
南アフリカといえば広大な国土やサバンナの動物、砂漠地帯など乾いた印象を受けます。しかし南アフリカには想像を絶する観光スポットが多々、存在しているんです。実際に観光に行ってみないと分からない、南アフリカの見どころを紹介していきましょう。南アフリカと言ったら、どんなイメージを持っていますか?
カーステンボッシュ植物園

南アフリカの乾いた環境に植物というイメージはあまりないのですが、南アフリカには世界遺産に登録されている植物園が存在します。アフリカ大陸の南端に突き出たケープ半島は「嵐の岬」とも呼ばれる喜望峰です。その吹き荒れる強風に耐え、フィンボスと呼ばれる背の低い灌木が生い茂っています。
この喜望峰の自然保護区を始めとする8つの保護区に南アフリカの植物の約20%が自生しています。そのうちの70%近くが固有種というから驚きです。カーステンボッシュ植物園は観光することも可能な唯一の植物園です。南アフリカの国花で花の王様と称えられる約100種ものプロテアが豪華に咲きそろう「プロテアガーデン」が観光の目玉です。
他にも針刺し状の花を咲かせるピンクッションや、白やピンクの小さな筒状の花を枝いっぱいにつけるエリカなど珍しい花を見られることでも有名です。観光に最適な花の見ごろは8月中旬〜10月中旬の春です。
人の背丈を超える巨大なサボテンや多肉植物が茂るサボテン園は、太古の世界に迷い込んだような楽しさで観光客に大人気です。遊歩道は舗装されているのでゆっくり歩くにも最適です。南アフリカで美しい植物を楽しむことができる観光スポットです。
フレデフォート・ドーム
南アフリカのフリーステイト州にある直径190キロメートルに及ぶ世界最大の隕石衝突跡です。
形成時のクレーター全体の大きさは約300キロメートルもあり、日本でいうと東京から名古屋までの距離に該当します。上空写真で見るとそんなに大きく感じられないのですが、実際に現場に行くとその大きさは息を飲むほどです。
この隕石は今から約20億2300万年前の古原生代に直径10キロメートルから12キロメートルの小惑星が南アフリカに衝突した時のものと言われています。当時はフレデフォート・ドームが生成されたと考えられていて、その威力は広島原爆の58億倍の威力だったそうです。
現在の大きさは中央のドームが直径50キロメートルとそれを取り囲む外輪山リングからなっています。観光スポットというほどではないですが、隕石衝突の跡ということで、密かな人気を集めています。
この衝突は、カナダに残るサドベリー・クレーター、メキシコに残る恐竜絶滅のきっかけとなったチクシュルーブ・クレーターとあわせて地球史の3大隕石衝突の1つとなっています。興味深い隕石跡を目の当たりにできる観光地です。
イシマンガリソ湿地公園

南アフリカのクワズール・ナタール州の東海岸にある自然保護区です。
南アフリカでは3番目に大きな自然保護区になっていて、面積3280平方キロメートルの敷地内で原生的な生態系が守られています。世界各国の自然愛好家がこぞって訪れる自然保護区として知られています。世界遺産になってからは観光客もたくさん訪れるようになりました。
ここには500種以上もの鳥類が生息していて、鳥たちの繰り広げるその美しく多様な生態系を「サンクチュアリ(聖域)」と呼んでいます。他にもウミガメやザトウクジラ、ナイルワニなどの珍しい生き物も多様に棲息しています。その美しい光景は南アフリカとは思えないほどで、観光客を魅了する観光スポットになっています。
中には「もう絶滅している」と思われているシーラカンスも生息しているので、一目見たい人は南アフリカを訪れてみてくださいね。湿地帯のような自然環境に興味のある人はぜひ観光してみましょう。
リフタスフェルトの文化的・植物的景観
南アフリカの北ケー州にある、ごつごつとした峡谷や高い山々、目を見張る景観などに特徴付けられた山がちな砂漠地帯です。
一見、何もない不毛な土地のように見えますし、気候もすさまじく厳しく、夏になると50度を超える日もある程です。厳しい土地ですが、この土地ならではの動植物が生息するのも事実です。更には伝統的に生活を営む民族もいるなど、文化的にも自然的にもとても貴重な観光スポットなのです。
世界一の多肉植物・巨大植物の生殖地であったり、砂漠地帯ならではの動物に出会うこともできます。まさにイメージ通りの南アフリカの世界が広がる観光地なのです。そしてこの場所が世界遺産になった理由のひとつが、この地に2000年も前から生活し続けてきたナマ族の存在です。
半遊牧民で、ヤギや山ヤギを飼い、土地のものを食べ生活している民族だそうです。ずっと変わらない暮らしをしているなんて、感動すら覚えますね。観光客から見た景観は「火星に似ている」と良く例えられます。南アフリカのこの場所でしか見られない貴重な動植物を見たいのであれば、足を伸ばして訪れたい観光スポットです。
クルーガー国立公園

南アフリカを代表する野生動物保護区であるクルーガー国立公園は、サファリツアーのメッカとなっていて、世界各国から観光客を惹きつけている観光スポットです。広大な敷地の中で南北に分かれ、南部は緑が多く高級ロッジなどが並び生活拠点となっています。
一方で北部は乾燥して開けた場所が多いので、動物の行動が見やすく南アフリカらしいワイルドな景色が広がっています。園内には147種類の哺乳動物、500種類の鳥類、116種の爬虫類、34種の両生類、49種の魚類という豪華なラインナップを見ることができます。
他にも1500種類の植物と無数の昆虫も生息している、まさに生態系を目の当たりにできる貴重な観光地なのです。年間、多数の観光客が訪れていますが、そのうち半分は園内にあるレストキャンプに滞在します。
サバンナでの一夜はこの上ない経験になることでしょう。各キャンプは全長2,600キロの全天候型の道路で結ばれているなど、交通網は十分に整備されています。南アフリカでしか味わえない夜を過ごすことのできる観光スポットです。
まとめ
南アフリカの人気観光スポットはいかがでしたか。ジャングルや砂漠地帯が多いのかと思いきや、世界遺産も多く、文化財も多数存在します。今も昔からの生活をしている民族に出会うことができたり、日常では経験できないことが堪能できる観光スポットばかりです。南アフリカは厳しい土地ですが、それ故に出来る体験を楽しみたいですね。



