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美しい文化が静かに生きる街!ベトナムの世界遺産5つ

ベトナム,世界遺産
ベトナムといえばベトナム独自の文化や、周りの国々に影響された文化が融合された不思議な国です。

ベトナムの人はとても純粋で、神を心から信じる美しい心を持っています。そんなベトナムはまさに、ベトナムの心ともいえる美しい世界遺産で溢れています。

静かだけれど美しいその景観に誰もが魅了されてしまいます。そんなベトナムの世界遺産に足を踏み入れてみませんか?

チャン・アン

ベトナム,世界遺産
ベトナムで8番目に世界遺産に登録された場所です。「チャン・アン」とは「長く安全の地」という意味がこめられています。

チャン・アンの景勝地の他に「陸のハロン湾」とも称されるタムコックやビクドンの洞窟寺、古都ホアルーの建造物なども見ることができます。

山紫水明の地を手漕ぎの小舟に乗って巡ることができる、なんとも雰囲気のある世界遺産です。石灰岩の奇岩奇峰の間を縫い、鍾乳石が垂れ下がる洞窟をくぐって、静寂に包まれた川面を進みます。約3万年前の人類の生活の痕跡や狩りの様子を描いた壁画は、考古学的にも貴重な遺産となっています。

そこには長い年月を経て形成された険しい山々と多くの鍾乳洞、古都や寺院群など芸術とベトナムの文化が凝縮されています。ベトナムのことを知りたいのであれば訪れたい世界遺産です。

ミーソン

ベトナム,世界遺産
ベトナム中部の街、四方を山に囲まれた盆地にひっそりと息づいている世界遺産です。

2世紀に渡り17世紀頃まで海上交易の拠点として栄えた街でした。ヒンドゥー教の神々を祀る焼成レンガで造られた70余りの祠堂が残っていて、不思議と心休まる世界遺産です。

当時のチャンパ王国の時の王が中国の影響を脱し、インド文化を取り入れてヒンドゥー教のシヴァ神を祀るために木造の祠堂を創建したのが始まりでした。祠堂は焼成レンガを接着剤を使わずに積み上げたもので、アーチ状の屋根にはレンガを少しずつずらしながら迫りだすように積んでいく疑似アーチと呼ばれる技法が用いられています。

壁面を飾るのは神々の像の彫刻です。草木に埋もれた遺跡群でありながら美しいミーソンには、なぜシヴァ神を信仰するに至ったのかなど多くの謎が残されています。この聖地に足を踏み入れ、時空を超えるような体験ができる世界遺産です。

ホイアン

ベトナム,世界遺産
ベトナムの中部トゥボン川の河口近くに佇む水辺の街が世界遺産となっています。

とても古い港町でありながらどこか懐かしい思いに駆られるのは、かつて1000人を超える日本人がここに暮らしていたからかもしれません。16世紀末〜17世紀末、東西交易の中継地として繁栄したホイアンには、ポルトガル人、中国人など様々な国が来航しました。

日本からも朱印船が盛んに往来して、大規模な日本人町が作られたそうです。しかも日本人によってかけられた日本橋(来遠橋)は、日本人町と中国人町を繋ぐ屋根つきの橋でした。そばに建つのはフンフンの家といって、200年前に建てられた貿易商人の家です。

東西の文化が混合して形成された古い街並みは、今でもランタンの灯りに照らされて彩られています。徒歩で十分に見て回れる小さな町ですが、昔から変わらない時間が流れる、どこか懐かしい雰囲気を味わえる世界遺産です。

ハロン湾

ベトナム,世界遺産
ベトナム北部の中国との国境から近い広大な港になっている世界遺産です。

そこに浮かぶ大小2000ほどの奇岩に注目です。

ベトナムで一番の景勝地と言われるだけあって、まさに壮大なスケールの山水画の世界のようです。昔、この地に龍の親子が降り立ち、口から宝玉を吹き出して敵を蹴散らし、それらが岩となって海面に刺さったという伝説があります。そんな伝説も信じてしまえるほど、神秘的で幻想的な景観は世界遺産としても貴重です。

長い月日をかけて海水や雨風に浸食されて出来たものですが、まるで彫刻作品のようです。クルーズ船で1泊するツアーで様々な面を見ることが可能です。水平線に沈む夕日、降り注ぐ満点の星空、月光に照らしだされる海など、時間と共に変化する表情を見ることができます。また昇る太陽と奇岩の美しさも素晴らしいです。寝る間も惜しいほど、一日いても飽きない、そんな世界遺産です。

フエ

ベトナム,世界遺産
ベトナムの最後の王朝グエン朝の都として栄えた古都が世界遺産として登録されています。

新都市の対岸、フォン川を挟んだ旧市街に位置する王宮です。寺院、博物館などの建造物が趣ある感じで立っています。ここはベトナムの中でも1番最初に世界遺産になった場所です。

中心に広がる王宮は中国の紫禁城(故宮)を規範に作られたもので、ザーロン帝が建設に着手し、2代ミンマン帝の時に完成しました。鳳凰をかたどった楼閣を戴く午門(王宮門)をくぐると、正面には皇帝の即位式が行われた太和殿、随所に龍の装飾が施されています。

さらに王宮内にはグエン朝の菩提寺である顕臨閣や歴代皇帝を祀った世祖廟など、ベトナム伝統の建築様式も見ることができます。フォン川沿いにはティエンムー寺や歴代皇帝が心血を注いだ廟が点在します。歴代皇帝の志向や歴史的背景を感じることができる世界遺産です。

まとめ

ベトナムの世界遺産はいかがでしたか。絵のように美しい景色や古き良き文化が今も息づく古都まで、ベトナムの世界遺産は本当に奥が深いですね。ベトナムの美しさに触れると浄化されるような気分になります。世界遺産を巡って新しい発見をしてみましょう。

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SPIBRE編集部

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