鉢植えの観葉植物として、よくプレゼントなどにも用いられる「スパティフィラム」は、葉が濃い緑色で笹の葉にも似ていることから、和名を「笹うちわ」と付けられています。
「スパティフィラム」の原産地は、中南米などの熱帯地区とされていますが、東南アジアでも生息しており、耐寒性に弱いので、日本では冬などは室内に飾っておくのが普通です。
では白いきれいな花を特徴とする「スパティフィラム」が持つ、スピリチュアル的な意味やエピソードなどには、どのようなものがあるのでしょうか?
目次
【スパティフィラム】にまつわるスピリチュアルなお話
「スパティフィラム」にまつわるエジプト神話
古代ギリシャで愛と豊穣の女神と知られる「アスタルテ」が結婚するときに、私生活での幸福を与えるために、地上に棲む平凡な女の子たちに、魔性の特性を持つ白い花を与えたという話があります。
女性たちはこの花を、愛情をこめて大切に育て、それ以来この花は「女性の幸福」と呼ばれるようになりました。
それが「スパティフィラム」の花だったのです。
それ以来、男性との出会いを待つ独身女性は、「スパティフィラム」の花を必ず家に置き、大切に世話することで、願いが叶うと考えられてきました。
また恋人や夫と別れてうつ病になった時にも、「スパティフィラム」はそんな女性を早く回復させ、新しいスタートを切らせる力を与えてくれるとされています。
「スパティフィラム」に関する海外の言い伝え
喧嘩の絶えない夫婦や、夫が浮気をしている場合は、庭に「スパティフィラム」を植えるとそれらの問題が消えるとされています。
また植えられた「スパティフィラム」の花が丸みをおびてきた場合は、妊娠のお知らせと考えられています。
このほか愛を引き寄せたい場合は、木曜から金曜日の上弦の月の夜に「スパティフィラム」の鉢を窓辺に置き、花の香りを感じながら自分の願いをこめて祈ってください。
そのあと満月の夜に「スパティフィラム」のそばで、キャンドルが燃え尽きるまで燃やし祈りを捧げます。
そうすると次の満月までに、素敵な人が現れるとされています。
【スパティフィラム】が誕生花の日
【スパティフィラム】が誕生花です。
- 5月21日
- 6月12日
- 8月30日
- 9月1日
- 12月1日
- 12月23日
【スパティフィラム】を使って運気をアップする方
ここで説明する風水は、「誰でもできるかんたん風水!バグア・チャート風水」
伊庭野れい子著(太玄社)
著者ご本人に解説してもらいます。
(本の解説)
ハワイ在住の風水師クリア・イングレバート氏(『ハワイアン風水』著者)に師事した著者が、バグア・チャートを使った風水を基本からよりわかりやすく、誰でも手軽に自宅で実践できるようにイラスト付きで解説した開運風水本。
風水で運気UP
「スパティフィラム」は、上向きに伸びる葉茎があるので、エネルギーを陽に変える働きがあるとされています。
したがって風水では、部屋の角などエネルギーが停滞した箇所や、電磁波が出る家電のそばなどに置いておくとよいとされています。
浄化運アップ
エネルギーの流れの悪い箇所、トイレやバスルーム、あるいは寝室などの窓辺に飾っておくことで、エネルギーを活性化し、陽のエネルギーに変えてくれます。
金運アップ
「スパティフィラム」は金運アップの効果をもたらすとされており、西の方角に「スパティフィラム」の鉢を飾るとよいでしょう。
ただし元気の良いものだけ効果があり、葉が枯れてきたりすると逆効果になるので、手入れをしてください。
家庭運アップ
「スパティフィラム」は、家庭運もアップさせる効果があるとされ、リビングの窓際などに元気のよいものを飾っておきましょう。
花言葉【スパティフィラム】の意味
「スパティフィラム」は、中南米の熱帯地区などが原産で、その背丈は15センチから150センチほどになります。
花びらと考えられている部分は、実は仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる葉が変形したもので、本当の花弁はその中心にある棒状のものです。
サトイモ科の「スパティフィラム」は、白色でほんのりと甘い香りを漂わせます。
開花時期は通常5月から10月頃です。
「スパティフィラム」は、耐暑性はありますが、強い陽に当たると枯れてしまうので、日陰に置き、耐寒性はないので冬は部屋の中に入れるようにしましょう。
「スパティフィラム」には素敵な花言葉があるので、鉢植えや切り花として贈り物によく用いられます。
「スパティフィラム」の花言葉①
- 上品な淑女
この花言葉は、「スパティフィラム」の白い苞の部分が、上品な女性の姿のようであることから付けられています。
上品な女性のお友達へのプレゼントとして、ぜひこの花言葉を添えて贈りましょう。
「スパティフィラム」の花言葉②
- 清らかな心
この花言葉も、「スパティフィラム」の白い苞の部分や繊細な姿が「清らかな心」を象徴しているようで付けられています。
「スパティフィラム」の花言葉③
- 清々しい日々
この花言葉も、「スパティフィラム」の白い苞の部分と、つややかな緑の葉のコントラストが醸し出す印象から付けられています。
「スパティフィラム」の花言葉④
- 包み込む愛
この花言葉は、「スパティフィラム」の苞が花を包み込むようになっている姿から付けられた花言葉です。
夫婦の結婚記念日や、愛する彼女へのプレゼント、または結婚祝いとしてぜひ贈りたい花言葉ですね。
花言葉【スパティフィラム】の基本情報
科 属 | サトイモ科 スパティフィラム属 |
原産地 | 中南米の熱帯・東南アジア |
品種 | 30種 |
開花時期 | 5月~10月 |
英語和名 | ・Spathiphyllum(スパティフィラム) ・スパティフィラム、笹うちわ |
まとめ
「スパティフィラム」は、中南米の熱帯や東南アジア原産で、葉が変化した白い仏炎苞を花と間違えられてしまっています。その花言葉もこの苞から受けた印象のものが中心で、女性にプレゼントするにはピッタリの「花言葉」がそろっています。