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アメリカ・インディアン4つの開運グッズ

インディアン,グッズ
アメリカ・インディアンとは、アメリカ大陸の先住民族であり、ヨーロッパから白人が渡ってくるずっと以前から、独自の文化を培ってきました。

自然を崇拝し精霊を信じる彼らには、幸運を呼ぶ多くのインディアングッズが存在しています。

その幸運を運ぶインディアングッズには、どのような効果や言われがあるのでしょうか。

アメリカ・インディアンの文化とは

主に北アメリカの先住民族として知られているアメリカ・インディアンは、何万年も前の氷河期にユーラシア大陸からアメリカ大陸まで歩いて渡ったと考えられています。

その部族の数は、もともとは数千以上あったのですが、それぞれの言語も異なり文字も持たなかったので、正確な記録は残されていません。現在では主にホピ族、スー族、ナバホ族など有名な部族と、あまり知られていない小さい部族を合わせると500以上存在しています。

ヨーロッパから白人がアメリカ大陸にやってくると、アメリカ・インディアンは数々の迫害を受けてしまいますが、そんな悲しい歴史の中でも、自らも自然の一部であり、自然と共に生きるという考え方で、自然を崇拝し、そこには精霊が宿ると信じて、独特の文化や習慣を現在まで継承し続けています。

ココペリ

インディアングッズの中でも有名なのがココペリです。ココペリとは笛を吹く姿をした精霊で、主にホピ族の神様です。本来はキリギリスの姿で、豊作や子宝、そして幸運をもたらすシンボルとして広く知られています。

ココペリは不思議な精霊で、このココペリが笛を吹くと草木が芽吹き、動物は子供を産み、大地を豊かにする力を持っています。また縦笛で美しい音色を奏でながら人々の心を癒し、平和をもたらしてくれます。

また、かつては部族間で交流がなかったアメリカ・インディアンですが、ココペリは部族間を行き来し、あちらの部族の話をこちらに伝えるという仕事もしていたようで、まったく同じココペリの姿が、違った部族の壁画でも見られるのは、そのせいなのです。

現在ではこのココペリを象ったアクセサリーや、人形などが多く売られており、それぞれが幸運のインディアングッズとして、世界中の人に愛されています。

ドリーム・キャッチャー

ドリーム・キャッチャーとは、蜘蛛の巣のような円形の目の粗い網の周りに、ビーズや羽根などが飾られたスピリチュアルな道具で、もともとはオブジワと呼ばれる部族が使用していたインディアングッズです。

本来はこれを柳に吊るして使っていましたが、現在ではベッドの上に掛けて、子供を悪夢から守るお守りとして使用されています。

オブジワ族は、このドリーム・キャッチャーに悪い夢がひっかかり、夜明けとともに消え去り、そして良い夢だけが羽根を伝って眠っている人に舞い降りと考えています。

今ではお土産品としてや、スピリチュアルなアイテムとして比較的に簡単に手に入るようになったドリーム・キャッチャーですが、あなたの夢をフィルターにかけて、よい夢に変えてくれる幸運グッズなのです。

ターコイズ

アメリカ・インディアンが好んでジュエリーなどに使用しているのが、ターコイズ(トルコ石)です。

アメリカ・インディアンの遺跡からはターコイズのビーズを使ったアクセサリーが多く発掘されており、A.D.300年頃にはすでにターコイズを使った装飾品を使用していたのです。

1800年代になってスペイン人から銀細工の技法が伝わると、ターコイズを使ったインデァイン・ジュエリーと呼ばれるものが多く作られるようになってきました。

アメリカ・インディアンにとってターコイズは「青空」を意味し、天や神の力が宿る石として神聖な儀式に用いられていました。そしてそのターコイズは親から子へと受け継がれ、人から贈られると、さらに神秘力が増して持ち主を守ってくれると考えられているのです。

またこの石を身につけるだけで、自然や宇宙とも繋がり、広い心を持つことができ、自分を見つめなおすことができるとされています。

精霊カチーナ

カチーナはホピ族が崇拝している精霊のことです。その種類は200以上あり、そのひとつひとつに精霊が宿るとされています。主なものはリーダー、ダンサー、ランナー、道化、警備、バード、アニマルなどの種類があります。

本来は目に見えない存在の精霊ですが、危機が迫ると人の姿に変わって出現し、ホピ族を助けてくれるのですが、ホピ族が堕落すると姿を消してしまいます。

ホピ族は毎年決まった時期に儀式を行い、カチーナに扮した男たちがカチーナダンスを踊ると、彼らにカチーナが乗り移り、それによって得た超自然的な力を利用して、自分が演じたのと同じカチーナの人形を作り、娘や孫に贈るのです。

贈られたカチーナ人形は、家宝として家の柱などに紐で結びつけておきます。人形は種類によって意味が違い、癒しのパワーがあるものや、五穀豊穣をもたらすもの、母性を守るものなど、多種にわたります。

現在、インディアングッズとして手に入るカチーナ人形は、お土産用として作られたものが主なので、本当の精霊が宿っているものとは別物になっています。

まとめ

いかがだったでしょうか?

アメリカ・インディアンの神秘に満ちた文化や歴史から生まれた、ストーリーのある開運グッズは、今ではお土産品としても手に入りやすくなっています。

もしこれらのインディアングッズにどこかで出会うことがあったら、アメリカ・インディアンの歴史を思いながら手にとってみたいものです。

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ABOUT ME
Written by 伊庭野れい子
【スピリチュアル・カウンセラー、風水師】 ハワイで20年間、撮影コーディネーターやライターをしながら透視能力を開花させる。 現在は大阪にてライター&翻訳業及び、自身のスピリチュアル本等の出版とチャネリング中心のスピリチュアル&風水カウンセラーとしても活躍中。 https://tarotreiko.amebaownd.com/

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