「スモモ」は「プラム」とも呼ばれ、日本では奈良時代にはすでに薬用果樹として栽培されており、万葉集にも歌が残されています。
甘酸っぱい味のする「スモモ」には、大石早生やソルダムなどいくつかの品種があり、そのまま食するだけではなく、果実酒などにもよく利用されます。
では栄養価も高く薬効も期待できる「スモモ」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどにはどのようなものがあるのでしょうか?
目次
【スモモ】にまつわるスピリチュアルなお話

「スモモ」に関する逸話
「スモモ」に関する最も有名なお話は、中国の故事に由来している『李下に冠を正さず』ということわざです。
この「李」は、「スモモ」のことであり、「スモモ」の木の下で冠を正していると、まるで「スモモ」を盗んでいるようにも見えるので、誤解を招くような行動は取らないようにという意味で使われています。
「スモモ」に関するヨーロッパの逸話
「スモモ」の花は、キリスト教では「誠実」を意味し、敬虔な信仰を表す花とされています。
一方ヨーロッパでは「スモモ」の花は、成熟した女性の「エロス」を象徴している花であるとされていました。
【スモモ】が誕生花の日
【スモモ】が誕生花です。
- 3月17日
- 3月21日
- 3月29日
- 4月4日
【スモモ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、「スモモ」は、お庭の南側に植えておくと人気運や知性運をアップさせると言われています。
また「スモモ」は、魔除けの効果もあるとされているので、玄関横などに植えておくと邪気を払ってくれるのでおすすめです。
恋愛運UP
「スモモ」の甘酸っぱさは、恋愛運にも効果があるとされています。
なかなか「スモモ」の木を部屋の中に飾るのは簡単ではないかもしれないので、「スモモ」の写真や絵を、バグア・チャート風水を使って、お部屋の入口を入って右手奥の恋愛のコーナーに飾ってみましょう。
花言葉【スモモ】の意味
「スモモ」は、古くは奈良時代から栽培されていましたが、その頃は主に薬用樹としてであり、食用ではなかったようです。
「スモモ」の花の五弁の花は「神秘の力」の象徴で、魔力があると信じられている時代もありました。
「スモモ」は、いろいろな種類があるのですが、日本で「スモモ」と呼ばれているのは、皮が赤く実が黄色いものを指しています。
「スモモ」は日本全国に分布し、その花は白色で桜や桃、梅の花にも似た雰囲気のものです。
ただし「スモモ」の花枝は梅や桃よりも長く、丸めの花を咲かせます。
「スモモ」という花の名前は、その実が桃に似てはいるものの、食べてみると酸味があることから『酸桃』と呼ばれていました。
また、「スモモ」は桃の実に似てはいるものの、実に毛が生えてなかったことから『素桃』と呼ばれていたこともあったそうです。
それがやがて木にたくさん実(子)が成ることから「李(すもも)」と呼ばれるようになっていきました。
「スモモ」は、フラボノイドとアントシアニンが豊富に含まれているので、眼精疲労に効果があるとされています。
また鉄分や繊維質も豊富に含んでいることから、貧血や便秘にも効果があります。
「スモモ」はそのまま食べるだけでなく、果実酒、ジャム、ドライフルーツなどにして楽しむこともできます。
「スモモ」は、あまり鉢植えで見かけることは少ないかもしれませんが、「スモモ」の実や「スモモ」の絵、もしくは自分で作ったジャムや果樹酒に、的確な花言葉を添えてプレゼントしてみるのもよいでしょう。
「スモモ」の花言葉①
- 誤解
- 疑惑
- 困難
- 誠意
これらの花言葉は、中国の故事「李下に冠を正さず」に由来しているものです。
「スモモ」の花言葉②
- 幸福な日々
- 甘い生活
これらの花言葉は「スモモ」の実が、甘酸っぱくてみずみずしいところから付けられています。
「スモモ」の花言葉③
- 忠実
- 節制
実はこの花言葉は「梅」の花言葉からきています。「スモモ」と「梅」が同じような花として西洋に伝わったせいで、梅のイメージが強い西洋では、「スモモ」にも「梅」の花言葉を用いるようになったのです。
「スモモ」の花言葉④
- 純粋
- 無垢
これらの花言葉は、花が「白」であることから、そのイメージで付けられた花言葉です。
「スモモ」の花言葉⑤
- 豊穣
この花言葉は、「スモモ」が実をたくさんつける様子から付けられた花言葉です。
「スモモ」の花言葉⑥
- 冬の克服
こちらの花言葉は、「スモモ」の花は春に咲き始めるので、困難に打ち勝って冬に勝利した春の象徴と考えられたことから、付けられた花言葉です。
花言葉【スモモ】の基本情報
科 属 | バラ科 スモモ属 |
原産地 | 中国 |
品種 | 食用として出回っているのは現在約23種 、原種、園芸種など多数 |
開花時期 | 3月~4月 |
英語和名 | ・Japanese Plum(ジャパニーズ・プラム)・スモモ(李)、米桃(よねもも)、牡丹杏(ぼたんきょう) |
まとめ
「スモモ」は、奈良時代から薬用植物として育てられてきました。万葉集にも歌が詠まれているほか、中国の故事で有名な「李下に冠を正さず」というのも「スモモ」を象徴したことわざです。花言葉にもこの故事に基づくものや西洋の花言葉などが、たくさん存在しているのです。
