
西郷隆盛は明治維新の立役者のひとりであり、歴史好きな人にとっては欠かすことのできない存在と言えるでしょう。誠実で情に厚く、自分の信念を最後まで貫いた人。
今回はそうした西郷隆盛の名言から、人を裁かず、器を広げて生きる人生の在り方を読み解きます。頑張りすぎなくても、深さは滲み出る——そんな生き方をそっと教えてくれる言葉を集めました。
西郷隆盛の名言①
経済的に豊かであることは人生をラクにしますが、お金を稼ぐ苦労や社会がどのように回っているのかを子どもの頃から一度も知る機会がないと、人として成熟できない、どこか甘えを持ったまま大人になってしまうかもしれません。
努力や苦労をした上で得た成果としての富は良いとして、資産をそのまま与えて甘やかすことのないよう、しっかりとした経済観念やお金を得る大変さなどを子どもに教えることが、親や大人の役目と言えるでしょう。
西郷隆盛の名言②
ものごとがうまく行かないとき、つい他の人や自分を取り巻く状況の方が悪いと思ってしまいがち。
でも自分にできることはすべてやったのでしょうか?努力不足や準備不足、周囲の人への不誠実な態度などは、結局自分自身に返ってくるものです。うまく行かなった理由を他になすりつけるのではなく、まずは自分自身の考え方や行動を変えて行きましょう。
西郷隆盛の名言③
ここぞというチャンスに出会ったなら、自分はどう行動するでしょうか。落ち着いてまずは様子を見るべき、と急いで判断や行動することを自制するかもしれません。
でもチャンスはいつまでも続くわけではありませんし、次に同じようなチャンスに恵まれるとも限りませんよね。
今しかないと感じたなら、リスクを承知で行動できる思い切りの良さや決断力が、チャンスをものにできるかどうかの差となるのでしょう。
西郷隆盛の名言④
自分の行動や信念といったものが、すべての人に受け入れられる、評価されるとは限りません。それでもどうしても曲げたくない思いや生き方があり、それが人に迷惑をかけるものでないのなら、最後まで貫いてみてはどうでしょうか。
誰にも評価されないとしても、逆にすごいと褒められたとしても、あなた自身の軸がブレないのなら、それは筋を通した生き方と言えるでしょう。
周囲の意見に流されながらラクに生きるより、それはずっと難しい生き方ですが、そんなあなたに信を置いてくれる人もいるはずです。そうした理解者を大事にしてくださいね。
西郷隆盛の名言⑤
夢や目標をあきらめずにかなえられるか、そのために努力を続けられるかどうかは、周囲ではなく自分次第です。
周囲からもうあきらめろとか、もっと別の生き方があると諭されることがあるとしても、それを受け入れるかどうかは自分自身。あきらめたり失敗したりするとしても、自分の行動や考えの結果です。
自分で決めたことなら、最後まで頑張ってみましょう。失敗に終わったとしても、全力を尽くした上でのことなら納得できるはず。失敗した言い訳を他人のせいにしないように、最後まで誠実さを心がけ、努力を続けてくださいね。
西郷隆盛の名言⑥
間違いに気付いたなら、その気付きを学びとして今後の生き方や考え方を変えて行くことで人生の糧とできます。どんなに悔やんでも、過去に戻って間違いを正してなかったことにはできません。
間違いを認めて自分の中で気持ちの整理をつけ、前向きに受け入れることで無駄にせず役立てて行ってくださいね。
西郷隆盛の名言⑦
ものごとは慌てて進めようとすると、詰めが甘くなったりして失敗してしまいがち。大事なことほどじっくりと時間をかけて丁寧に取り組んで行くことで、難しいことであっても成功へと近づいて行けるでしょう。
冷静さを心がけ、目の前のことを焦らず確実にこなして行くことで、その成功率を高めて行ってくださいね。
西郷隆盛の名言⑧
人は自分たちの生活を良くするため、社会を便利にするために頭を使うものです。政治家や企業の経営者など、社会的な立場が上な人、多くの人を率いる立場である人ほど、そうした機会が多いと言えるでしょう。
でもそれらは、人としての道徳観念や責任から外れていいものではありません。
自分がやろうとしている改革、方針などが人の道に外れていないか、社会的な倫理観から逸脱していないか。立場のある人ほど大ナタを振るう前に一度冷静になって考える必要があるかもしれませんね。
西郷隆盛の名言⑨
善(よ)いことには積極的に従い、悪いことには関わりたくないというのは、当たり前のことでしょう。
でも社会に出てみると、善(よ)いことだと思ってもなかなか思うようには行動できなかったり、悪いことだと内心思っていても、相手によっては断れない、従わざるを得なかったりすることも。
若いうちにはある程度仕方がないことかもしれませんが、自分が上の立場になったなら、誰かを教え導くような立場になったなら、善(よ)いと思うことは迷わず行動し、間違ったことには屈しない強さを持ちたいものです。
西郷隆盛の名言⑩
人として正しい生き方、誠実に人と接することを心がけていれば、たとえ経済的には豊かではないとしても、良いご縁に恵まれたり日々の生活にちょっとした幸福を感じたり、人生そのものが豊かで深みのあるものに感じられます。
生きるに困らない程度の収入があり、気の合う相手と穏やかに暮らして行けるのなら、それは良い人生と言えるのではないでしょうか。
西郷隆盛の名言⑪
自分のことに精いっぱいだと、つい目の前のことや利益にこだわってしまいがち。
でも立場が上の人や多くの人を率いて行く立場の人は、自分の利益よりも組織や社会がより良くなるようにと行動するものです。そんな風に利他的な行動ができる人だからこそ、周囲の人に慕われ、ものごとの良い流れにも恵まれるのでしょうね。
まとめ
西郷隆盛と言えば維新三傑のひとりであり、日本の近代史においては特筆すべき人です。政治的に成し遂げたことも大きいのですが、その生き方や人間性にひかれる人も多いのではないでしょうか。
歴史を学ぶことで未来にも生かすことができます。かつての偉人の生き方を知って、自分自身もより良い社会を作って行くひとりとなれるといいですね。



