陰陽は、互いに反する性質を持っている気になります。ネガティブなものがあれば、ポジティブなものがあり、短所があれば長所があります。陰陽は対立し、依存し合いながら万物を形成しています。陰陽を日常生活に取り入れると自然に開運につながる考え方についてご紹介します。
【陰陽】とは?
陰陽は相反するものです。世の中のすべては「陰」と「陽」の2つに分けられ、太陰太極図(たいいんたいきょくず)は「陰」と「陽」を示したシンボルマークです。黒色が「陰」、白色が「陽」を表しています。「陽」は動的であり、思考や論理、自分の意識に基づいた活発な性質です。「陰」は静的であり、感情や感覚、外のものを受け入れる性質があります。陰と陽は表裏一体で、良し悪しはありません。
【陰陽】日常にあるものの意味
太陰太極図では、黒色の中に白い円が、白色の中に黒い円が描かれています。陰の性質の中にも陽が潜んでおり、陽の性質の中に陰が潜んでいることを表しています。陰と陽は常に揺れ動きながら互いのバランスを保っています。どちらかが100%になることはありません。日常にあるものの意味について見ていきましょう。
【月と太陽】
月は陰、太陽は陽を表します。月は女性性であり、太陽は男性性を表しています。内なる女性性と内なる男性性のバランスをとることが大切です。女性性は、受け取ること、調和、直感、感覚、柔軟性などと関係しています、男性性は、与えること、分析、論理、支配、決断力、積極性などと関係しています。内面でバランスが取れていることで、現実面でもバランスが上手くとれ、物事が上手く運んでいきます。開運するためには、内なる女性性と内なる男性性のバランスを取ることを意識してみましょう。
【夜と昼】
夜は陰のエネルギーになり、昼が陽のエネルギーです。夜が過ぎ、やがて昼が訪れます。夜はリラックスし、昼は活動していきます。夜と昼のバランスが取れた過ごし方をすることで、心身ともに健康でいることができるでしょう。活動し過ぎていると感じたら、意識的にゆっくりと休息をとりましょう。休息することで自然にパワーがみなぎってきて、活力が湧き上がってきます。
【雨と晴れ】
雨は大地を潤し、すべてを浄化してくれる働きがあります。晴れは太陽が明るく輝いて光をもたらしてくれます。植物は晴れと雨のどちらもあるからこそ、成長していくことができます。
【冬至と夏至】
冬至が陰のエネルギーで、夏至が陽のエネルギーになります。一年の中で陰のエネルギーが高まる冬至と、陽のエネルギーが高まる夏至で、エネルギーのバランスを整えています。自然界で起こる陰陽の変化である、冬至と夏至でエネルギーの流れが大きく変わります。季節の変わり目でもあるため、体調も変化しやすい時期になりますが、運気の切り替え時期でもあります。リセットとデトックスをして変化の流れに乗っていくことが開運チャンスです。
【偶数と奇数】
偶数が陰で、奇数が陽です。2で割り切れる整数0、2,4,6,8 は偶数。2で割り切れない整数1,3,5,7,9 なら奇数となります。奇数は動的且つ不安定な数で「陽」とされ、偶数は静的且つ安定した数で「陰」とされています。「偶数」は治まりが良くそのままで完結しますが、「奇数」は変化し、次に続くという性質を持っています。ラッキーナンバーとして使用する際には、陰のエネルギー、陽のエネルギーとして数字を意識的に取り入れていくのも良いかもしれません。
【秋冬と春夏】
秋冬は陰の気が多い季節で、春夏は陽の気が多い季節です。秋冬の陰の季節は、寒さから身を守るためにしっかりと充電していく期間になり、春夏は陽の気が多いので活動的になっていく時期です。季節の移り変わりとともに陰陽のバランスは変化していきます。
【北西と南東】
北西は陰で、南東は陽になります。冷たい北風と暖かい南風といった表現があるように、方位にも陰と陽があります。春=東、夏=南、秋=西、冬=北という四季と四方の関係があります。秋冬=北西、春夏=南東を表します。
【陰性食品と陽性食品】
食べ物にも陰と陽があります。身体を冷やすのが陰性食品で、身体を温めるのが陽性食品です。体質、体調、季節に応じてバランスよく取り入れていくと良いでしょう。冷え性の人は陰性体質、体が比較的温かい人は陽性体質です。冷え性の人は、陽性食品を意識して取り入れるようにすることで、バランスを取っていくことができます。
【陰性食品】脂身の多い肉・豚肉・タコ・蟹・白米・コーヒー・緑茶・牛乳・バター・きゅうり・トマト・なす・白菜・レタス・バナナ・キウイ・マンゴー・柿・みかん・スイカ・白砂糖・マヨネーズ・酢など
【陽性食品】赤身の肉・鶏肉・サケ・サバ・玄米・味噌・紅茶・チーズ・りんご・いちじく・さくらんぼ・プルーン・ぶどう・桃・ごぼう・ニンジン・ニンニク・山芋・生姜・かぼちゃ・黒砂糖・天然塩など
まとめ
陰はネガティブ、陽はポジティブと言われますが、陰陽はどちらかが優れているのではなく、バランスをとることが大切です。自分自身でチェックして陰や陽のどちらかに傾いている場合は、調整するようにしましょう。
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