スウェーデンといえば王宮の残る歴史深い街であり、冬はオーロラが見られるスポットでもあります。その美しい街並みに魅了されて世界中から観光で訪れる人も多いですね。
そんなスウェーデンの観光スポットはたくさんありすぎて、どれを紹介したらいいのか迷ってしまうくらいです。美しいスウェーデンの観光スポットをどのくらい知っていますか?
ヴィスビューのハンザ同盟都市
スウェーデンの数ある世界遺産の中でも人気のある観光地です。日本人においても「どこかで見たような風景だな」と思うはずです。
それもそのはず、ここはジブリの「魔女の宅急便」の舞台になった街なんです。海の見える街、オレンジ屋根、溢れる自然、どこをとっても一度は住んでみたいと思うはずです。
中世時代は、バルト海沿岸地域において大きな影響を有していた「ハンザ同盟」の中心でもあったスウェーデンの都市のひとつです。旧市街地は周囲を約3.5キロほどの城壁で囲まれています。ヴィスビューは13世紀〜14世紀に最も栄えていたと言われています。
16世紀になると、同じように繁栄を続けていたリューベックによってヴィスビューの街並みが破壊されてしまったと伝えられています。それでも城壁内に広がる現在のヴィスビューも、中世時代の建造物が数多く残されているので、当時の面影を見ることができます。スウェーデンの中でも歴史に残る観光スポットです。
ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島
スウェーデンの中でも非常に珍しいとされる世界遺産です。ボスニア湾沿岸に位置する「ヘーガ・クステン」と、フィンランドにある「クヴァルケン群島」が包括されていて、様々な自然現象が見られる観光スポットとして人気です。特に「リバウンド現象」と呼ばれる自然現象は、他の観光スポットでは見られない現象です。
リバウンド現象とは大地の隆起のことを表しており、氷河の流れによって大地が変動することをいいます。氷河が溶けると地面に向かって発生していた圧力が軽くなります。それにより、地面がむくむくと隆起してくる…といった現象なので、大地がまるで生きているように見えることでおなじみの観光スポットです。これがスウェーデンでは自然に起きる現象だと言うから驚きですね。
このような自然現象が見られるのもスウェーデンならではなので、興味のある人にはおすすめの観光スポットです。また、ここには長さ1210m以上もあるつり橋であるベガクステン橋が存在します。とても高い場所にある橋ですが、そこで見られる光景は一見の価値ありです。高いところが苦手でなければ、訪れて欲しいスウェーデンの観光スポットです。
ドロットニングホルム宮殿
スウェーデン王室の居城であるドロットニングホルム宮殿は、首都であるストックホルムからフェリーで向かう世界遺産です。白鳥が遊ぶメーラレン湖のローベン島にあり、広大な庭園に抱かれて建つクリーム色の宮殿が印象的な観光スポットです。その優美さから「北欧のヴェルサイユ宮殿」とも呼ばれています。
18世紀頃の姿がほぼそのまま残されていて、王家の住まいを除く一部が一般公開されています。ドロットニングホルムは、スウェーデン語で「王妃の小島」という意味を持つように、宮殿は歴代の王妃に愛されたといいます。フランス・バロック様式の宮殿と庭園、ロココ様式に改装された内装、著名な作家の絵画や彫刻で飾られた220室もの部屋など、3階建ての豪華な宮殿となっています。
スウェーデンの観光としても見ごたえのある宮殿になっています。また、王妃の中には芸術文化を愛する人もいました。そこで宮廷劇場を建築し、連夜、オペラ鑑賞や舞踏会が行われていたそうです。その歴史は今にも伝えられているので、現在も宮廷劇場ではオペラを鑑賞できます。スウェーデン歴代の王妃の芸術への想いを感じることができそうな観光スポットです。
ノーベル博物館
毎年、誰もが気になるノーベル賞。そのノーベル賞の歴史を知ることができる博物館として、スウェーデンの中でも人気の観光スポットです。ノーベル賞の創立者でもあるアルフレッド・ノーベルについても知ることができるのは興味深いですね。ノーベル賞によって人間は世界を変えていくことができる、と証明していくというのがこの博物館の理念です。
館内の展示は時間軸に沿っているので、歴史的背景と比較しながらノーベル賞の歴史を学ぶことができるように工夫されています。1901年から現在までの940名を超えるノーベル賞受賞者の肖像画が展示されているので日本人を探したり、興味のある発見を学んだりするのに飽きない観光スポットです。
中には子供向けの催しやクイズなども用意されていて、多くの年代にノーベル賞を知ってもらいたいという強い思いが伝わります。館内にあるレストランも一つの観光スポットです。
座っている椅子の裏にノーベル賞受賞者のサインが書いてあるのです。近い年代の受賞者のイスは壁にかけられています。その光景はなんとも面白いもので、観光客の人気の的です。スウェーデンでしか訪れることのできない観光スポットです。
アイスホテル
スウェーデンに行ったら一度は泊まりたいホテルの上位に該当するのがアイスホテルです。その名の通り、氷でできたホテルで、もちろん宿泊ができます。スウェーデンならではの気候を活用して建てられたこのホテルは、息を飲むほど美しいことで有名です。
外装、内装、飾りや家具まで全てが氷でできています。このホテルの凄いところはただ美しいというだけでなく、レジャー施設や設備もきちんと整えられています。例えば、ホテルの中には氷でできたアイスバーでお酒を楽しむことができます。氷でできた教会で結婚式を挙げることも可能です。様々なことができるので退屈な時間など感じられません。
アイスホテルを観光するにあたって1番の魅力は、視界一面が氷の世界であることです。照明に照らされて青白く染まった氷の世界をひとり占めできるのは、この上ない贅沢ですね。
しかもトナカイの毛で覆われた氷のベッドで眠ることができるので、夢の中まで氷の世界に浸れること間違いなしです。このホテルのプランにはスノーモービルでオーロラを見るプランも用意されているそうです。これこそスウェーデン観光の醍醐味ともいえるホテルですね。
まとめ
スウェーデンの人気観光スポットはいかがでしたか?
やはりスウェーデンといえば冷たい雪や氷の世界…白い世界が良く似合いますね。生活をするには過酷な場所かもしれませんが、一度は観光に行きたい場所として人気が高いです。
スウェーデンの人々の温かい人柄にもふれながら最高の思い出を作りたいですね。