
いつの時代になっても、世界中の人々が憧れるリゾート地のハワイ。そんなハワイ諸島の中でも自然の美しさにおいては、最も人気があるのがマウイ島です。
マウイ島にはアクティビティから観光、ショッピングまで、見逃せないものがいっぱい存在しています。そんな中でもぜひ訪れてみたい観光、パワースポットや、はずせないお土産などにはどんなものがあるでしょうか?
憧れのビッグ・ウェーブ

ハワイと言えばイメージするもののひとつに、ビッグ・ウェーブがあります。
カッコいいサーファーたちが、大きな波に乗る姿は、オアフ島のノースショアが有名です。しかしもっとダイナミックでサーファーたちのメッカとも呼ばれる場所がマウイ島にあります。
マウイ島の北岸にあるピーアイには、冬になるとまるでビルディングの高さほどもある波がやってくることで有名で、「イン・ゴッズ・ハンズ」というサーファー映画の舞台にもなっています。
ここの波は20mの高さを超え、世界でも最も大きな波がやってくる場所であり、サーファーでもプロ中のプロでないと挑めない危険なスポットなのです。
その危険さから映画の「ジョーズ」を思い浮かばせるため、この波を「ジョーズ」と呼ぶようになったのです。
普通はパドルをして波に乗りますが、ここではあまりにも波が高く、ジェットスキーで牽引してもらって波には乗るほどのビッグ・ウェーブなのです。
稀少高山植物、シルバーソード

マウイ島の人気の観光パワースポットのひとつにハレアカラ山があります。
このハレアカラ山を含む広大なハレアカラ国立公園内には、マウイ島のハレアカラ山とハワイ島のマウナケア山、そしてヒマラヤのみで生息が確認されている、とても珍しい高山植物の「シルバーソード」を見ることができるのです。
「シルバーソード」は、日本語では「銀剣草」と言い、その名前のとおり、銀色をした剣のような葉がピカピカと光るように見える植物です。
厳密にはマウイで見られるものは、ここの固有種であるとされ、年々その数も減っていることから、絶滅危惧種の保護管理対象になっています。
また大変デリケートな植物で、さわると枯れてしまうことから、絶対にさわらないようにというふうにガイドさんから必ず注意があります。
寿命は10年ほどですが、1月~2メートルの高さに背丈が伸びて、そこに紫の小さい無数の花が咲き誇ります。
またシルバーソードは、フラワーエッセンスのひとつとして、霊的に高次元と繋がり真実をさぐる助けをしてくれるパワーを持つことでも知られています。
マウイのパイナップルの歴史を知る

ハワイと聞いて思い浮かべるお土産品のひとつがパイナップルではないでしょうか?マウイにはマウイ特産のとてもジューシーで酸味が少なく甘いパイナップル、「マウイ・ゴールド」があります。
このマウイ・ゴールドは、ハレアカラ山の傾斜地で育てられ、マウイの陽ざしときれいな水、肥沃な土に育まれた逸品です。
実はこのパイナップル、1930年代にパイナップルの缶詰製造の流行が押し寄せたことで、ハワイに適したパイナップルを探そうと、当時のハワイにおける主なパイナップル産業を営む会社のドール、デルモンテ、マウイパイナップルカンパニーが共同でハワイ大学で研究をしたことに始まります。
マウイ島には、このようなパイナップルの歴史を知ったり、パイナップル畑に出かけて栽培のプロセスを学ぶ「パイナップル・ツアー」もあり、甘いパイナップルの香りに囲まれて過ごす時間が人気です。
お土産にはマウイ産のパイナップルだけでなく、そのパイナップルで作ったフルーティーなパイナップル・ワインもおすすめです!
ハレアカラのパワーを蓄えたオニオン

ハワイに出かけたことがある方なら、どこかで目にしたかもしれない、ちょっと丸みのある玉ねぎのマウイ・オニオン。
マウイ島のハレアカラ山の麓や、クラでのみ生産され、生で食べても辛味が少なく、甘さが強いのが特徴です。
ハワイでもスーパーなどでは、一般の玉ねぎとは分けて「マウイ・オニオン」として売られ、値段もやや高級です。
最近では、このマウイ・オニオン味のマカデミアナッツ、サラダ・ドレッシング、ポテトチップスなども販売され、人気のお土産アイテムです。
またマウイ島では年に1度、5月の上旬に、ラハイナのカアナパリにあるショッピングセンター、ホエラーズ・ヴィレッジにて「マウイ・オニオン・フェスティバル」が開催されています。
このフェスティバルではマウイ・オニオンの有名シェフによるレシピ・コンテストや、マウイ・オニオンの早食いコンテストをはじめ、マウイ産の物品販売やエンターテイメントも楽しめるので、この時期にマウイ島を訪れる人には、地元の人と共に楽しめるイベントとしておすすめです。
とっておきのマウイ・コーヒー

ハワイでコーヒーと言えば、ハワイ島の「コナ・コーヒー」が有名ですが、実はマウイ島にもとっておきのコーヒーが存在しています。
ハレアカラ山のクラにある農園で栽培されているコーヒーは、高地寒冷栽培をしているため、じっくりと熟成された酸味を含むコーヒー豆が育っています。
数あるマウイのコーヒー農園のひとつ、ハレアカラ山のシムファームでは、見学ツアーも行っており、農家のスタッフが実際にコーヒー園へと案内してくれ、香り高いクラのコーヒーの栽培からローストまで、コーヒーのアロマに囲まれて過ごすことができるのです。
またラハイナの町に近い西マウイ山脈の一角にも「マウイ・グロウン・コーヒー」のコーヒー畑があり、アラビカ種のコーヒー豆を育てています。こちらでもコーヒー畑の見学や、焙煎していない、脂肪燃焼や生活習慣病に効果があると言われているグリーンコーヒーも販売しています。
モロキニ島で自然を満喫

マウイ島の南東4kmほどの距離にあり、マウイ郡に所属している小さな三日月形の無人島がモロキニ島です。
ここはハワイでも有数のシュノーケリングのスポットで、マウイ島からもたくさんツアーが出ています。
三日月形の島は、実は海に沈んだ火口の一部で、水の流れが穏やかなためシュノーケリングにも適し、またいろいろな海の生物もこのくぼみに集まってくるのです。
美しいサンゴ礁の中を泳ぐトロピカルなお魚だけでなく、ウミガメやハワイアンモンクアザラシなどめったに見られない海の生物にも出会えそうです。
まとめ
いかがでしたか?今は観光地として栄えるマウイ島には自然が織りなす魅力的なエネルギーが流れ、多くの人たちが培ってきた歴史や文化がたくさん存在しています。そんなユニークで楽しみ方が豊富なマウイを満喫するためにも、ぜひマウイ島の歴史や文化にも一度触れてみてください。
