
卯月(うづき)は、春から初夏へと移りゆく時期にあたります。この時期は、やわらかな風と新緑の香りに包まれて、心も身体ものびやかになっていくのを感じるでしょう。そんな美しいこの季節には、昔から受け継がれてきた月名や風習があり、そこには自然と共に生きてきた人々の思いが込められているのです。
今回はそんな卯月の意味や由来、旬の食べ物、そして願いを込めて過ごしたい開運アクションについてご紹介していきます。
卯月とは?由来や意味
物事の名前に込められた意味や、昔の人の感性に触れてみると、ふだん何気なく過ごしている季節が少し特別に感じられるかもしれませんね。まずは、卯月という言葉のルーツをたどってみましょう。
和風月名
「卯月」は旧暦で4月を意味する和風月名のひとつで、新暦に換算すると4月下旬から6月中旬までにあたります。和風月名とは、各月に美しい呼び名がつけられたもので、たとえば1月は睦月、2月は如月、3月は弥生……と続くもの。
卯月の「卯」は、十二支の「卯(う)」をあらわすともいわれますが、一説には「卯の花(ウツギ)」が咲く時期だからともされています。春の花が咲き誇る、いきいきとした時期にふさわしい名前だといえるでしょう。
卯月の別名
卯月には、ほかにもさまざまな呼び名があります。たとえば、夏のはじまりを告げる月として「夏初月(なつはづき)」、また、新緑が美しい季節をあらわす「木葉採月(このはとりづき)」など。これらの別名からも、卯月が新しい季節のおとずれを感じさせる月であることがうかがえるのではないでしょうか。
卯月の食べ物
卯月の頃には、春から初夏にかけての食材が豊かに出まわります。野菜では、春キャベツやアスパラガス、菜の花、そして山菜がおいしい時期です。どれもみずみずしく、身体にやさしく染み渡ってくれるでしょう。
そして魚では、初鰹(はつがつお)や鰆(さわら)が旬を迎えます。とくに初鰹は「勝男武士(かつおぶし)」と当てられるほど縁起のよい食材とされ、古くから愛されてきました。旬のものを味わうことは、季節の流れに寄り添って暮らす大切な習慣ともいえるでしょう。
卯月の開運アクション
心を整え、季節の流れに身をゆだねることで、運気は少しずつ明るいほうへと動いていくものです。ここでは、卯月にぴったりのやさしい開運アクションをご紹介します。
新緑の中での散歩
卯月は、新緑がまぶしく、植物がいっせいに芽吹く季節です。近所の公園や並木道を歩くだけでも、気持ちがすっと軽くなるのを感じられるでしょう。自然の中に身を置くことで、余計なものがそぎ落とされて、心の深呼吸ができるのです。風の音や鳥の声に耳を澄ませながら、自分のペースで歩いてみてください。自然のリズムに寄り添うだけで、不思議と前向きなエネルギーが満ちてくるでしょう。
季節の花を飾る
この時期に咲く花には、藤、牡丹、しゃくやくなどがあります。どれも香りがよく、美しさとともに空間に清らかなエネルギーを運んでくれるでしょう。花は気の流れを整えるアイテムとしてもオススメなのです。小さな一輪でもじゅうぶんに効果がありますので、花を飾る習慣を楽しんでみてはいかがでしょうか。
花を選ぶときは、色や香り、咲きかたなど、ピンとくるものを大切にしてみてください。自分の感覚に正直になることが、開運にもつながっていくのです。
衣替えと整理整頓
卯月は衣替えの季節でもあります。冬の名残をそっとしまって、軽やかな装いに変えると気持ちも前向きになっていくでしょう。そして、衣類の整理をするついでに、身のまわりのものを見直して不要なものを手放すのもオススメです。空間が整えば、心にも余白が生まれ、新しい流れが入りやすくなるはずです。新しい季節にふさわしく、自分だけの空間を整えていきましょう。
まとめ
卯月は、命が芽吹き、季節の移ろいを肌で感じられる美しい月です。和風月名の由来を知ることで、日々の暮らしにもより深みが加わるでしょう。そして旬の食べ物をいただき、自然の中でリズムを整えながら願いを込めて過ごせば、心が軽くなるのを感じられるはず。
新たなはじまりを感じるこの時期、少しだけ丁寧に、自分とまわりを大切にする時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。



