春になると道端などでも見かけることがある「ドクダミ」は、白いかわいい花を咲かせますが、独特の臭いがあります。
「ドクダミ」は、その名前に「毒」という言葉がついているものの、昔から民間薬として広く重宝されていた植物で、無毒であり薬効は色々とあります。
その臭いはあまりよくないものの、かわいいハート型の葉を持つ「ドクダミ」のスピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【ドクダミ】にまつわるスピリチュアルなお話

「ドクダミ」に関する中国の伝説
「ドクダミ」に関する中国に伝わるお話です。
あるところに盲目の老人とその息子夫婦が暮らしていました。
息子夫婦は病気になった老人のことを嫌い、きっと仮病を使っているのだろうと、ろくに世話もせずにいたのです。
村人たちは、そんな老人を気の毒に思い、老人がよくなるようにと彼のために魚を持って行ったりしましたが、その魚は息子夫婦だけで食べてしまいました。
しかしその魚を息子夫婦だけで食べてしまったことが村人にバレるのを恐れて、息子たちは山で見つけた魚臭い香りのする草で作ったスープを老人に与えたのです。
するとそのスープを飲んだ老人は、どんどん元気になっていったではありませんか。
夫婦はその理由がわかりませんが、村人たちにはその理由がわかっていたのです。
そう、その魚臭い草とは、「ドクダミの葉」だったのです。
【ドクダミ】が誕生花の日
【ドクダミ】が誕生花です。
- 5月15日
【ドクダミ】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。

(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
風水においては、枯れたものや臭いが悪いものなどはエネルギーを下げるとして用いません。
「ドクダミ」には独特の臭いがあるため、通常部屋に持ち込まないので、家の中で風水としては用いることができません。
しかし直接臭いが漂わない場所で、鬼門と言われるような東北の庭などに植えておくと、お花自体は白で厄除けになるので、植えておいてもかまいません。ただ繁殖力が強く、すぐにはびこってくるので気を付けておきましょう。
花言葉【ドクダミ】の意味
「ドクダミ」は、春になると公園や道端など、比較的色々な場所で見かけることができる白いお花を咲かせます。
繁殖力が強く、どんどん増えるので雑草として刈り取られてしまうことも多いでしょう。
白い花びらのように見えるものは、総苞(そうほう)と呼ばれる葉の一部であり、真ん中の黄色い部分が「ドクダミ」の小さい花の集まりの部分となります。
一番よく見かける「ドクダミ」の花は、一重咲ですが、種類によっては八重咲のものも存在しています。
その葉はハート型をしていて、乾燥させるとドクダミ茶となります。
「ドクダミ」という名前は「毒痛み」や「毒溜め(どくだめ)」から転じたものだという説があります。
また「ドクダミ」には10の効果があるため「十薬(じゅうやく)」と呼ばれたり、魚腥草(ギョセイソウ)と呼ばれることもあります。
西洋での「ドクダミ」の名前は、その葉の色が生育環境によって変わるため「カメレオン・ミント(カメレオンのミント)」「リザード・テイル(とかげのしっぽ)」と付けられていたり、臭いが魚のようでもあるので、魚系の名前が付けられています。
「ドクダミ」の葉で作る「ドクダミ」茶は、血管を強くしたり、利尿作用、動脈硬化、解熱、解毒、皮膚病、胃腸病、むくみ、アレルギーなどに効果を発揮します。
また脂肪の吸収を抑えるダイエット効果や、肌荒れやニキビにも効果があるので、美容と健康のためにとてもすぐれたお茶なのです。
一方「ドクダミ」の花をアルコールに浸して作る「ドクダミ」の花チンキは、保存がきくので、化粧水や虫刺されなどに役立ちます。
「ドクダミ」は、どこでも見かけるような草花であり、また臭いがあることから生花を贈ることはありませんが、「ドクダミ」茶や「ドクダミ」の花チンキなどを作ってプレゼントする機会があれば、妥当な花言葉を添えて贈ってみると喜ばれるかもしれませんね。
「ドクダミ」の花言葉①
- 野生
この花言葉は、「ドクダミ」の繁殖力が非常に強いことから付けられた花言葉です。「ドクダミ」は摘み取っただけでは消滅せず、地下茎が残っている限り繁殖を続けます。
「ドクダミ」の花言葉②
- 白い追憶
この花言葉は「ドクダミ」の花が十字の形をしていることから付けられた花言葉であるという説と、白いお花が咲く公園などで昔遊んだことを思い浮かべることができるだろうということで、付けられたという説があります。
幼馴染のお誕生日に、この花言葉を添えて「ドクダミ」茶や「ドクダミ」花チンキを手作りで差し上げると喜ばれるのではないでしょうか?
「ドクダミ」の花言葉③
- 自己犠牲
この花言葉は「ドクダミ」が「十薬」とも呼ばれるように、自分自身を犠牲にしてまで、人の役に立つことから付けられた花言葉です。
花言葉【ドクダミ】の基本情報
科 属 | ドクダミ科 ドクダミ属 |
原産地 | 日本、朝鮮半島、中国、ヒマラヤ |
品種 | 6種 |
開花時期 | 5月~7月 |
英語和名 | ・Chameleon Plant(カメレオン・プラント)、 heartleaf (ハートリーフ)、Fish Mint(フィッシュ・ミント)、Fish Herb(フィッシュ・ハーブ)、 Fishwort(フィッシュワート)、 Lizard Tail(リザード・テイル) ・ドクダミ、毒溜め(ドクダメ)、魚腥草(ギョセイソウ)、地獄蕎麦(ジゴクソバ) |
まとめ
「ドクダミ」は、日本でも古くから民間薬として用いられてきた薬草です。「ドクダミ」は、その臭いがきついことで知られていますが、薬効は多く重宝がられています。その花言葉は「ドクダミ」の生命力の強さなどを表したものが中心となっています。
