉は
- メッセージ
- 選ばれた恋
- 最も美しい人へ
これらの花言葉は、ギリシャ神話のお話が由来で付けられたものです。
恋人や、夫婦の間でプレゼントし合うときにこの花言葉を添えてみましょう。
「リンゴ」の花言葉①
- 優先
- 好み
- 選択
これらの花言葉も、ギリシャ神話のお話が由来で付けられたものです。
「リンゴ」の花言葉②
- 名声
この花言葉は、スイスの英雄であったウィリアム・テルが息子の頭上に乗せた「リンゴ」を見事に射たというお話に基づいたものです
「リンゴ」の花言葉③
- 純粋
- 生きる喜び
「純粋」という花言葉は、「リンゴ」の白い花のイメージから付けられたものです。
また、「生きる喜び」は、「リンゴ」の花の香りがとてもよい香りなので、そんな香りを楽しめる幸せを表す花言葉です。
「リンゴ」の花言葉④
- 愛
- 豊穣
これらの花言葉は、「リンゴ」の花弁がハート型をしており、また「リンゴ」はたくさんの実を成らせることから付けられた花言葉です。
「リンゴ」の実の花言葉⑤
- 誘惑
- 原罪
- 後悔
これらの花言葉は、「リンゴ」の実のお話が出てくるアダムとイブの物語の『禁断の実』に由来しています。
「リンゴ」の木の花言葉⑥
- 名誉
こちらの花言葉は、ギリシャ神話で黄金の「リンゴ」を与える審判役を与えられたパリスにまつわる花言葉です。
花言葉【リンゴ】の基本情報
科 属 | バラ科 リンゴ属 |
原産地 | ヨーロッパ東南部~アジア西部 |
品種 | 約1万種 |
開花時期 | 4月~5月 |
英語和名 | ・Apple Blossom, Apple(アップルブロッサム、アップル)・リンゴ(林檎)、西洋リンゴ |
まとめ
「リンゴ」は、桜に似た花を春先に咲かせ、甘い香りを漂わせます。「リンゴ」は世界中で愛される果物であり、西洋では神々の果物とされていました。その花言葉もギリシャ神話や、キリスト教などにまつわるものが多く存在しています。