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花言葉【ヘリオトロープ】風水で運気アップ*誕生花とスピリチュアルな伝説について

花言葉,ヘリオトロープ
「ヘリオトロープ」という名前は、あまり聞いたことがないかもしれませんが、日本語名を「木立瑠璃草(きだちるりそう)」と言い、実は日本でもその抽出したオイルを用いて昔から香水として使われていました。

「ヘリオトロープ」は初夏から秋頃にかけて、小さい星型の花をたくさん咲かせ、バニラに似たような甘い香りを放ち、ドライフラワーにもよく用いられています。

日本では「香水草」や「匂ひ紫」という別名を持つ「ヘリオトロープ」ですが、このお花が持つスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?

【ヘリオトロープ】にまつわるスピリチュアルなお話

花言葉,ヘリオトロープ

「ヘリオトロープ」にまつわる伝説

「ヘリオトロープ」にまつわる伝説は、ギリシャ神話のひとつですが、このお話は「キンセンカ」にまつわる伝説に関連しています。

最後に水の妖精が姿をお花に変えるのですが、それが「キンセンカ」や「ヘリオトロープ」となるのです。

水の妖精クリティは、太陽神のアポロンに恋をしていました。しかしアポロンが愛していたのは、地上に住むレウトコエという王女でした。

嫉妬したクリティは、王女の父である王に告げ口をし、それに激怒した王は、王女を土の中に埋めて殺してしまいました。

しかしアポロンは悲しみにくれるだけで、まったく水の妖精クリティに関心を示すことなく、彼女は自分が犯した過ちを後悔したのです。

クリティは、天から地上に降り、冷たい地面に九夜九日横たわり、空を戦車で駆け巡るアポロンを見上げては許しを乞い、なんとか自分に関心を示してくれないかと願いましたが、その気持ちは叶いませんでした。

悲しみのうちに衰弱したクリティは、やがて顔面蒼白になり、「ヘリオトロープ」の青い花となってしまったあとも、大地から毎日空を行くアポロンを追い続けたのだそうです。

「ヘリオトロープ」のヨーロッパのおまじない

「ヘリオトロープ」は、ヨーロッパでは昔から「恋の草」や「神の薬草」などと呼ばれていました。

「ヘリオトロープ」の花をポケットや財布に入れて持ち歩くと、金運アップにつながると考えられていたこともあります。

【ヘリオトロープ】が誕生花の日

【ヘリオトロープ】が誕生花です。

  • 1月27日
  • 5月24日
  • 5月25日
  • 5月27日
  • 6月25日
  • 10月1日
  • 10月23日

【ヘリオトロープ】を使って運気をアップする方

ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)

著者ご本人に解説してもらいます。

「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」伊庭野れい子著,太玄社

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
花言葉,ヘリオトロープ

風水で運気UP

風水において「ヘリオトロープ」の花は、その甘い香りが癒しや睡眠を促す効果があることや、高貴な紫色であることを利用して、健康運や出世などを導くエネルギーアップのアイテムとして用いられることがあります。

健康運UP

甘い香りの「ヘリオトロープ」は、リラックス効果や睡眠の質を上げる効果があるとされています。

したがって「ヘリオトロープ」を寝室に飾ることで、じっくりと睡眠を取り、リラックスすることで健康運をアップすることができるのです。

ストレスを多く感じる人は、南西の方角に「ヘリオトロープ」を植えたり、飾ったりしておきましょう。

名誉・評判運UP

「ヘリオトロープ」の紫色は高貴な色であり、出世をしたいと思うならば、バグア・チャート風水の名誉・評判のエリアである、お部屋を入って正面の位置に鉢植えを飾っておきしょう。

金運UP

「ヘリオトロープ」の紫色は、金運を呼び寄せる色でもあります。

バグア・チャート風水の金運のコーナーである、お部屋の入り口を入って左手奥に元気な花を咲かせる「ヘリオトロープ」のお花をたくさん飾って置くことをおすすめします。

花言葉【ヘリオトロープ】の意味

「ヘリオトロープ」は、もともとは南米原産ですが、フランスの園芸家がこの花を気に入り、種をたくさんヨーロッパに送って品種改良をしながら世界中に広め、日本には明治時代に入ってきました。

その甘いバニラのような香りは、香水や石鹸の原料として使われ、1892年にフランスで作られた香水「ロジェ・ガレ」の「ヘリオトロープ・ブランク」は、日本に輸入されて初めて販売された香水であると言われています。

夏目漱石の小説「三四郎」にも、この「ヘリオトロープ」の香水が登場しています。

「ヘリオトロープ」の香りは、リラックスや上質の睡眠に効果があるだけでなく、頭痛や解熱剤としても用いられていました。

「ヘリオトロープ」には紫色や白色の花がありますが、色別の花言葉はありません。

香りのよい「ヘリオトロープ」を花束にしたり、鉢植えで、花言葉を添えて贈り物にしたりすると喜ばれることでしょう。

「ヘリオトロープ」の花言葉①

  • 献身的な愛

この花言葉は、「ヘリオトロープ」のギリシャ神話にまつわるお話から付けられています。

水の妖精クリティが太陽神アポロンを思い、「ヘリオトロープ」に姿を変えてからも、ずっと毎日アポロンの姿を追い求めて咲いていたからです。

「ヘリオトロープ」の花言葉②

  • 悲恋

こちらの花言葉も「ヘリオトロープ」に関するギリシャ神話から付けられたもので、アポロンへの恋の思いが叶わなかった水の妖精クリティの悲しい気持ちを表しています。

「ヘリオトロープ」の花言葉③

  • 熱望

こちらも「ギリシャ神話」による、クリティの気持ちを花言葉にしたものです。太陽神アポロンに恋焦がれていた彼女の気持ちを表しているのです。

「ヘリオトロープ」の花言葉④

  • 太陽

この花言葉は「ヘリオトロープ」という言葉が、ギリシャ語の太陽を意味する「Helios」から付けられています。

ちなみに「Trope」は回転するという意味で、ふたつの言葉を合わせると太陽の周りをまわる花ということになります。

「ヘリオトロープ」の花言葉⑤

  • 甘い香り

この花言葉は「ヘリオトロープ」の持つ甘い香りから付けられた花言葉です。

花言葉【ヘリオトロープ】の基本情報

“【ヘリオトロープ】の基本情報”
科 属 ムラサキ科 キダチルリソウ属
原産地 南アメリカ
品種 250種
開花時期 5月~10月
英語和名 ・Heliotrope (ヘリオトロープ)、Cherry Pie(チェリーパイ)・ヘリオトロープ、木立瑠璃草(キダチルリソウ)、香水草(コウスイソウ)、匂ひ紫(ニオイムラサキ)

まとめ

甘い香りを放つ「ヘリオトロープ」は、香水や石鹸の原料として、またドライフラワーやポプリとしても利用されています。「ヘリオトロープ」の花言葉は、ギリシャ神話にまつわる恋に関するものが主流となっています。香りと共に自分の気持ちを花言葉に託して、プレゼントすると喜ばれることでしょう。

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ABOUT ME
Written by 伊庭野れい子
【スピリチュアル・カウンセラー、風水師】 ハワイで20年間、撮影コーディネーターやライターをしながら透視能力を開花させる。 現在は大阪にてライター&翻訳業及び、自身のスピリチュアル本等の出版とチャネリング中心のスピリチュアル&風水カウンセラーとしても活躍中。 https://tarotreiko.amebaownd.com/

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