昔から運勢を読み説き、開運を招く占いの術のひとつとして、広く使われてきた手相。その歴史は3000年以上前のインドに発祥し、中国を経て日本に伝わったとされています。その手相を使って知る開運の兆しとはどのようなものでしょうか?
手相で開運する5つのポイント
普通手のひらにある線を読むのが手相と解釈することが多いですが、実は開運できるかどうかを読み取るのはこの線だけではなく、手や指の形と大きさ、色、厚み、爪などいろいろな要素が加わったものが手相なのです。
どちらの手で運勢を知る?
手相においては、左手は先天的な運命の情報を、そして右手の線は後天的な情報を伝えているとされています。また中には男性は左手を、女性は右手を主に読むという手相術や、左利きか右利きかによって、どちらの手で現状を読むかは変わるという説もあります。
いずれにせよ、両手を使い先天的な運命と後天的な運勢を合わせてみることで、より正確な読みで開運へと導けることになります。
たとえば現状を伝える右手の手相が現在はパッとしなくても、左手の先天的な運勢を伝える手相には「マスカケ」と呼ばれる強運の線があれば、持って生まれた運命で、努力すれば人生を成功へと導けると読むことができるのです。
爪や手の甲も手相
手相は手のひらの線だけではなく、「丘」とよばれる指のつけね付近の肉が盛りあがった部分、爪の形や色と斑点があるかないか、手の形や色と肉づき、手の甲、指の形や長さなど、あらゆる要素を見てゆくのが本来の手相術です。
たとえば薬指の下にある「太陽丘」と呼ばれるところがふっくらしている人は、後ろだてを得られたり、金運にも恵まれやすく、逆に平であると自分で努力する必用があり、金運にもやや乏しいとされています。
手の色と形
手相において、大事な要素のひとつであるのが手の色や形です。中には左右で多少大きさが違っている人もいます。
右のほうが左手よりも大きければ、自分で自分の運を切り開くタイプと考えられ、左手が大きいと生まれ育った環境はよくても、生活力に欠けるとされています。
また手の甲の色が黒めであれば努力家であり、白めであれば芸術的な人が多いと考えられます。また手のひらの幅が太ければエネルギッシュであり、手をまっすぐにしたときに、手が後ろに反るかどうか、あるいは手を出したときに、指を閉じて出すか、指を広げて出すかによっても意味が変わってきます。
ちなみに手が反る人は社交的で、そうでない人は几帳面と考えられています。また、指を広げて手を出す人はパワフルで大雑把、そうでない人は内気で几帳面と考えられています。
手相の変化
手相は一生同じではありません。早ければ数日で、通常は数か月や数年かけて変化をします。とくに後天的な情報を表す右手は、努力次第で線が変化します。20代から30代の人は、変化が最もよく生じます。
また手相は環境や状況が変わるとそれに伴って線は変わってきます。特に変化しやすいのが手のひらの中指の下あたりから下に伸びる運命線と、小指の下あたりに横に短く伸びる結婚線です。この2つに関しては、自分でも観察してみると、その変化に気がつくのではないかと思います。それを目安に努力をしながら自ら開運へと導くことも可能なのです。
従って、現在の手相があまりよくないとしても、悲観することなく努力してみることで、人生を開運へと導けるはずです。
手相で開運
地道にいろいろなことに努力をすることで、手相は変化を見せ、開運へとつながります。その開運への速度をスピードアップしてみたいなと思うなら、お勧めしたいのが、自ら手相の線を手のひらに描くことです。
たとえば「金運に恵まれないなあ」と感じるなら、小指の下に縦に走る金運線を太く立派にペンで描くことで、金運を今までよりも開運へと導いていけるでしょう。結婚願望の人には、結婚線を太い1本のしっかりとした線を書いてみましょう。
ただ線を書く前に、紙に自分の願いは何なのか、何を開運したいのかをしっかりと書きだしておくと、さらに効果が期待できます。また線を描くときは、黒色などのペンではなく、できれば波動の高いカラーである金色や銀色のペンで描くとさらなる開運へとつながります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
手相といっても、手のひらの線を読むだけではなく、手のいろいろな要素を総合して読むことで、開運へと結び付けられる本当の手相を読みとくことができるのです。
また自分でも手のひらに線を描いてみることで、開運への兆しを感じてみることができるのではないでしょうか?