では、香も高く日本でも人気の高い「スズラン」の花言葉や、スピリチュアル的な意味などには、どのようなものがあるのでしょうか?
科・属: ユリ科 スズラン属
原産地:ヨーロッパ、北アジア、東アジア
品種:日本原種のものや、ドイツスズラン、そして園芸用に品種改良されたものが多数
開花時期:春先品種は2月〜7月
英語名:Lily of the valley (リリー・オブ・ヴァレー 谷間のゆり)
和名:スズラン、別名:谷間の姫百合、君影草
花言葉【スズラン】の意味
「スズラン」には純潔、純粋、謙遜、幸福が戻る、平穏、リラックスなどの花言葉があります。
春の訪れを知らせてくれる「スズラン」は、よくブーケに添えられています。
「スズラン」は贈られると幸福になれる花とされているので、プレゼントするときは、花言葉を添えることを忘れずに!
また「スズラン」は、その香の高さや、けがれなき美しさから、たくさんの花言葉を持っています。
「スズラン」には白とピンク色があり、それぞれの色別の花言葉は下記のようになっています。
白色の「スズラン」の花言葉
純潔・純粋・純愛・幸福が戻る・希望
白色の「スズラン」の花言葉は、見た目の美しさや白色が与える純粋な印象から付けられたものです。
北欧では春になると咲く「スズラン」が、幸せを再び運んでくれるという考え方があり、幸せの象徴の花言葉として「幸福が戻る」というものが存在しています。
また.ヨーロッパでは、聖母マリアの涙が「スズラン」になったという説もあり、けがれのない花ということで純潔、純粋、謙遜などの花言葉が付けられたと言われています。
純粋や純潔という花言葉から、花嫁にぴったりであることから、ウエディングのブーケとしてもよく使用されています。
ピンク色の「スズラン」の花言葉
かわいらしさ・愛らしさ
ピンク色の「スズラン」は、恋愛を示す色であり、その色から女性を示すとも考えられるため、かわいらしい印象を与える、という意味で付けられた花言葉です。
【スズラン】にまつわるスピリチュアルなお話
「スズラン」にまつわるエピソードとしては、森の守護神のお話があります。
森の守護神、セントレオナールは、若々しくたくましい青年でした。
ある日彼は森の中で毒龍に襲われ、三日三晩必死になって戦い、四日目にやっと毒龍を成敗しましたが、全身傷だらけの瀕死の重傷を負ったセントレオナール。
森の妖精たちも彼を心配しながらも、その功績を称えるために、彼の傷口から流れ出た血だまりができたその場所を神聖な場所として、「スズラン」の花を咲かせたと言われています。
【スズラン】が誕生花の日
「スズラン」は、5月1日、5月2日、5月3日、5月5日、5月28日の誕生花です。
とくに、フランスでは5月1日は「スズランの日」となっています。
フランスでは、5月1日になるとお世話になっている人や、愛する人たちに「スズラン」を贈る風習があります。
これはかつてフランスの国王シャルル9世が幸せの花として「スズラン」を5月1日に贈られたことが起因しています。
それが一般に広がって5月1日は「スズランの日」となったのです。
【スズラン】を使って運気をアップする方
「スズラン」は贈られると幸福になる花と言われています。
したがって、「スズラン」の花束をプレゼントするもよし、「スズラン」柄のアイテムをプレゼントしても開運に結びつくのです。
もちろん自分でも「スズラン」柄の洋服を着たり、「スズラン」柄のハンカチを持ったりすることで開運を呼び寄せることも可能です。
また、「スズラン」はその純白な色が、エネルギーの浄化にも役立つため、玄関に飾るのがおすすめです。
一方で、お部屋のエネルギーが沈んだ場所に飾れば、その見かけだけではなく、高い香りが気持ちを高揚させてくれます。
恋愛運アップにも「スズラン」は力を発揮してくれます。とくに、復活愛を望む人は「スズラン」を飾ったり、あるいは相手に「スズラン」をプレゼントしたりすることをおすすめします。
さらに、失恋した人も「スズラン」をお部屋に飾ってみると、鎮静効果を供えるその香の高さに心が癒されて、気持ちを立てなおすパワーがもらえ、再び素敵な恋に巡り会えることでしょう。
また、現状を打破したいと思う場合は、「スズラン」をお部屋の中の北東の位置に飾ってみましょう。
このとき聖母マリアさまの像や写真があれば一緒に飾ると、さらにパワフルな効果が期待できます。
ただし、「スズラン」には毒が含まれるため、ペットや子供が手の届く場所には置かないように注意しましょう。くれぐれも、「スズラン」を生けた水が口に入らないようにしてくださいね。
まとめ
「スズラン」は幸せをもたらす花として、ヨーロッパでは古くから愛させてきました。その花言葉も、幸せに関するものや、聖母マリアを象徴するようなけがれのなさを表したものなどが存在しています。