
怖い夢ばかり見るのはストレスや疲れがたまっているから!?
怖い夢ばかり見るときというのは、心身の疲れやストレスがたまっていると考えられます。そうした体や心にたまったモヤモヤが睡眠の質を悪化させ、悪夢を見やすくなると考えると良いでしょう。
夢占いの意味を【夢鑑定士・睡眠コンサルタント】の麻生真礼さんに紹介してもらいます。
目次
怖い夢ばかり見るときの原因
起きた時点では覚えていないかもしれませんが、人は毎晩、夢を見ています。
もちろん思わずうれしくなってしまうような、現実になってくれたら良いと思うような夢を見ることもあるのですが、どちらかと言えば悪夢と呼ばれる、見たくない夢を見ている方が全体の比率としては大きいのが実情。
『毎晩夢を見る』ということが気になるのでしたら、それは『当たり前』のこと。不安に感じることもなければ異常なことでもありませんのでご安心を!
ただし毎晩のようになにかに追われる、襲われる、イヤな目にあうといった悪夢を見続けて、飛び起きるようなことが多い場合は要注意。今のあなたが心身ともに疲れ切った状態であったり、継続的なストレスにさらされていたりすると考えた方が良いでしょう。
ここで大事なのは、怖い夢やイヤな夢を見るから体調が悪くなったり、ものごとが思うように進まなくなったりするわけではない、ということ。原因はむしろ逆で、疲れて体調が悪かったり、なんらかの不安を抱えていたりするからこそ、怖い夢やイヤな夢を見るのです。そこを間違えないでくださいね。
また良い夢と比べて、怖い夢やイヤな夢と言うのはインパクトが強く印象に残りやすいため、目が覚めた後にも覚えている可能性が高いことが、悪夢が気になる原因のひとつと言えるでしょう。
大人が怖い夢を見る
大人は職場で受ける仕事に対するプレッシャーや義務感、あるいは対人面でのストレスなどがたまりがち。
上手に気分転換できれば良いのですが、真面目な人ほど休日などでも仕事のことを忘れられず、結果として疲れやストレスをためてしまう=夢見が悪くなり、怖い夢を見やすくなると言えるでしょう。
子供が怖い夢を見る
子供といっても幼児から高校生くらいまでだとかなり幅広いですが、たとえば幼稚園児などだと大人から怖い話を聞かされたり、ちょっと怖い展開のテレビや絵本を見たりしたときなどに、怖い夢を見てしまいがち。
大人や年長者にとって平気なものでも、小さな子供にとって怖いものはたくさんあります。小さな子供の心にイヤな記憶やトラウマを与えてしまわないよう、気を付けてあげてくださいね。
また学校に通う世代の子供になると、学校の成績や友達との関係性でストレスや不安を抱く機会が多くなります。そうした精神的なモヤモヤが悪夢につながると言えるでしょう。
病気との関係
病気で体調を崩しているときというのは、ついものごとの考え方なども後ろ向きになりがち。
病室からなかなか出られない、思うように体が動かないといった不満やストレス、あるいはちゃんと回復するのだろうかといった不安などが反映され、怖い夢を見やすくなると言えるでしょう。
寝る前に刺激の強いものを食べる
女性はあまりやらないかもしれませんが、夜もすっかり深まった時間帯、寝る前に刺激の強いもの(辛いラーメンなど)を食べると、深部体温が上昇してしまいます。
質の良い睡眠を取るためには、寝る前には深部体温が適度に下がっている方が良いため、刺激物を食べて深部体温を上げてしまうと、睡眠の質を悪くする=怖い夢を見やすくなるということに。スタイルや健康のためにも、寝る前の刺激物は控えた方が良いでしょう。
怖い夢ばかり見るときの心理状態
怖い夢ばかり見るときの心理状態は、ストレスやプレッシャーなどで体だけではなく精神的にも疲れ切っている状態と言えます。不安やストレスから睡眠が浅くなることで睡眠自体の質が悪くなり、その結果として怖い夢を見るという悪循環にハマっていると言えるでしょう。
まずはストレスや不安の原因を解決するか、距離を置くなどして、心身の状態を回復させることが大切です。
怖い夢を見て叫んで起きるのは?
よほど怖い夢を見ていたのか、叫んで目が覚める、飛び起きるような夢を見るときというのは、今のあなたが精神的に疲れ切っていることを表しています。積み重なった精神的ストレスが、体調面にまで悪い影響を及ぼしている状態と言えるでしょう。
ストレスなどから本格的に体調を崩してしまう前に、この機会にしっかり心身を休めてくださいね。
