タロットカードの小アルカナ、ワンド―魔法の杖の6は、勝利を示した月桂樹の冠をワンドに結び付け、馬にまたがるひとりの男性を多くの人々が讃えているように描かれたカードです。これは勝利や支配、自信などを意味するカードなのです。
目次
【ワンドの6】カードの絵の解説
A.馬にまたがった男性は、頭に勝利を表す月桂樹の冠をかぶり、同じく手に持ったワンド(棒)にも月桂樹の冠を赤い紐でくくりつけています。戦いに勝利し、故郷に帰ってきたのです。
B.馬にまたがった男性の向こう側には、ワンドの5で争っていた5人が一緒に歩いています。彼らは馬にまたがっている男性を崇拝しているのです。
C.男性がまたがる白い馬は、美徳、純粋さを象徴しています。馬の身体が毛布で覆われているのは、過剰や浪費を包み隠し、勝ったからと言って高慢にならないようにということを示しているのです。
D.馬にまたがっている男性は左(過去)から右(未来)を見ており、これはすでに将来に意識を持っていっていることを表しています。
【ワンドの6】カードの意味
ワンドの6は、勝利を暗示するカードです。裁判などで何かを争っている人がこのカードを引いたとしたら、もしくは好きな人のハートを勝ち取れるかという質問であれば、答えは「勝利」となるのです。
また、このカードは卒業、完成、受賞などのお祝い事を示すカードでもあります。
ところが実力が伴わないのに、周囲から祭り上げられてしまうということや、勝利に酔いしれていては、隙ができてライバルに蹴落とされる危険を警告していることもあるのです。
【ワンドの6】正位置の意味
【正位置のキーワード】
・勝利
・支配
・自信
・リーダーシップ
・吉報
【恋愛】
好きな人がいるのであれば、思いが通じる兆しです。もしくは遠距離恋愛中の人には、遠距離という問題が解消して、一緒になれるチャンスが到来するでしょう。また、あきらめていた恋が復縁したり、周囲に祝福されるような恋愛の始まりが期待できそうです。
【仕事】
今までの努力が実りそうです。また栄転したり、憧れていた会社からの引き抜きにあったりもするでしょう。あるいは実績を表彰されたり、みんながうらやましがるような、勝利の注目を浴びることになりそうです。
芸能界などの華やかな職場、あるいは自衛隊のような競い合う訓練を要するような職場に縁があります。
【金運】
やってきた努力に対する高額の報酬が手に入ります。あるいはギャンブル運や宝くじ運もありそうです。思いがけない収入があったときは、周囲におすそ分けをしてあげると、さらに金運がアップします。
【ワンドの6】逆位置の意味
【逆位置のキーワード】
・疑惑
・虚栄心
・劣勢
・油断
・うぬぼれ
【恋愛】
恋人を誰かに略奪されてしまいそうです。また浮気をされたり、婚約が解消になることもありそうです。あるいは別れた人に、しつこく付きまとわれたり、何かと悩まされることになるかもしれません。
【仕事】
うぬぼれから来る油断が、大きな不利益をもたらしそうです。会社が倒産したり、ライバルに仕事を取られたり、不利な立場に追い込まれるかもしれません。あわてずに、将来のために実力が付くように頑張る時期です。
【金運】
貸したお金は戻ってこなくなります。魔が差して貯金を失うような行動を取ったりなど、お金のトラブルに注意してください。
ワンオラクルによる占い
まず質問を心に思い浮かべ、78枚あるタロットカードから1枚だけ引いて占う方法をワンオラクル・リーディングと呼びます。
小アルカナの場合は、通常正位置と逆位置でYESかNOが決まります。
しっかりと質問を決めたら、シャッフルをして心を平静にしてから1枚引いてください。そのときに「ワンドの6」が出たらどのような回答が考えられるでしょうか?
【YESかNOかという質問の仕方】
ワンドの6は、正位置はYES、逆位置はNOです。
【今日の運勢】
今日は何かを達成できそうな予感です。ただしうぬぼれは禁物。それなりに努力をして、物事を成し遂げるように心がけてください。懐かしい人との思いがけない再会もあるかもしれません。
【ファッション】
みんなのリーダーとなって歩くような状況にふさわしい服、たとえばオーソドックスなスーツやワンピースなどがおすすめです。ラッキーカラーはグリーンです。
【食事】
みんなで楽しみながら食べられるような食事がおすすめです。冬なら鍋料理、夏ならバーベキューや流しそうめんなどもよいでしょう。あなたがおもてなしをしてあげるという気持ちで、手作りの食事でも喜ばれそうです。
【ラッキー・スポット】
「6」が付く地名:場所、六本木、六郷、六甲山、六角堂、六波羅蜜寺…などなど、に出向くと開運できそうです。
まとめ
ワンドの6は、周囲に引き立ててもらいながら収めた勝利を表しています。結果に自信を持つべきではありますが、自分ひとりで勝ち取ったとは思わずに、謙虚な気持ちでその勝利を受け止めるようにすることです。