たとえば、なにかをはじめようと思ったとき。その気持ちが本物であっても、なかなか行動に移せないことってありますよね。このように、やりたいことや目標が明確なのに、思ったように動けないのはなぜなのでしょうか。
今回は、行動しない人が行動できない理由を7つの思考パターンに焦点を当てて解説します。自分自身の行動に制限をかけている思考の癖に気づけば、実行への一歩を踏み出すヒントを得られるかもしれませんよ。
目次
行動しない人はなぜ行動できないのか？
人は多くの場合、外的な要因ではなく、内的な思考によって行動が制限されてしまいます。具体的には、次に挙げる7つの思考パターンが、行動しない原因となることが多いです。
【思考が整理できていない】
行動に移せない人は、まず頭の中が混乱していることが多いです。やりたいことが多すぎたり、そもそもなにをしたいのかが明確でなかったりすると、なにから手をつければいいのかわからなくなるでしょう。
たとえば、仕事や私生活の予定がいろいろある場合、それらを整理して優先順位をつけなければなにもできないでしょう。こういった場合は、まず紙に書き出して可視化することが有効。思考を整理すれば、次になにをすべきかが見えてくるはずです。
【失敗を恐れている】
行動しない理由の一つとして、失敗への恐怖があります。失敗したらどうしよう、周りからどう見られるかが怖い、そういった不安が行動を止める原因となるのです。しかし、成功するためには失敗がつきもの。失敗を恐れることは自然な感情ですが、それが過剰になりすぎるとなにもできなくなってしまいます。失敗を経験の一部、もっといえば成功の元ととらえ、次にどう活かすかを考えましょう。
【後回しにするクセがある】
次に考えられるのが、「あとでやればいい」と考えているうちに、気づいたらなにも手をつけていないという状態。こういった、後まわしにする習慣が、行動を先延ばしにしてしまう原因の1つなのです。
後まわしにする人は、多くの場合、その物事が重要であることを理解していながらも、面倒に感じたり、取り掛かること自体を億劫に感じたりしています。こうした場合、タイムリミットや具体的な計画を設定することで、やらなければならない状況を作り出すのがいいでしょう。
【できない思い込みがある】
「自分にはできない」と思い込んでいる人は、行動に移すことができません。これは自己評価が低い人に多い傾向です。「どうせ自分は無理だ」と考えることで、最初から挑戦することを諦めてしまうのです。実際には挑戦しない限り、できるかどうかもわからないのですが、失敗を恐れる気持ちと重なって、行動が止まってしまうのでしょう。この場合、自分の成功体験や小さな達成感を積み重ねていくことで、自信をつけていくことが必要です。
【潜在意識から拒否している】
行動しない理由は、潜在意識にも関係していることがあります。たとえば、なにかに対して漠然とした不安や抵抗感を抱いている場合、その感情が無意識のうちに行動を抑制してしまうでしょう。こうした潜在意識からの拒否は無自覚なものであることが多く、自分では気づきにくいものです。潜在意識に働きかけるためには、瞑想やリラクゼーションなどで自分の心の声を聞く時間を設けるとよいでしょう。
【考えすぎてしまう】
行動に移す前にあれこれと考えすぎてしまい、結局なにもできなくなるというのも、よくあるパターンです。「こうなったらどうしよう」「もし失敗したら怖い」など、行動前に想像しすぎてしまうと、頭の中がパンクしてしまい、結局なにも手をつけられなくなるでしょう。この場合は、まずは小さなステップからでも実際に行動してみることが大切。行動することで不安が自然に解消されることも多いのです。
【やり方がわかっていない】
やりたいことや目標はあるけれど、具体的にどうはじめればいいのかわからない場合もあります。つまりは、情報不足や知識不足。たとえば、新しいプロジェクトに取り組む際なども、どこから手をつければいいのかがわからなければ、行動に移せないでしょう。この場合は、他の人の経験や知識を参考にしたり、調査を行ったりして、まずは必要な情報を集めることが重要です。
まとめ
行動しない理由は多くの場合、自身の内面、つまり思考や感情に原因があります。紹介した、行動を妨げる原因となりうる7つの思考パターン。これらを参考に対処することで、きっと行動に移せるようになるはずですよ。
