では、花の色や葉の数によっても花言葉が違う「クローバー」には、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
科・属:マメ科 シャジクソウ属
原産地:ヨーロッパ
品種:260種以上
開花時期:春先品種は5月〜9月
英語名:Clover(クローバー)
和名:クローバー、シロツメグサ、 別名:オランダゲンゲ、ウマゴヤシ
目次
花言葉【クローバー】の意味
「クローバー」には、『私を思い出して』、『幸運』、『約束』などの花言葉があります。
花の色や葉の数によって、その花言葉は違ってきますが、もともとはアイルランドでキリスト教の布教に努めた聖パトリックが、「クローバー」の三つ葉を使って三位一体を説明し、色々な奇跡を起こしたことからつけられた花言葉が多いのです。
一般的に「クローバー」は幸運の象徴でもあるので、押し葉にしてプレゼントをするカードに、そっとしのばせておいても喜ばれることでしょう。
それぞれの花や葉の花言葉は、下記の通りです。
白色の「クローバー」の花言葉
私を思い出して・約束
白色の「クローバー」は、上記で述べたようにアイルランドのキリスト教布教に勤めた聖パトリックが、「クローバー」を使って布教を行っていました。
そのことから彼の命日である3月17日には、必ず彼のシンボルである「クローバー」の三つ葉を飾る習わしになっているのです。
それが「私を思い出して」、「約束」、という花言葉の所以となっています。
ピンク色の「クローバー」の花言葉
勤勉
ピンク色の「クローバー」は、「アカツメクサ」と呼ばれています。
この「アカツメクサ」は白色の花と違って、花が葉にぴったりと寄り添うように咲くため、そのけなげな姿から、この花言葉が付けられました。
三つ葉の「クローバー」の花言葉
愛・希望・信仰
三つ葉の「クローバー」は、アイルランドの聖パトリックにちなんでつけられた花言葉です。
四つ葉の「クローバー」の花言葉
幸福・私のものになって
四つ葉の「クローバー」は、キリスト教の十字架を表していると言われており、三つ葉よりも一枚多いだけに、三つ葉の「クローバー」よりもさらに幸福をもたらすものと考えられています。
ただ、四つ葉の「クローバー」は、十字架を表すため、そこから「磔(はりつけ)」を連想させるために、ヨーロッパでは「復讐」という、こわい花言葉も存在しています。
五つ葉の「クローバー」の花言葉
財運
めったにお目にかかりませんが、たまに目にすることがある五つ葉の「クローバー」。
実は隠し持っていると病気になるけれど、他人にプレゼントすると自分にも他人にも「財運」がやってくるというものです。
もし五つ葉の「クローバー」をプレゼントするときには、「財運アップ」という言葉を添えてあげるようにしましょう。
【クローバー】にまつわるスピリチュアルなお話
「クローバー」にまつわるエピソードとしては、アイヌの娘イロハとその恋人のアッパの話が有名です。
アッパはある日、イロハに会いに行こうとして、船で出かけますが、その途中に風を受けて船が沼の中に沈んでしまいました。
アッパは必死で泳ぎましたが、最後には溺れて死んでしまいました。
イロハの元にはアッパの死体が流れつき、悲しんだイロハはアッパの身体に自分を結び付けて一緒に沼に沈んで死んでしまいました。
その翌日、沼の周りに一面に「クローバー」が咲き乱れていたのです。
一方、ナポレオンが四つ葉を見つけたとき、珍しいので彼はかがんでそれを摘み取ろうとしました。
すると頭上を銃弾が通過し、ナポレオンは九死に一生を得たことから、四つ葉の「クローバー」は幸運をもたらすと言われるようになったのです。
【クローバー】が誕生花の日
「クローバー」は、11月16日の誕生花です。
また花の色や葉の数によっては、下記のような日が誕生花となっています。
- 白色の「クローバー」:6月17日、8月31日
- ピンク色の「クローバー」:4月7日、4月18日
- 四つ葉の「クローバー」:4月2日、8月29日
【クローバー】を使って運気をアップする方
「クローバー」は世界中で幸運のシンボルとされています。
四つ葉の「クローバー」を見つけることができたら、それも幸運ですし、それを大事にお守りとして持っておくのも幸運をもたらすとされています。
また、四つ葉の「クローバー」を持ち歩くことで、霊能力を高めることができたり、狂気や災難からも守る魔力があると、ヨーロッパでは信じられています。
たとえば、四つ葉の「クローバー」を靴の中に入れて出かけると、お金持ちの恋人が出現するおまじないにもなるそうですよ。
ほかにも、スマホの待ち受け画面に「クローバー」の写真を用いたり、「クローバー」や四つ葉柄のアイテムを持ち歩くのも、開運のエネルギーをもたらしてくれます。
もし、二葉の「クローバー」を見つけることができれば、それはまもなく恋人が出現するシンボルです。
まとめ
「クローバー」はヨーロッパでは昔から幸運をもたらす植物であり、ある種の魔力を持つと信じられてきました。その花言葉も、幸運をもたらしてくれそうなものが多く存在するほか、恋人に贈ると喜んでもらえそうなものも存在します。
