
我が子が生まれたとき、大切なペットを迎え入れたとき、あるいは自分自身が創作の世界でキャラクターを作り上げたとき。どんな名前にしようかと胸がワクワクしますよね。自分の名を付けたときに、親をはじめとした家族はどんな風に悩んだのか、どんなこだわりがあったのかと気になるかもしれません。
あなたの名前には、あなただけの意味がある。呼ばれることの喜び、名の持つ力に気づける名言を通して、自分を大切にできるように。
目次
名前の名言①北山節子
名前というのは、その人の個性や生きてきた人生そのものを表すもの。通いなれたお店でいつまでもお客様、と呼ばれ続けていると、お店側では自分のことを個人として認識してくれてないのかな、まだその他大勢の一人なのかなと感じてしまうかも。
お店の人からきちんと顔を見て名前を呼んでもらえたなら、ちょっと特別を感じてうれしくなってしまいそうです。
名前の名言②樺旦純
まったくの他人なのに、偶然同姓同名の人に出会ったり同じ誕生日の人と出会ったら、ちょっと相手に親しみを感じてしまいますね。
特に名前にはそれ自体に親御さんが意味を込めていたり、漢字を使っていたなら漢字そのものが持っている意味にもこだわっているでしょう。
明るい子に育ちますように、元気な子になってほしい、自由に世界に羽ばたいて、優しい子になってくれたらいいななど、名前は名付け親のいろんな思いが詰まった、人生最初の贈り物。大切にしてくださいね。
名前の名言③金平敬之助
横柄(おうへい)な人というのは、周囲の人も名前で呼ばず、『おい』とか『お前』などと呼ぶことが常態化していることがあります。
逆らう方が面倒なので、呼ばれた方もトラブルにならないよう、自分が呼ばれたと認識したならそうした雑な呼びかけにも応じてしまいがち。
でもそんな人がいる職場やサークルなど、個人が雑に扱われているようでなんだかイヤですよね。風通しのいい良い場というのは、お互いがきちんと顔と名前を理解して、大切にできる場所でしょう。
名前の名言④デール・カーネギー
進学や就職をしたばかりの頃って、まだ周囲の人の顔と名前が一致せず、『あの』とか『ちょっといいですか?』みたいな声がけから会話をすることも。
でも相手の名前を覚えて呼びかけることから会話を始められたら、それは好意と信頼への第一歩になるでしょう。
名前の名言⑤デキムス・ユニウス・ユウェナリス
言葉には不思議な力があると言われます。日本では言霊という考え方があり、名付ける漢字にもこだわりが。戦国武将なども本当の名前を、諱(いみな)や忌み名(いみな)として隠しました。
親や主君以外が本名を呼ぶのは無礼であるとされ、他人が本名を口にすることで相手の人格を操ってしまうと考えられていたそうです。
現代ではその考え方は薄れましたが、名前は人生で最初に与えられる贈り物です。自分の名前も人の名前も、大切にしてくださいね。
名前の名言⑥西村創一朗
元気に育ってほしい、明るく朗(ほが)らかな子になってほしい、友達がたくさんできますように、優しい子に育ってと、親や祖父母は新しく生まれた子どもの名前をどうするか、とても悩みますよね。
言葉の意味合いだけで選ぶならまだ早いかもしれませんが、漢字を使うことが多い日本人は、漢字そのものにも意味を託し、名付けに臨みます。
自分たちが子どもに贈る一番最初のプレゼントであり、よほどのことがない限り生涯名乗り続ける名前。名前を呼ばれるたびに幸せな気分になるような、すてきな響きを選んであげてくださいね。
名前の名言⑦井口資仁
名前は名付け親からもらう大切な贈りもの。でもなんとなく姓と合わせると語呂(ごろ)が悪かったり、自分の中でしっくりこなかったりで、その違和感が勉強やスポーツの結果にまで影響するようになったなら、ちょっと考えもの。
本名を変えるのはいろいろと手続きが大変ですが、プロスポーツなどでは親しみやすさや馴染(なじ)みやすさなどを優先して、ニックネームなどを登録することも。
多くの人にその登録名を知ってもらい、応援してもらうことでグンと成績が上がるのなら、名前を変えるのも良いかもしれませんね。
名前の名言⑧ヒラリー・クリントン
相手のことを理解する、その第一歩は名前を知ること。自分の名前をまず告げて、その上で相手の名前を尋ねるのなら失礼にもならないでしょう。
その名前の響きがすてきだなと感じたなら、そこから話題を広げて行くことができます。同じ名の家族や友達がいたなら、それを話題にすることもできるでしょう。
名前を知ることで相手に対する理解を深めて、次の機会に会うときにはもう一歩近い関係になれるといいですね。
名前の名言⑨マリリン・モンロー
芸名やプロスポーツの登録名というのは、必ずしも本名に似せる必要はありません。なりたい自分をイメージして名付けることもあるでしょうし、ご縁があって第三者から名付けてもらったり、名前の一部をもらったりすることも。
でも本名ではないからこそ、本名しか知らない昔の知人や友人などには、露出の少ない分野では今の活躍が伝わらない可能性も。
今はSNSなども発達していますので、名前を出さずともそれとなく自分だとわかるようなヒントを添えた上で、昔の知人にも伝わるような発信をしてみてはどうでしょうか。
まとめ
名前は誰もが持っていて、仕事などによってはいくつかの名前を使い分けることはあっても、最後まで自分とともにあり続けるものです。名前に込められた名付け親の思いや願いは、いざと言うときには自分を励まし、背中を押してくれるでしょう。
いつか誰かの名前を付ける立場になったなら、相手の幸せを願ってすてきな名前を付けてあげてくださいね。



