春に飛散ピークを迎えるスギやヒノキなどの花粉症に悩まされる方もいるのではないでしょうか。ただ花粉は一年中飛散しており、花粉飛散量が多い日はアレルギー反応が起こることも多いでしょう。くしゃみ、目のかゆみ、鼻づまり、鼻水、咳、喉の痛みなどの症状が出ていると物事に集中しにくくなってしまいます。花粉症におすすめのハーブティーを取り入れて、免疫力を高めてスッキリさせましょう。
花粉症に効果的なハーブティーとは?
花粉が体内に入ってくると、外に出すために体内でヒスタミンが分泌されます。ヒスタミンは血管拡張作用があり、その結果アレルギー症状が出てきます。花粉症の薬は抗ヒスタミン剤でヒスタミンを抑え症状を緩和していきますが、抗ヒスタミン剤は眠気を引き起こす副作用があります。
仕事や勉強をしているときには集中力が低下してしまいます。気軽に取り入れることができるハーブティーで、花粉症対策をしましょう。ハーブティーの中には抗ヒスタミン作用をもつハーブがあります。また免疫力を高める効果、リラックス効果やリフレッシュ効果などさまざまな効果が期待できます。花粉症に役立つハーブティーをご紹介します。
ローズヒップ
ローズヒップはイヌバラ(別名:ドックローズ)の果実です。抗ヒスタミン、免疫力を高める効果が期待できます。粘膜を保護してくれる働きがあるので、花粉症の人は定期的に取り入れると軽減してくれるでしょう。
レモン20個分のビタミンCが豊富に含まれているので、免疫力を高めるだけでなく美容効果もあります。ローズヒップのハーブティーは酸味があるので、単体で飲む場合はハチミツを入れると柔らかくなり美味しく頂けます。
エルダーフラワー
エルダーフラワーは、スイカズラ科の植物で花の部分をハーブティーとして頂きます。庶民の薬箱とも呼ばれ万能ハーブと言われています。抗アレルギー、抗炎症作用などがあり花粉症による鼻水や鼻づまりなどの症状を緩和してくれるでしょう。
風邪やインフルエンザの初期や、のどの感染症予防としてうがい薬として使っても効果的です。心を落ち着かせる効果がありリラックスさせてくれます。
ネトル
ネトルはイラクサ科の多年草で、繁殖力の強いハーブです。クロロフィルを多く含み、浄血や造血作用があるのでアレルギー症状の改善に役立つでしょう。ビタミンC、鉄分やミネラルを豊富に含み、抗ヒスタミン、消毒作用、強壮作用の成分が含まれています。花粉症による症状緩和にも役立つでしょう。体質改善のためには一定期間続けて取り入れていきましょう。
エキナセア
エキナセアは、南アフリカでしか生育しないマメ科アスパラトゥス属の植物から作られています。古くからネイティブアメリカンが幅広い用途で使っていました。抗アレルギー作用、抗ウィルス、抗菌作用、消炎作用があり、免疫力を高めてくれます。メディカルハーブと言われ万能薬になっています。
花粉症に効果的で、風邪やインフルエンザの予防にも取り入れるとよいでしょう。エキナセアはキク科のため、キク科の植物にアレルギーを持っている人はアレルギー反応を起こしてしまう可能性があるので注意しましょう。
ルイボス
ルイボスはルイボスの葉を乾燥させたものです。アフリカ原住民には「不老長寿の飲み物」として親しまれています。抗ヒスタミン、抗酸化作用、抗炎症作用があります。フラボノイドという抗菌作用が強いため、花粉症のアレルギー症状を緩和してくれるでしょう。活性酸素を抑えてくれるので、美肌効果が期待できます。
マグネシウム、カルシウム、カリウム、亜鉛などを多く含みます。ルイボスティーには、ルイボスの葉を発酵、乾燥させた「レッドルイボスティー」と、ルイボスの葉を発酵させずに乾燥させた「グリーンルイボスティー」があります。グリーンルイボスティーは、ポリフェノール類のフラボノイドを多く含みます。
ハーブティーの飲み方
温かいハーブティーを飲むことで、身体もポカポカと温まりリラックス効果があります。花粉症対策として抗ヒスタミン作用のお好みのハーブを準備し、定期的にハーブティーを取り入れていきましょう。
①大さじ1~1杯半程度のハーブをポットに入れます。ブレンドする場合は、ブレンドに応じてハーブを調整します。
②沸かした熱湯を注ぎ、蓋をします。
③3~5分程浸出し、お好みの濃さになるまで待ちましょう。
まとめ
ハーブティーはオーガニックのものを取り入れていきましょう。即効性はありませんが、継続して取り入れていくことで花粉症の改善が期待できます。市販の薬を飲むと眠気に悩まされるという方は、花粉症対策として抗ヒスタミン作用のあるハーブティーを積極的に取り入れていくとよいでしょう。ハーブティーに慣れていなくて飲みにくい場合は、ハチミツやメイプルシロップなどを入れると飲みやすくなります。
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