日本の秋を彩る草花のひとつとして人気のある「ワレモコウ」は、小さな赤紫色の花が集まって咲きます。
「ワレモコウ」は、以前はどこででも見かけた草花ですが、最近では陽当たりのよい山野などで見かける程度になってしまっています。
では古くから歌や俳句にも詠まれてきた「ワレモコウ」の、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ワレモコウ】にまつわるスピリチュアルなお話
「ワレモコウ」の薬効
「ワレモコウ」には、伝説やスピリチュアル的なお話があまりないようですが、昔からハーブや漢方として使われてきました。
「ワレモコウ」の根はタンニンを含み、それを乾燥させて作られた漢方は、治癒を意味するじゆ(地楡)と呼ばれ、古くから中国で用いられてきました。
その効能は、止血、下痢止め、胃潰瘍、乳腺炎、皮膚炎などです。
「ワレモコウ」のラテン語の学名が「Sanguisorba officinalis(サンギソルバ・オフィシナリス)で、血や吸血するなどの意味があります。
その名前が表すように、ヨーロッパでも止血などのハーブとして昔から用いられていました。
【ワレモコウ】が誕生花の日
【ワレモコウ】が誕生花です。
- 8月23日
- 8月25日
- 9月22日
- 9月24日
- 9月30日
- 10月12日
- 10月28日
- 10月30日
- 11月7日
- 11月19日
【ワレモコウ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「ワレモコウ」は、そう頻繁に使われる植物ではありませんが、変容と再生を意味する花と考えられているため、西の方角に植えておいたり飾っておくと、コミュニケーションを活発にしたり、感情に調和をもたらすとされています。
浄化運UP
「ワレモコウ」はエネルギーに変化を与える効果があり、またネガティブなエネルギーを取り除いてくれるので、エネルギーが停滞していると感じる場所に飾りましょう。
金運UP
紫色が強い「ワレモコウ」をたくさん、バグア・チャート風水を使った金運のコーナーである、お部屋の入口を入って左手奥のコーナーに飾ることで、金運を引き寄せます。
このとき必ず元気なものを飾ることです。元気がないものや、枯れたものは逆効果になるので気をつけましょう。
花言葉【ワレモコウ】の意味
「ワレモコウ」は、陽当たりのよい場所に生える多年生の草花です。
北米、ヨーロッパなどでも生息していますが、アメリカでは帰化植物という扱いになっています。
最近ではめったに見かけなくなったため、新潟県や佐賀県など、県によっては絶滅危惧種に指定しているところもあります。
その草の背丈は50センチから1メートル程度で、夏から秋にかけて枝分かれした花柄を伸ばして、その先に楕円形の団子のような形をした1センチから2センチ程度の赤紫色の花のようなものを付けます。
しかし実はこれはガクなのです。「ワレモコウ」には花びらがなく、4枚のガクが花びらの代わりをし、4つの雄しべを持ち、それがいくつも集まって花穂を作っているのです。
細長い葉にはギザギザがあるため、ノコギリソウという別名も持っています。
「ワレモコウ」は秋の七草のひとつでもあり、風情のある花として歌や俳句に詠まれたり、源氏物語にも登場し、茶華道でも用いられてきました。
「ワレモコウ」という名前の由来は所説ありますが、根や茎の香りがインドの香木に似ていることから「吾(日本の)香木」となった説や、この花になんという名前をつけようかと色々話し合いをしていたときに、花が自分で「吾(われ)も亦(また)紅(こう)なり」と言ったという話もあります。
また一説には中国の皇帝が「ワレモコウ」の花の香りを気に入り、「吾も請う」と言ったことから「ワレモコウ」と名付けられたということです。
「ワレモコウ」の若芽は素揚げにしたり、炒めたりして食することもできます。
「ワレモコウ」はその色からも縁起がよいとされる花なので、フラワーアレンジメントにすることで、豪華なプレゼントとしても喜ばれます。
「ワレモコウ」には赤や赤紫色、赤茶色などがありますが、色別の花言葉はありません。
「ワレモコウ」の花言葉①
- 変化
- 移ろい
- 明日への期待
これらの花言葉は、「ワレモコウ」の穂花の先から下へと順に咲いていく様子から、変化を感じることから付けられたものです。
これから新しいことへチャレンジしようとしているお友達に、これらの花言葉から選んで「ワレモコウ」をプレゼントしてみましょう。
「ワレモコウ」の花言葉②
- もの思い
この花言葉は、「ワレモコウ」の花が穂の頭を下向きに垂れて咲くことから付けられたものです。
「ワレモコウ」の花言葉③
- 憧れ
- 愛慕
これらの花言葉は、「ワレモコウ」の細い茎が風に吹かれてゆれるその姿に哀愁のようなものを感じるところから付けられています。
花言葉【ワレモコウ】の基本情報
科 属 | バラ科 ワレモコウ属 |
原産地 | 日本、朝鮮半島、中国、シベリア、ヨーロッパ |
品種 | 約26種 |
開花時期 | 7月~10月 |
英語和名 | ・Great Burnet(グレイト・バーネット)、Garden Burnet(ガーデンバーネット) ・ワレモコウ(吾亦紅、吾木香、我毛紅)、じゆ(地楡)、ダンゴバナ(団子花)、ノコギリソウ(鋸草) |
まとめ
「ワレモコウ」は、太陽の光がないと花を咲かせず、太陽と密接な関係にある花です。その色彩の豊かさ、見かけのゴージャスさから、ポジティブな花言葉が多く存在しています。見ているだけでも元気がもらえそうな「ワレモコウ」の花を、ぜひ身近に置いてみたり、プレゼントしてみましょう。