では、甘い香りとかわいらしさが世界中で人気の「スイートピー」の花言葉や、スピリチュアル的な意味などには、どのようなものがあるのでしょうか?
科・属: マメ科 ラティルス属
原産地:イタリア、シチリア島
品種:原種は薄紫色。春咲き、夏咲き、冬咲きなどその種類は豊富で100種以上
開花時期:春先品種は4月〜6月
英語名:Sweet Pea (スイートピー)
和名:スイートピー、別名:カオリエンドウ、ジャコウレンリソウ、ジャコウエンドウ
目次
花言葉【スイートピー】の意味
「スイートピー」には別離、門出、微妙、優しい思い出、ほのかな青春の喜びなど、多くの花言葉が存在しています。
春、夏、冬とそれぞれの季節で咲く種類のものがありますが、一般的には春の花ということで、門出や新しい季節に合うような花言葉が選ばれているようです。
また、花の形が蝶々のようであることから、現在の場所から飛び立とうとしているかのようにも見えることから、別離や門出という花言葉が選ばれたという説もあります。
白、ピンク、イエロー、紫、イエロー、赤などの色があり、そのほかにも白い「スイートピー」にインクを吸わせて、色々な色を出したものも最近では作られています。
それぞれの色別の花言葉は下記のようになっています。
白色の「スイートピー」の花言葉
ほのかな青春の喜び
白色の「スイートピー」はひかえめであり、若いときのあわい恋や、ささやかな喜びを表していると考えられ、この花言葉が選ばれています。
甘い香りを放ち、純白で純真な愛を表すため、結婚式にもよく用いられるのがこの白色の「スイートピー」です。
黄色の「スイートピー」の花言葉
ささやき・判断力
黄色い「スイートピー」の花言葉は、黄色という色が知的であると考えられることや、天使がささやきかけてくれるよう、天使からの後押しで心を決められそうという、イメージからつけられた花言葉です。
ピンク色の「スイートピー」の花言葉
繊細・優美
ピンク色の「スイートピー」は、見たままの印象が花言葉になっています。可愛らしくて女性らしく、まるで恋の妖精が舞っているように見えるので、恋人への贈り物としては最も喜ばれるお花のひとつです。
紫色の「スイートピー」の花言葉
永遠の喜び
紫色の「スイートピー」は、かわいらしさの中にも上品さがあり、落ち着いた雰囲気を出していることから、長く続く喜びを表す花として、与えられた花言葉です。
新しい門出をお祝いするときには、ほかの色と混ぜ合わせてブーケにしてプレゼントにすると喜ばれることでしょう。
赤色の「スイートピー」の花言葉
別れの春・門出
春の旅立ちにピッタリだとされる赤い「スイートピー」。赤色がこれからの将来への情熱を表しているようです。
『赤いスイートピー』という歌が流行った頃には、赤色の「スイートピー」は存在しないのではという意見もあったようですが、実は、1800年代にすでに存在していました。
【スイートピー】にまつわるスピリチュアルなお話
「スイートピー」には伝説のようなお話は残念ながら残されていないようです。
もともと17世紀末に、イタリアのシチリア島でイタリアの修道僧であるフランシス・クパーニにより発見され、その後イギリスに持ち込まれて品種改良がおこなわれました。
イギリスのエドワード7世の妻、アレクサンドラ王妃が「スイートピー」をこよなく愛したことから、その人気が高まり、世界へと広まっていったとされています。
日本には江戸の幕末頃に輸入され、エンドウ豆に似ていながらも、その甘い香りと飛び立って行く蝶のような形が人々の心をとらえ、大正時代に入ると東京で観賞用としての栽培がはじまったのでした。
【スイートピー】が誕生花の日
「スイートピー」は、1月14日、2月15日、3月20日、6月9日の誕生花です。
色別の誕生花は下記の通りです。
- 白色の「スイートピー」:2月15日、3月15日、6月5日
- ピンク色の「スイートピー」:3月20日、12月9日
【スイートピー】を使って運気をアップする方
ヨーロッパでは「スイートピー」は、寝室に飾るとその香の高さからリラックス効果があり、ぐっすりと眠れるとされています。
また風水においては、「スイートピー」は人間関係を強くし、縁を繋いでくれる力がある花とされています。
とくに恋愛に関しては、ピンク色と白色の「スイートピー」をブーケのようにして水回りのあるところ、トイレ、バスルーム、キッチンなどに飾ると、恋人を引き寄せてくれるおまじないになります。
仕事などでの人間関係をアップさせたい場合は、オレンジ色の「スイートピー」を探し、それをお部屋の入口を入って正面に飾りましょう。
まとめ
「スイートピー」はその甘い香りと、蝶々や妖精が飛んでいるかのようなかわいらしさから生み出された花言葉を持っています。結婚式で利用されるほか、恋人へのプレゼントや、入学、入社などの門出を祝うお花として花言葉を添えてプレゼントすると喜ばれることでしょう。
