「サラセニア」は、一見ちょっと変わった観葉植物のように見える多年草の植物で、和名は「ソウシソウ(瓶子草)」と呼ばれています。
「サラセニア」は、ホームセンターや園芸店などでも見かけることはありますが、実は、食虫植物で、葉で虫を捕らえる植物なのです。
なかなかワイルドな性質を持つ「サラセニア」ですが、そのスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【サラセニア】にまつわるスピリチュアルなお話
伝説や言い伝えのようなお話は、残念ながら「サラセニア」には残されてはいません。しかしアメリカ・インディアンに関する資料は下記の通りです。
「サラセニア」に関するアメリカ・インディアンの利用方法
19世紀にアメリカ大陸で天然痘が流行し、危機的な状態であったとき、アメリカ・インディアンたちは「サラセニア」の根茎を薬として用いることで、天然痘を治癒させたという文献が残っています。
強壮剤や健胃剤としても、一時期アメリカ・インディアンの間では利用されていました。
現在ではいろいろな病が流行るなか、これらの薬草治療が再び見直されたり、注目を浴びるようになってきています。
【サラセニア】が誕生花の日
【サラセニア】が誕生花です。
- 6月4日
- 7月5日
【サラセニア】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、食虫植物のような「サラセニア」を好んで用いることはありません。
しかしながら食虫植物であるから使ってはいけないということもなく、一見変わった風貌の「サラセニア」を観葉植物としてリビングなどに飾ることで、気持ちが落ち着いたり、癒されたりという効果も得られるので、癒しという意味では用いてもよいでしょう。
ただし枯れてしまったり、勢いのなくなったりしたものは、飾らないでください。
花言葉【サラセニア】の意味
「サラセニア」は、カナダ南東部から北アメリカの東部、南部にかけて分布する多年草の食虫植物です。
15センチほどの小ぶりのものから、1メートルくらいまで育つものもあり、冬になると枯れてしまったようになりますが、春になるとまた芽吹いてきます。
食虫植物と聞くと、少し恐ろしい気もしますが、そのユニークな姿が観葉植物として人気なのです。
中が空洞になった筒状の補虫葉の蓋の部分に、蜜を分泌するところがあり、それで虫を誘って筒の中に虫が滑り落ちるようになっています。
「サラセニア」の筒の中には毛がたくさん生えているため、いったん中に落ちた虫は、脱出できない仕組みになっています。
そしてその筒の底にある消化液で虫は分解・吸収されて、「サラセニア」の養分となるのです。
補虫葉は、「サラセニア」の種類によって色々な形や大きさがあり、大きいものでは1メートル近くもあります。
ただし補虫能力がある葉は、春に出る葉のみで、秋に出る葉は剣葉となり、補虫能力はありません。
「サラセニア」は、独特の形をしたやや下向きの、赤やピンク、黄、緑などの花を咲かせます。
春になると、筒状の葉の中から長い花茎が伸びてきて、その先に花を咲かせるのです。
「サラセニア」にはたくさんの雄しべと、5本の雌しべがあり、虫が花の中から外へ出ようとするときに、必ず花粉が付く仕組みになっています。
その花は4~5日ほどで落下してしまいますが、ガクや苞、雌蕊(しずい)は、長く残ります。
「サラセニア」の和名である「ヘイシソウ(瓶子草)」は、筒状の葉の形がお酒を入れる『瓶子』に似ていることから付けられています。
「サラセニア」の英語名も「Pitcher Plant」と水差しを意味する名前となっています。
「サラセニア」という名前は、この植物の標本をヨーロッパに送ったとされる、アメリカ人医師の「サラシン博士」から付けられたと言われています。
一般家庭で「サラセニア」を育てるには、虫を与える必要はありません。
無理に虫を与えて、葉の中で消化しきれない場合は、「サラセニア」を腐らせてしまうことにもなるので、気をつけましょう。
家庭で育てるなら、水苔やたっぷりの水で育てることができます。
「サラセニア」の花言葉は、その見かけから付けられたものが中心ですが、贈り物として添えるには、気をつけたほうがよいかもしれませんね。
「サラセニア」の花言葉①
- 風変り
- 変人
この花言葉は、「サラセニア」の見かけが、普通の植物とはちょっと変わっていることから付けられた花言葉です。
「サラセニア」の花言葉②
- 憩い
この花言葉は「サラセニア」が食虫植物で、筒の用な葉の中に落ちた虫を見ると、実は虫にとっては大ピンチですが、まるでオアシスで休んでいるかのようにも見えることから付けられた花言葉です。
ストレスを抱えて疲れているようなお友達に、この花言葉を添えて「リビングなどに飾って癒されてください」とプレゼントすれば、喜ばれるのではないでしょうか?
花言葉【サラセニア】の基本情報
科 属 | サラセニア科 サラセニア属 |
原産地 | 北アメリカ東部から南部、カナダ |
品種 | 約8種 |
開花時期 | 3月~5月 |
英語和名 | ・Sarracenia(サラセニア)、Pitcher Plant(ピッチャー・プラント) ・サラセニア、瓶子草(ヘイシソウ) |
まとめ
「サラセニア」は、北米やカナダを原産とする食虫植物です。筒の用な形になった葉の中に虫を落として消化するというユニークな方法を持っています。その変わった形から付けられた花言葉が中心となっています。食虫植物ではありますが、独特の姿に癒されると最近では園芸植物としても人気です。
